「パリピ孔明」観劇

舞台「パリピ孔明」 原作:『パリピ孔明』四葉タト・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載) 脚本・演出:石田明(NON STYLE) 美術:濱田真輝照明:齋藤喜和(Dort)音響:田中亮大(Paddy Field)映像:御調晃司衣裳:加藤佑里恵(藤衣裳)ヘアメイク:松前詠美子造形:添田翔太テーマ曲・舞台用楽曲:三善雅巳テーマ曲作詞:Yuki Kohmotoラップ楽曲提供:なんぶ振付:後藤健流(Hysterica)歌唱指導:藤川梓ギター指導:豊住サトシベース指導:柳川大地ドラム・カホン指導:沼田“283”翼レコーディングエンジニア:加藤晴都ミックス:水野大輔演出助手:高島紀彦舞台監督:田中翼(capital inc.)、金子裕明 <キャスト>諸葛孔明…藤田玲月見英子…岩田陽葵久遠七海…小泉萌香KABE太人…高尾楓弥(BUDDiiS)オーナー小林…なだぎ武ミア西表…立道梨緒奈ファン1号…大野紘幸赤兎馬カンフー…沖野晃司唐澤…碕理人 テレビでも大人気だった「パリピ孔明」が舞台になった。私はテレビ版を七海ひろきさんが出演するというところから見たので、まあ、そんなに本作を知らないのだが、芸能界という海千山千の世界を、天下の軍師、諸葛孔明の戦略で打開していく、という設定は面白いな、と思っていた。今回の作品は、原作の設定通りに進みつつも、ラップバトルのシーンをショーアップするなどして、舞台用に盛り上げていた。作品的には面白かったのだが、2階席までは埋まっていなくて残念…で、その埋まっていない2階席、私は…

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ミュージカル刀剣乱舞「陸奥一蓮」

ミュージカル刀剣乱舞「陸奥一蓮(みちのおくひとつはちす)」 原案:「刀剣乱舞ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)演出:茅野イサム脚本・作詞:浅井さやか音楽監督:YOSHIZUMI振付・ステージング:TETSUHARU、桜木涼介 音楽:YOSHIZUMI、和田俊輔美術:二村周作殺陣:清水大輔(和太刀)照明:林順之、喜多甲陽(ASG)音響:中島聡音響効果:青木タクヘイ(ステージオフィス)衣裳:小原敏博ヘアメイク:糸川智文(STRINGS)ライブ衣裳:農本美希(エレメンツ.アッシュ) <CAST>三日月宗近…黒羽麻璃央加州清光…佐藤流司蜂須賀虎徹…高橋健介鶴丸国永…岡宮来夢水心子正秀…小西成弥大包平…松島勇之介山姥切国広…加藤大悟 阿弖流為…山本亨母禮…細見大輔坂上田村麻呂…三上市朗 ミュージカル「刀剣乱舞」本編の最新作。これまでの作品では、過去作から登場している刀剣男士は一振りか二振りで、残りのメンバーが新たな刀剣男士ということが多かったが、今回は、全男士が再登板。本丸を離れた三日月宗近も久々に再登場する。「刀剣乱舞」というコンテンツのアイコン的存在の三日月宗近だが、ミュージカル版もステージ版も現在は「本丸にいない」設定になっている。2021年に上演されたステージ版の「无伝 夕紅の士」では、時系列を入れ替え、過去のエピソードとして三日月を登場させたが、本作では、本丸と袂を分かった三日月(黒羽)が任務に向かった本丸メンバーに再会するエピソードとなっている。本丸の出陣先…

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舞台「ヴィンランド・サガ」観劇

こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ提携公演舞台「ヴィンランド・サガ」 原作:幸村誠「ヴィンランド・サガ」(講談社「アフタヌーン」連載)脚本・演出:西田大輔 音楽:こおろぎ 舞台監督:清水スミカ美術:角田知穂照明:大波多秀起(デイライト)音響:前田規寛(ロア)映像:河崎貴司(TSUMIKI)衣裳:瓢子ちあきヘアメイク:黒田はるな大道具:Carps、美術工房いろあと、俳優座劇場小道具:平野雅史 振付:赤沼秀実 企画・製作:舞台『ヴィンランド・サガ』2024製作委員会主催:DisGOONie/講談社 <キャスト>トルフィン…橋本祥平クヌート…北村諒トールズ…中村誠治郎トルケル…林野健志ビョルン…磯貝龍乎フローキ…村田洋二郎ユルヴァ…山崎紗彩ラグナル…佐久間祐人ヴィリバルド…林田航平アスゲート…加藤靖久アトリ…澤田拓郎耳…本間健太ハーフダン…書川勇輝アシェラッド…萩野崇 タイトルに「サガ」とついている通り、膨大な原作であるため、「海の果て」篇と「英雄復活」篇の2作品を同時上演するというすごい企画になっている。ディスグーニーが初2.5次元舞台!ということがひとつのキャッチフレーズになっていたが、ディスグーニーらしい作品で、あまり2.5という点を意識しなかったのは、そもそも原作をミリも見ていないせいかもしれないし、原作自体が、少年漫画っぽくない小説的性格を帯びているから、かも。それぞれの篇で主演している橋本と北村が素晴らしいのは言うまでもないが、橋本演じるトルフィンの父親であるトールズ(…

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「青山オペレッタ」観劇

青山オペレッタTHE STAGE「メッザ・ルーナ/光と影」 企画・原案:サイバードキャラクターデザイン:滝田ちひろシナリオ原案:伊東愛脚本・演出:村井雄(KPR/開幕ペナントレース)振付・ステージング:本山新之助 美術:竹邊奈津子音楽・音響:SING_O_WORLD劇中楽曲・歌唱指導:奥村健介原作BGM提供:渡部チェル照明:大波多秀起(デイライト)映像:河崎貴司(株式会社TSUMIKI)衣裳デザイン:加藤佑里恵(藤衣裳)ヘアメイク:松原英作振付原案「Trust my path」:松本稽古歌唱指導:今山慎一郎演出助手:簾長李花舞台監督:田中聡 <キャスト>【メッザ】南雲朝斗…橋本真一椿理玖…佐藤祐吾寺嶌渉…田淵累生日々野天音…石橋弘毅【ノーヴァ】宮嶋あさひ…長江崚行斎鷹雄…中山優貴櫻井ノエ…大隅勇太加賀美祥太…友常勇気【ピエナ】美園爽人…佐藤たかみち聖波留…輝山立横澤寿泉…平賀勇成夏目澪…設楽銀河【ファルチェ】正留宗一郎…フクシノブキ八田紀世彦…堀海登真鳥夕…岩崎悠雅【劇団スタッフ】相良明之介…杉江大志八木尾卓也…小林竜之 ようやく、チームメッザの物語へ突入。「青山オペレッタ」は、劇団の俳優たちの稽古場風景、劇中劇、レビューシーンから構成されている。稽古場のところで、俳優たちが役を作り上げていく過程に、彼ら個人のエピソードも投入されている。今回は、メッザトップスタアの南雲朝斗(橋本)が、先輩を追い越してトップに就任し、その先輩が退団したことで、劇団員同士の争いを極端に嫌う南雲のバックボーンが…

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「HUNTER×HUNTER 2」観劇

「HUNTER×HUNTER THE STAGE 2」 原作:冨樫義博脚本・演出:山崎彬音楽:坂部剛 振付:當間里美美術:田中敏恵照明:加藤直子(松本デザイン室)音響:増澤努音響効果:天野高志映像:O-beron inc.衣裳:及川千春(とわづくり)ヘアメイク:糸川智文(STRINGS)特殊造形:林屋陽二アクション監督:加藤学歌唱指導:宗田梁市稽古場ピアノ:伊藤辰哉演出助手:木下マカイ舞台監督:今野健一(KeyStones) <キャスト>ゴン…大友至恩キルア…阿久津仁愛クラピカ…小越勇輝レオリオ…近藤頌利ノブナガ…村田充フェイタン…平松來馬マチ…秋野祐香フィンクス…田鶴翔吾シャルナーク…織部典成シズク…佐當友莉亜パクノダ…鳳翔大ウボォーギン…伊勢大貴シルバ…北村圭吾ゼノ…椎名鯛造センリツ…岩田弘子ネオン…櫻井佑音ライト…和泉宗兵ヒソカ…丘山晴己クロロ…太田基裕イルミ(声)…上田堪大 「1」に続いて、行ってきました「HUNTER×HUNTER」は、たぶん家に単行本があって、それでタイトルは知っていたが、読んではいなかった。同じように置いてあった「ヒカルの碁」は読んでハマったのに、こういうのって縁なんですかね。前作は、小越勇輝の舞台姿を見たかったのと、近藤頌利や椎名鯛造、丘山晴己といった信頼できる素敵な俳優さんが出ていることから観劇を決めた。あと、「悪い芝居」の山崎彬さんが2.5次元舞台をどんな風に演出するのか、ということにも興味があり…結果、とても面白かったし、「2」には、推しの太田もっくん…

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「PSYCHO-PASS」観劇

舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice3」 原作:サイコパス製作委員会総合演出:本広克行脚本:深見真音楽:菅野祐悟 演出:元吉庸泰演出補:荒井遼脚本協力:私オムアクション監督:奥住英明(T.P.O.office)ステージング:多和田任益(梅棒)美術:石原敬(BLANk R&D)照明:吉川ひろ子音響:毎原範俊(エス・シー・アライアンス)、今村太志(エス・シー・アライアンス)ドミネーターSE:小山恭正映像:O-beron衣裳:桃木春香ヘアメイク:河村陽子キャスティング:霞麻衣子(FAB)舞台監督:大友圭一郎 <キャスト>九泉晴人…鈴木拡樹海堂自我…和田雅成林崎仁哉…多和田任益(梅棒)鹿取尊…田村心水落涼介…菊池修司馬場吾郎…中村祐志青蓮院洸也…春本ヒロ仁木蔵藻負…高橋駿一イリュージオ…山本咲希葉原博…工藤潤矢(映像出演)嘉納火炉…和田琢磨(ボイスキャスト)常守朱…花澤香菜         壬生壌宗…榊原良子         ドミネーター…日髙のり子 舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice」シリーズは、テレビアニメ「PSYCHO-PASS」シリーズのスピンオフ的位置付けで2019年にスタートした。副題の「Virtue and Vice」とは「美徳と悪徳」というような意味。舞台シリーズは、第一作でW主演だった九泉(鈴木)と嘉納(和田琢磨)が相打ちのような形で終演となり、第二作は、嘉納主演で前日譚が描かれていた。この第三作にして最終作では、第一作で…

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THE STAGE「HIGH CARD」観劇

THE STAGE「HIGH CARD」CRACK A HAND 原作:TMS・河本ほむら・武野光「HIGH CARD」 演出:山本一慶脚本:西森英行音楽:ただすけ美術:乘峯雅寛 舞台監督:今野健一 アクション監督:加藤学 振付:MAMORU 照明:大波多秀起 音響:宮城貴弘 映像:O-beron inc. 衣裳:摩耶 ヘアメイク:車谷結 特殊小道具:桜田卓 歌唱指導:藤川梓 演出助手:山口美絵 制作進行:麻田幹太 制作:尾崎裕子 主催:HIGH CARD the STAGE Project <出演>フィン・オールドマン…赤澤遼太郎クリス・レッドグレイヴ…丘山晴己レオ・コンスタンティン・ピノクル…石橋弘毅ウェンディ・サトー…七木奏音ヴィジャイ・クマール・シン…松田岳ノーマン・キングスタット…久保田秀敏ボビー・ボール…里中将道ミシェル・レッドグレイヴ…行天優莉奈チェルシー・ハモンド…明音亜弥バーナード・シモンズ…萩野崇 孤児院で育ったフィンは、立ち退きを迫られている孤児院を救うため、一攫千金を目指してカジノに向かう。そこでフィンは、クリス・レッドグレイヴと運命的な出会いを果たし、国中に四散した52枚のカードを回収する「ハイカード」のメンバーとなる。シリーズ第一作の今回は、フィンと仲間たちの背景と対抗する敵組織の存在が語られる。 「ミュージカル 憂国のモリアーティ」の西森-ただすけラインのお仕事だし、一慶くん(ルイス)初演出だし、くぼひでくん(アルバート)大活躍だし…奏音ちゃん(ハドソンさん)…

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「FORGOOD」(REAL⇔FAKE)

REAL⇔FAKE Final StageSPECIAL EVENT「FOR GOOD」 「REAL⇔FAKE」という映像作品を知ったのは、コロナ禍で「刀剣乱舞」にハマり、そこから2.5次元俳優を調べている時。2.5次元俳優を使った映像作品で、そこに声優でアーティストの蒼井翔太が加わり、男性ボーカルグループをめぐってのミステリーっぽいストーリーが展開する。6人組のグループ、Stellar CROWNS(ステラクラウンズ)がひとつの家で共同生活している日常と、そこに挿入される、ミステリー。Stellar CROWNSとのユニットに加わるはずの朱音(蒼井)が行方不明になったのだ。事件に巻き込まれる6人のメンバーも、意外とそれぞれ怪しい過去がありそうで、物語は混迷する。シーズン2では、朱音は、Stellar CROWNSの事務所の社長になっていて、新たなグループASTRA RING(アストラリング)のプロデュースに専念すると言う。ところがそのメンバーというのが、かつて、Stellar CROWNSの牧野凪沙(荒牧慶彦)、育田悠輔(植田圭輔)が所属していたグループFyrklover(フィルクローバー)の残りのメンバー、卯野紘希(猪野広樹)と稲森弥月(笹森裕貴)だった。体が弱くて脱退したはずの育田がちゃっかりデビューしていたことが許せない二人は、Stellar CROWNSへの敵意を隠さない。そんな時、牧野が行方不明になり…。シーズン3では、オフに山奥の洋館を訪れたStellar CROWNSと卯野が、バ…

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「転生したらスライムだった件」観劇

舞台「転生したらスライムだった件」 原作:川上泰樹・伏瀬・みっつばー『転生したらスライムだった件』(講談社「月刊少年シリウス」連載) 脚本・演出・作詞:伊勢直弘 舞台音楽:こおろぎ 殺陣指導:奥住英明 スライムギミック:風船太郎(映像出演) 振付:相原えみり 歌唱指導:水野里香 技術監督:寅川英司 舞台監督:佐光望 美術:竹邊奈津子 照明:田中徹 音響:高橋秀雄、石井雄太 映像:荒川ヒロキ、森すみれ 衣裳:加藤佑里恵 ヘアメイク:松前詠美子 小道具:羽鳥健一 演出助手:入江浩平 デザイナー:TRMN カメラマン:草場雄介 制作進行:杉田智彦 制作:DMM STAGE 主催:舞台『転生したらスライムだった件』製作委員会 いつものように、原作みりしら状態での参戦。開始5分で気づく。あ、これ、私無理なヤツだ。そうなのです。ファンタジー系作品が理解できない私には、この物語は難しい。 なので、理解できないながら、出演者たちの活躍と美しさを堪能する方向に転換。お目当ての七木奏音ちゃん演じるシズは、物語を理解できずに四苦八苦している間に死亡&主人公のリムル(尾木波奈)に捕食され(食べられ)てしまう。え、もう、こんなに早く離脱と青くなったが、ソーカという役でも活躍。むしろ、こちらの方が活躍していたかもしれない。 2.5次元作品あるあるで、「つづく」的な感じで終わったが、本役で亡くなってしまった場合、別役の方で活躍していても次はないのかなぁお友達の「推し」ランブロを手に入れたので、プレゼント私は、ランブロっ…

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「憂国のモリアーティ」リリイベ♪

「ミュージカル憂国のモリアーティ」」Op-4“犯人は二人”の発売記念イベントに参加してきました 円盤の予約の際、「8月5日に開催されるイベントに参加したいか」の質問があり、参加希望者から抽選で参加できるというもの。案内状が円盤に封入されていて、やったーと喜んだが、座席の抽選でさらに1列目が当たり、テンションマックス楽しくて幸せな時間でした 司会の高木俊さん(レストレード警部役)による、はちゃめちゃながらも最高の盛り上げのもと、Op.4の主な出演者たちが、ゲームを繰り広げてくれた。次回は出演しない(Op.4で死亡)ミルヴァートン役の藤田玲氏、一人、終わっちゃった人の気楽な雰囲気が漂ってきて、面白かった。(ほかのメンバーは、絶賛稽古中)ゲーム中もカメラを抱えてメンバーを激写している、カメラマン兼任井澤勇貴くん。なぜか、いつもオチになってしまう、鎌苅健太さん。すごく暑かったけど、このあと、北千住に行くというハードスケジュールだったけど、行けてよかったです。

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