秘書劇場潜入記-1

「麗しのサブリナ」「EXCITER!!」未涼亜希茶に行ってまいりました。今回は花組最後のお茶会。まっつが組替えについてどんな話をするか、という興味も手伝ってか、参加希望者が殺到したらしく、シアター形式のお茶会となった。シアター形式だから「秘書劇場」というタイトルなんです。念のため。以前、お茶会のテンションは客席が決めるようなことを言っていたまっつだけに、今回は、テンションもずっと高いまま、楽しいトークは相変わらず…という感じで、大満足のお茶会だった。以下、簡単ではありますが、レポートです。私にとっては初めてのシアター。まっつ的にはどうだったんだろう?乾杯の段になって、客席がガサガサペットボトルを取り出すのを見ながら、「大変ですね」と、面白そう。そして、「ガサガサガサガサ」と、いきなり実況ご挨拶の中では、「広い会場があえばよかったんですけど…」とこちらを気遣ってくれる優しさも見せつつ、毒舌はこの日も絶好調なのであった。どうやら大劇場のお茶会かなにかで、足上げの調子がいいと、公演の調子がいいという話をしていたらしく、まずは、足上げの調子について聞かれていた。足上げでテンションが上がるのだそうで、右肩上がりというか、今のとこ調子がいいそうです。(実は、この辺、何の話だか、いまいちわかってません。)続いて、電話のシーン(上手銀橋での一人芝居)は難しいですか?という質問に、「いや、別に」とシンプルな回答。ただ、そのシーンは、セリフが東京公演直前までいろいろと変わったということで、大変だったらしいです。元々は…

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張良先生茶話会潜入記-2

続きです。桜乃彩音さんのミュージックサロンについての感想。「音取って出た感じ」正味お稽古が4-5日、しかも大劇場公演中の夜しかないという状態で、振付した日くらいしか先生はいなかった。本通しまで、覚えられない感じで、三人の中で、一番やばかった。「すいません、無理です」と言うくらい、最悪だったとか。最後の2曲は、音覚えていない。研究とかしてる場合じゃない。ただ、♪あ~♪とか歌ってりゃいいと思ってた。まさか、こんなに曲があるとは…!出ていた公演の曲だったのに、憶えていない。パレルモの曲なんて、聴いても思い出せない。そんなものがあったことすら、忘れている。オサさんのコンサートの曲なんか、DVD見ても思い出せない。自分の出たDVDとか見たくないけど、そんなこと言ってられなくて見たのに。こういう機会を与えていただいて、ありがたいとは思うけれど、こんなに苦労したDSは初めて!でも彩音ちゃんが楽しければ、それでいい、と思った4日間だった。難しかった曲は全部だけど、特に“ピアノの曲”!彩音ちゃんの伴奏で歌った曲。あと、「うたかたの恋」もしんどかった。もう、満足しました。せいいっぱいでした。…ということは、この曲を歌いたかったのか、ルドルフ役をやりたかったのか…。難しい歌ではないけれど、サビのところがずっと同じ音域で続くので、これがキツい…と。頑張ったけど、そのせいで本公演がやられたそうで、“限界でした”と。なお、だいもんとのMCについては、「一言一句、台本です」と。適当にしゃべる、ではなく、きっちり書き込まれた台本…

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張良先生茶話会潜入記-1

「虞美人」未涼亜希茶に行ってまいりましたで、今回も楽しいお話がたくさん聞けた。まず、役については、大劇場と東京で変更点はなし、とのこと。東京公演のためのお稽古が一週間位しかないので、昔のようにもう一度練り直して…という感じではないし、別に敢えて変えるところもないと感じている。むしろ、大劇場の勢いを大切にしたいと思う。ただファンの方からのお手紙では、変わったというようなことも書かれている。それはたぶん、大劇場と東京で変わったのではなく、毎日違う芝居になっているところなんだと思う。相手とのやりとりとか、その日の気持ちとかで変わっている部分はある。張良メイクのポイントは、中国ものなので、日本物のメイクに近い。ただ張良は武人ではないし、“女のような…”と形容されている人なので、眉も太くしないで涼しげな感じになるように、と心がけている。演じていて、張良って頭いい!と思うところは?と聞かれ、「役ですから!」別に頭いいな…と思いながら演じているわけではないとか。しかし、張良のことは尊敬しているとは言っていた。張良を見習いたいところは、自分は、アクシデントがあるとテンパってしまうが、張良は常に冷静に判断ができるので、羨ましい。項伯(煌雅あさひ)が危機を教えてくれて、鴻門の会に臨む時、本当に言ったかどうかは不明なんですが、「明日があると思うな。今日を生きよう」みたいなことを言ったという本があり、その日一日、悔いを残したくない気持ちで演じている。金印を持って走るところでは、転びそうになったりしないか?という質問には、…

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ベルナール茶潜入記-2

「その1」はこちらです。では、全国ツアー、梅田芸術劇場の強烈な思い出編から。【梅田芸術劇場のハプニング】ショー、「Red Hot Sea2」のオープニングは、シェル(愛音羽麗)のソロの後、紗幕の中でお魚さんたちが踊っているところで本舞台の幕が開く。全国ツアーの会場は、それぞれ特徴があるが、梅芸の場合、セットのお魚さんの吊りものがけっこう前の方に吊られていたらしい。ちょっと振り向くと、「わっ、近っ!」という感じだったとか。そして、その日、後ろが詰まっているにもかかわらず、紗幕が開かなかった…。(まっつ、ここから、立って説明。普段よりずっとヒールの高いブーツを履いていたのに、オープニングのお魚ダンスまで踊ってくれた。)こういうアクシデントの時、組子は、センターを見て、センターの人に合わせる。だから、まっつも、「ゆうひさん、どうするんだろう?ちゃんとゆうひさんに合わせなきゃ」と思っていたらしい。すると、ゆうひさんは、満面の笑みで振り返って、「みんな、どうするの?」的な雰囲気。みんな、「私を見ないでください」みたいな感じになってしまったらしい。そうこうするうちに紗幕が上がり、ゆうひさんについて前進しようとすると、肝心のゆうひさんが、すごいめちゃくちゃになってしまっていて、ついていこうにも、「いったいどうしたいんですか?」的状態だったとか。大劇場の時も振りを忘れて、すごい笑顔で、こっちの振りをうかがってた時があった。クールに見えて、テンパるとめちゃくちゃ面白い人ですと、熱く語ってくれた。クールに見えて、まっ…

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ベルナール茶潜入記-1

まっつこと未涼亜希さんの「外伝 ベルサイユのばら/EXCITER!!」東京公演お茶会に参加した。今回は、いつにも増してトークに時間が割かれていた。歌のプレゼントがない&握手会がないから必然的にそうなるのだろうが、まっつのトークは面白いので大歓迎だ。歌は公演で満喫すればいいしね。<ベルばらについて>【ベルナールはなぜ覆面を外すか?】「なぜでしょうね?植田先生に聞いて下さい。」と、突き離しておいて、それが宝塚マジック、顔が見えないと可哀想、という先生のご厚意だと感じているそうです。【革命が成功した時、何と叫んでいるか?】「やったぞー!」と言っている。もっとうまい言葉がないか、模索した。革命は始まったところだし、終わったっぽいセリフはどうか、とも思ったが、自分を勢いづけるような言葉を発したかったので。【黒い騎士が終わってから革命まで、楽屋で何をしているか?】マンガを読んでますね。黒い騎士の出番が終わると、新公で自分の役をやる煌雅あさひちゃんがウェットティッシュを持って待っているので、二人で語らいながら楽屋へ。楽屋では真飛(聖)さんのところへ行ったり、立ち回りの確認などしつつ、結局はずっと遊んでいる。戻ると、まず、“壮(一帆)さんと華形(ひかる)みつるさま”がいるので、話しているうちに、悠真(倫)さんが帰って来て…みたいな感じで入れ替わり立ち替わり…という楽屋。マンガは、最初、「聖☆おにいさん」…最近4巻が出たという…を読んでて、最近は、華形ひかるさまが「BASARA」を持って来てくれたので、それを読んで…

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パリ祭2009

フランス革命220年記念パリ祭(?)についての発表があった。2009/03/20宝塚巴里祭2009<タイトル> 「宝塚巴里祭2009」<構成・演出> 中村 一徳<出演者> (花組)未涼亜希 他花組メンバー<料金> 26,000円(各ホテル共・税サ込)■ホテルグランドパレス<日時> 2009年7月8日(水)・9日(木)       ディナー18:00~19:30 ショー19:30~20:30<場所> 2階「ダイヤモンドルーム」<前売日> 2009年5月30日(土)10:00~■ホテル阪急インターナショナル<日時> 2009年7月13日(月)・14日(火)       ディナー18:30~19:45 ショー19:45~20:45<場所> 4階「紫苑の間」<前売日> 2009年5月26日(火)10:00~以前、轟さんのDSにまっつが出演した時は、出先から一応電話してみたのだが繋がらず…今度は、まっつのDSだから(←だっけ?)ぜひ行ってみたいなぁ。休み取れるかなぁ…

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未涼亜希ディナーショー……出演

宝塚歌劇公式HPより2008/08/28轟 悠 ディナーショー(追)※タイトルとその他の出演者が決定いたしました。<タイトル>『 Fallin' Love with Yu』<構成・演出> 酒井 澄夫<出演者> (専科)轟 悠         (花組)未涼 亜希、桜 一花<料金> 27,000円(各ホテル共・税込み)■パレスホテル<日時> 2008年11月1日(土)・2日(日)ディナー18:00~19:30/ショー19:30~20:30<場所> 2階「ローズルーム」■ホテル阪急インターナショナル<日時> 2008年11月4日(火)・5日(水)ディナー18:30~19:45/ショー19:45~20:45<場所> 4階「紫苑の間」以上、引用終わり。最近の妄想として、まっつのDSがあったら、絶対に行きたい!というのがあった。お茶会に連れて行ってくれるまっつファンの友人によれば、みわっちさんがやっと初DSなんだから、まだまだ無理とのことだったが、まっつが歌いまくるDS、まっつの歌だけが繰り返し聴けるDS、あの声だけをずっと聴いていられるDS、それはどんなに贅沢な空間だろうと思う。理事のDSですか…友人の某Tちゃんは、ひろみファンなのに、理事が出るばっかりに青年館の理事コンサートを観に行けなかったらしいが、私はそれほど理事嫌いではない。理事コンサートも楽しく鑑賞した。しかし、まっつDSならともかく、理事のDSで27,000円…いや、電話がつながるとしてだが…払えるだろうか?まっつがDSに出ている、しか…

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まっつon TV

家に帰ったら、お茶会の写真が届いていた。 仕事早い… まっつ、可愛い! というところで、タイミングよく、「カフェブレイク」のゲストもまっつ。 某大空さんの時のは、録画したまま観ていないのに、なぜか、オンタイムで見てしまいました。 まっつらしいお洒落で、とても素敵な雰囲気のモノトーン・ファッション。トークの内容は、お茶会参加者にとっては、これといって目新しいものはなかった。 あ、アブ・サランは「なんでも一番」の人らしい。 弟の仇打ちのためだけの先陣志願じゃなかったらしい。 そして、やっぱり「ベルばら」が楽しみとのこと。 色々言われていても、やっぱり宝塚に入ったからには、一度経験したい作品ということなんだろうなぁ。 どんな役を演じるのか、楽しみだったり、心配だったり。

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アブ・サラン髭茶潜入記

夏らしく、公演にも合わせて…だったのか、上半身は白(白Tシャツに白ジャケット)、下は淡い色のジーンズに、白のミュールかな?まあそんな夏らしい麗しいお姿だった。<愛と死のアラビア>【ヒゲについて】まっつの演じるアブ・サランは、17歳。向こうでは15歳から成人で、髭は成人の証。髭は最初、「付けたい人は付けて」ということだったのに、結局、付ける人は演出家に決められた。当初は、前回の大劇場公演も髭だったこと、今回の衣装は、かぶりもので顔を覆っているので、髭まで付けたら客席から自分の顔がほとんど見えないだろうこと、など、積極的にはなれなかった。でも、アゴヒゲまであるのは、自分から申し出た。(←どっちなんや!)【アブ・サラン】アブ・サランには恋人はいない。(まっつは、よく自分の演じる役を「あの人」と称する。)「恋人いないですよ、あの人」おそらく、弟の復讐のために生きてきて、他のことは考えていなかったらしい。ただし、スーダン遠征は2年後なので、その頃には、いろいろ経験しているかも?とのこと。【ベドウィン音頭】東京公演から、「ベドウィン音頭」が銀橋スタートになった件については。台本には元々銀橋と書いてあった、とか。それがなぜか、本舞台スタートに。ただ、最初は、少ない人数で、あの空間を埋めることはできなかったと思う。大劇場公演で頑張ったから、そして、ベドウィンチームの力が結集して、舞台の空間を埋めたから、人数増とともに、銀橋に行けたのだと思うし、それでよかったと思う。東京公演お稽古の時、谷先生が、もったいぶって、「…

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謙吉茶

嗚呼、相沢謙吉が如き良友は世にまた得がたかるべし。されど我脳裡に一点の彼を憎むこゝろ今日までも残れりけり。<森鴎外「舞姫」文末の一節>花組東京特別公演「舞姫」観劇後、主人公・太田豊太郎の親友、相沢謙吉役を演じた、未涼亜希さんのお茶会に参加した。「舞姫」の感想については、後日詳しく書きたいが、優柔不断な豊太郎に代わって「舞姫」の悲劇を演出する男が、親友の相沢謙吉である。彼は、親友が女のために一生を棒に振ろうとしているのが許せなかった。親友の「気持ち」より、「あるべき姿」のために(言い方を変えれば、現在の恋情を切り捨てることで、未来に後悔しないように)画策し、そのために親友が深く愛した女が発狂するまで追い詰めた。(↑)ネタバレとか言わないで下さいね。「舞姫」のストーリーは原作通りですし、原作は日本人なら一度は通過する超有名作ですから。だから、この小説の文末は、冒頭の一文で終わる。太田は、相沢の厚情に感謝しながらも、彼への「憎むこゝろ」は消えない。そうなると知って、憎まれ役を引き受けた相沢こそ本当の親友だろう、という考え方もできるし、そういう相沢の「おせっかい」は、実は太田のためではなく、相沢のひとりよがりなのではないか、とも思える。(自分の考える道こそが、太田を幸せにすると信じきっている)演技巧者のまっつが、相沢謙吉をどう演じようとしていたのか、今回は、そんな興味を持って参加することとなった。会場について書くのは、タブーということになっているらしいが、今回の会場は、大日本帝国憲法(明治憲法)発布の際、…

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