「卒塔婆小町」

「卒塔婆小町」 作:三島由紀夫演出:倉田淳 舞台美術・舞台監督:倉本徹音楽:竹下亮(OFFICE my on)照明:阪口美和衣裳:竹原典子衣裳スタッフ:砂田悠香理、矢作多真美ヘアメイク:川村和枝(p-bird)ヘアメイクスタッフ:望月香織振付:新海絵理子大道具:倉本工房小道具:高津装飾美術、倉本工房演出助手:宮本紗也加宣伝美術:及川健制作:大野純也、三浦未来デスク:平河夏制作協力:東容子、小泉裕子、三浦明日香協力:ニケステージワークス、酒井著作権事務所助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業) <配役>(蘇芳チーム/深縹チーム/水縹チーム)老婆…倉本徹/山本芳樹詩人…仲原裕之/関戸博一/宇佐見輝恋人の男…千葉健玖恋人の女…宇佐見輝/伊藤清之(Fresh)鹿鳴館の男A…千葉健玖鹿鳴館の男ほかB…江口翔平鹿鳴館の男ほかC…山本芳樹/仲原裕之鹿鳴館の女A…宇佐見輝/伊藤清之(Fresh)鹿鳴館の女ほかB…若林健吾鹿鳴館の女ほかC…吉成奨人給仕…前木健太郎(Fresh)、鈴木宏明(Fresh)浮浪者…古川創太、鈴木宏明(Fresh)/前木健太郎(Fresh)※苗字と名前で色分けしている人は、2チームで同役。 舞台は、現代の公園。といっても三島の時代の現代なので、戦後の昭和な風景。(鹿鳴館時代(1883-87)の80年後と婆さんが言っているので、1963-67位の時代、と特定できるものの、そこまで厳密な時代設定は、いらないような気がする。)公園では、3組の恋人同士が時間を止めてい…

続きを読む

「深草少将の恋」観劇

「深草少将の恋」 作・演出:倉田淳 舞台美術・舞台監督:倉本徹音楽:竹下亮(OFFICE my on)劇中曲作詞作曲・歌:山本芳樹その他の劇中曲作詞:宮本紗也加その他の劇中曲作曲:竹下亮照明:阪口美和衣裳:竹原典子衣裳スタッフ:砂田悠香理、矢作多真美ヘアメイク:川村和枝(p-bird)ヘアメイクスタッフ:望月香織振付:新海絵理子大道具:倉本工房小道具:高津装飾美術、倉本工房演出助手:宮本紗也加宣伝美術:及川健制作:大野純也、三浦未来デスク:平河夏制作協力:東容子、小泉裕子、三浦明日香協力:ニケステージワークス、酒井著作権事務所助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業) 三島由紀夫の≪近代能楽集≫シリーズは、ひとつひとつの芝居が短いため、それだけを取り出して単独上演することは、物理的に難しい。(上演時間1時間以内の演劇公演が商業ベースで成り立つのか、検討の余地はあるだろうが)美輪明宏が今年上演した公演では、「葵上」と「卒塔婆小町」を一緒に上演していた。まあ、だいたい、そんなふうに2作か3作を纏めて上演することが多い。(能自体、数作、間に狂言も交えて上演するものだしね) が、スタジオライフの倉田淳氏は、「卒塔婆小町」の単独上演に拘ったのか、別の能楽集作品ではなく、能「卒塔婆小町」に登場する「深草少将」の物語を作って、これと同時上演するという手段に出た。 とはいえ、深草少将の物語もそれほど長いエピソードのものではない。小野小町に求愛した深草少将は、小町から百夜続けて通ってくれた…

続きを読む

「THE SMALL POPPIES」観劇

「THE SMALL POPPIES」  by DAVID HOLMAN 上演台本・演出:倉田淳 美術:乘峯雅寛舞台監督:倉本徹照明:日下靖順(ASG)照明オペレーター:伊藤直子音響:竹下亮(OFFICE my on)衣裳:竹内陽子衣裳協力:井口茉実ヘアメイク:MUU大道具:俳優座劇場演出助手:宮本紗也加宣伝美術:嶋倫子語学協力:ギリシャプラザ、東洋大学教授 村田奈々子、東京中央日本語学院、HOANG THI QUYNH、中村祐介、マイデスク:武井啓子、平河夏制作:大野純也、三浦未来制作協力:東容子、小泉裕子Special Thanks:天沼蓉子 オーストラリアを舞台に、小学校入学前の子供たちを主人公にした芝居に、男優だけの劇団スタジオライフが挑戦するといえば、刺激的に聞こえるかもしれないが、今やスタジオライフにとって、年齢や性別は、「演じる」上で、それほど大きな要因にはなっていない。彼らは魂を演じる劇団なのだ。 今回の公演もWキャストになっている。(コアラ/カンガルーの記載順。シングルキャストは黒字)主人公のクリント(山本芳樹/岩崎大)は、5歳の子ども。オーストラリアでは、5歳になると、小学校入学前の準備学校に入学する。作品では、「大きい子のがっこう」と呼ばれている。クリントは、揺れている。両親は離婚、母親(仲原裕之)には既に新しいボーイフレンドができたようだ。その上、一緒に大きい子のがっこうに行くつもりだった、唯一の親友・マリア(緒方和也/江口翔平)は、引っ越してしまうという。それでも…

続きを読む

「言葉の奥ゆき」(3)

(2)はこちらです。 (3)は、My2回目の、トークスペシャルから。 「言葉の奥ゆき」公演楽前日、最後の(4回目の)トークスペシャルが開催された。前説、送り出しは、関戸博一が担当。曽世が前説の時は、トークスペシャルでは携帯電話など音の出る機器のOFFは「自己責任」と言っていたが、今回は、その曽世が出演するので、もし携帯が鳴ったら、「出ちゃうかもしれないので、OFFしてください、自衛のために」という案内。グッズの紹介もしていたが、この日の13時公演で、牧島さん製作の「まきお」アクキーは完売したとのことだった。 グッズはこんな感じ。右側が「まきお」600円。左がおいちゃんの描いた「イラストポストカード」2枚で400円。 トークスペシャルの出演は、曽世海司、松本慎也、仲原裕之、久保優二。この回も、オクユキストを目指して、4人がガチバトル。曽世がハイテンションで司会兼参加者として頑張っていて、松本がそれを完璧にフォロー、仲原が忠実について行っているのに、完全にマイペースのテンションを貫く久保が面白すぎる。新しい言葉(その場でカードを引いて出た文字を合わせて単語を創作)の意味を即興でさも知っているかの如く言ってのける、というゲームが面白かった。これ、初日もやっていたゲームなのだが、サイコロで文字数を決めていたので、「5文字」の単語ばっかりになったこと、「ぴゃ」とか「にゅ」とかの言葉がたくさん出てきたことで、分かりづらかった。その辺は「5」「6」が出てきても「4文字」とする、というルールを作ったり…

続きを読む

「言葉の奥ゆき」(2)

(1)はこちらです。 では、My初日の夜公演、トークスペシャルから。 「言葉の奥ゆき」公演2日目、最初のトークスペシャルが開催された。前説、送り出しは、16時公演同様、曽世海司が担当。開始前に携帯電話など音の出る機器は必ずOFFしてくださいと、今回は“朗読”なので、かなり厳しく言っているのだが、今回はぐだぐだが予想されるトークということで、「各自の判断で。ただし、鳴ったら出演者の餌食になります」という案内だった。出演は、笠原浩夫、及川健、岩崎大、関戸博一。この四人は、この日2回行われた「言葉の奥ゆき」本公演の方で、それぞれ朗読を行っている。もとが小説なので、長さは一定ではない。笠原・及川は40分強、関戸が30分強、岩崎が10分強…だったかな。長さの差は、倉田さんとのトークで埋めるらしい(笑)そして、トークスペシャルの方は、倉田さん抜きの完全に自由空間。一応、この公演の感想とか、苦労した点とかを語ったりもしていたが、その後は、この四人の中で誰が一番「奥ゆき」があるか、オクユキスト決定戦というゲームとなった。それぞれのゲームの勝敗で、ランクが変わり、ゲーム「大富豪」のように、座る椅子を変えたり…けっこうバタバタだったが面白かった。本の朗読に関するトークだったので、4人がおススメの本を紹介したコーナーも面白かった。真顔で「週刊ベースボール」を紹介した笠原さんが圧巻だったけど。特に、長嶋さんと王さんの“雑談”が載っているという名言は忘れられない。(実は対談?)さまざまなゲームの末、オクユキストの座は、…

続きを読む

「言葉の奥ゆき」(1)

Studio Life ≪Jun企画≫言葉の奥ゆき―KOTOBA NO OKUYUKI- 演出:倉田淳美術・舞台監督:倉本徹照明:倉本徹演出助手・音響:宮本紗也加音楽協力:竹下亮 スタジオライフが、初めての企画、“朗読”ステージをやり、及川健も出演する…ということで、もちろん行って来ました。 My初日は、4月22日。16時公演と、19時からのトークライブを見てきました まず、16時公演。≪Jun企画≫の企画者、倉田淳氏から、企画意図や作品紹介があった後、朗読者が呼ばれ、椅子に座って朗読を行う。この企画のために、倉本徹氏が張り切って作ったセット。それだけでドラマが生まれそうなセット。客席も板張りの上にパイプ椅子…と、いつもとは様子が違う。この板張りの板は、「ファントム」の時の舞台上に敷かれていたものだそうだ。たしかにバミリがしてある…そして、この日は、かつてファントムの母・マドレーヌを演じた二人の女優が、朗読者として登場することになっていた。 関戸博一「皮膚と心」(太宰治)及川健「日の出前」(太宰治) 関戸の「皮膚と心」は、女性の一人称で描かれた小説。彼女は、あまり容姿に恵まれていなかったらしく、そのせいで行き遅れになりそうなところを、バツイチの男性と縁があって見合い結婚をした。夫は優しく、某化粧品会社のトレードマークのデザインをしたくらい有名な、今で言うところのグラフィックデザイナー。ある日、肌に小さな吹き出物が出来、そこをこすったりしたために、全身に広がって大変なことになってしまった…

続きを読む

「エッグ・スタンド」観劇

「エッグ・スタンド」原作:萩尾望都脚本・演出:倉田淳美術:乗峯雅寛舞台監督:倉本徹照明オペレーター:石坂晶子(SLS)音響:竹下亮(OFFICE my on)衣裳:竹内陽子衣装協力:森山朋子ヘアメイク:川村和枝(p.bird)、望月香織振付:YOSHINORI大道具:俳優座劇場小道具:高津装飾美術演出助手:宮本紗也伽宣伝美術:近田火日輝(fireworks.vc)スチール撮影:山口真由子デスク:武井啓子、宮崎千琴制作:大野純也、八木澤元気、武内奈緒制作協力:東容子、小泉裕子、馬場妙子『エッグ・スタンド』サポートチーム:関戸博一、牧島進一協力:小学館・城章子、中川佳子、長尾竜之1月はイベントだったから、今年初めて観るスタジオライフの芝居。なんだろう、ライフは今、すごく変化している気がする。この「エッグ・スタンド」の上演許可は、「メッシュ」上演時に取り付けているという。10年前だ。その頃、今より10歳若い山本芳樹や曽世海司が演じた「メッシュ」は、ありえないシロモノだった。私的に。今回は、笠原浩夫が26歳に、久保優二が17歳に、そして山本芳樹が14歳位にちゃんと見えた。いや、見えたんじゃない。修正したのだ、私の脳が。山本の役が少年というのは、服装とヘアスタイルから想像できたので、まず「少年」と思いながら観た。そしたら、少年にしか見えなくなった。笠原と久保は、劇中で役の年齢を公表するので、その瞬間に想像していた年齢から修正した。と言っても3~4歳若くしただけだ。思えば、「Daisy Pulls It Of…

続きを読む

「エッグスタンド」新チラシ

これまで萩尾先生の原画を使っていた「エッグ・スタンド」。詳細チラシはこんなのになりました。珍しくチラシに食いついているのは、ですね…この顔が隠されているモデルさん、及川健さんなんですよぉ~まだ、配役が決まっていなかった頃にポスター撮りだったため、演出の倉田淳氏ご指名で、及川さんがモデルになったそうです。朗読公演にも出るし…少しずつ、露出があって、感謝

続きを読む

スタジオライフ「ファンの集い」

スタジオライフの公式ファンクラブ、「CLUB LIFE」が発足20周年を迎えたということで、成人式をお祝いするイベントが開催された。たしか10周年のイベントにも行ってるよな…私。ってことで、過去記事検索してみたら、ありました。こちらです。読みに行ったら…10年前と感想が変わってない…いや、さすがに、ウチのヒメとは書かないけど…及川さんが舞台に立っている…うれぴぃ…今は、芸能活動をお休みされている及川さんですが、相変わらずちっちゃくて可愛かったです「CLUB LIFE」発足時、既に劇団にいたメンバーへのインタビューは、機関誌第1号に記載されている本人コメントを晒し、その感想を聞くというもの。ほぼほぼ全員が嘘を書いていたそうです「ファン」という存在に対して、かっこつけちゃったんでしょうかねちなみに、この第1号機関誌を持っている…という年季の入ったファンも参加されていました。(私がFCに入ったのは、2006年なので、まだ半分の歴史しかありません…)第1号の機関誌は、及川さんが作ったそうです。ワープロで写真とかは、ここに載せてね、みたいな指定をしたりして、印刷屋さんに持ち込んでいたとか…歴史だな、もはや…ほかの回では、作品扮装などがあったりしたようですが、決算中なので、状況が見えず最後の回しか申し込めなかった…無念今年は、『エッグ・スタンド』からスタート。新しい一年も、素敵な作品を上演してくれますように。

続きを読む

「Daisy Pulls It Off」観劇

「DAISY PULLS IT OFF」作:デニス・ディーガン演出:倉田淳美術:乘峯雅寛音響:竹下亮(OFFICE my on)照明:阪口美和照明オペレーター:中島俊嗣(SLS)衣裳:竹原典子衣裳スタッフ:砂田悠香理、矢作多真実ヘアメイク:MUUホッケー指導協力:東京ホッケー協会翻訳:河内喜一朗スチール撮影:山口真由子演出助手:宮本紗也加大道具:株式会社俳優座劇場小道具:高津装飾美術株式会社舞台監督:後藤恭徳(ニケステージワークス)海外の優れた戯曲を紹介するThe Other Lifeシリーズでスタートし、いつのまにか、本公演のレパートリーに組み込まれた“デイジー…”が帰って来た。今回は、まさかの「おっさんチーム」と「フレッシュチーム」みたいなWキャストで、さらにプロデュース公演並みの客演者数で、いったいどんなデイジーになるんだろうと思ったら、今までで一番感動的なデイジーだった。劇中、繰り返されるラテン語の「ホネスタ・クアム・マグナ/気高き事は美しき事かな」「ヒンク・スペス・エフルゲット/行く手に希望は輝く」を聞くと、なんかウルウルしてしまう…そんなステキに熱い公演だった。「Daisy Pulls It Off」は、1927年、グレンジウッド女学院という全寮制のお嬢様学校の創立25周年記念の文化祭が舞台になっている。1927年…わかんないですよね。昭和3年です。この年の9月1日に宝塚大劇場で「モン・パリ」初演の幕が開いた-そういう時代です。文化祭のステージという体なので、観劇する我々は、1927年…

続きを読む