いつまでも「女の子ですからね」でいいのか?

本日、花組集合日。退団者の発表と、公演の配役発表があった。どちらも言いたいこと満載なのだが、今夜は、退団者について。 2006/12/26花組 退団者のお知らせ下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。(花組)  華城季帆 澪乃せいら   2006年12月26日付で退団  華桐わかな   2007年5月13日(花組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 華城季帆が主演した「MIND TRAVELLER」の公演から1ヶ月すら経っていない。 華城は、宝塚が属する阪神・阪急グループの一員である日比谷シャンテのイメージガールも務めていた。なのに、集合日退団である。「いやー、女の子の考えることはわかりませんわ。」「女の子ですからねー、困ったもんです。」女子社員が急に退職すると、おじさんたちは、こんなことを言ってお茶を濁すことになっている。お茶を濁すだけなので、そこには、なんの解決策も問題意識もない。女の子が気まぐれに辞めた、彼らの世界ではそこで自己完結がされてしまう。誰も責任は取らない。だって代わりなんていくらでもいるんだから。 違うだろう! と思う。たかが「女の子の気まぐれ」で、おじさんたちの人生が変わるなんて許せないかもしれないけど、これじゃ危機管理能力がなさすぎ、と言わざるを得ない。そんな気まぐれで辞めちゃうような女の子を、キャンペーンで使ったのは誰ですか?2006年の花バウ公演のヒロイン、気まぐれな二人が主演独占ですけど、いいんですか?本当に誰も責任取らなくていいんですか? 「た…

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腑に落ちないワケ

貴城けい、紫城るいの大劇場最後の日。 ENAKでは、写真付の速報が出た。そのサヨナラ写真を見て、この一作のみのサヨナラ劇が、あの2002年以上に腑に落ちなかった理由が、ようやくわかった。 あの時、植田理事長は、一作で卒業する生徒たちを、「学年が行き過ぎている」から「世代交代」のために「切る」と言った。たしかに、73期の彼女たちより、1年後輩の和央ようかは、すでに2000年にトップの座についていた。彼女たちが一作で卒業すれば、次のトップは、次世代の77期生となることがわかっていた。 今回の卒業劇、貴城けいは、誰よりも「若い」トップだった。学年も、実年齢も。いったいなんのために彼女は一作で去っていくのか?一作で去るなら、なぜ、落下傘トップにならねばならなかったのか?「学年が行き過ぎている」わけでもない貴城が退団する理由は、あの時、植田理事長がもうひとつ言った、とても失礼な理由だとでも言うのだろうか?それなら、後任の大和は、それを払拭できるとでもいうのだろうか?そこが腑に落ちない理由だった。いちばん若いトップをいちばん早く去らせる、ということが。 最後の日だから、おめでとう、と送り出したいのに、どうしても心が動かない、そんな12月12日― ※当日出すには衝撃的すぎるかな?と思って、時間差で出しました。 【去年の今日】金箔入りのカエル、人呼んで「金カエル」。大事に持っているが、金は帰って来ているのだろうか?回り回って、なんとなく帰って来てくれているようにも思うのだが。

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