「シン・ウルトラマン」
映画「シン・ウルトラマン」を見てきた。
「シンゴジラ」から6年、満を持して…という感じで公開された、あの「ウルトラマン」のリメイク作品になる。「ゴジラ」との違いは、あちらは、ゴジラVS人間の戦いだったが、ウルトラマンは人間の味方だ、という点にある。そういう意味で、主演は、ウルトラマンに変身する斎藤工なんだろうが、「シンゴジラ」との対比で見ているせいか、西島秀俊の方が気になってしまう。ゴジラでは、政治家である蘭堂(長谷川博己)を中心に物語が進むが、ウルトラマンは、国家公務員である禍特対(禍威獣特設対策室専従班)を中心に物語が進む。(もちろん、この禍特対は、かつての「ウルトラマン」に登場する科特隊ー科学特捜隊ーのオマージュになっている。)あの長谷川と西島の立ち位置がリンクする…というか。巻き込まれ型のヒーローだよな…と思う。私の中で、同じ棚に入っている俳優は、あと、眞島秀和だったりするので、次に、シン〇〇が出てくるなら、ぜひオファーを受けていただきたいです
元祖ウルトラマン は、初めて地球にやってきた時、科特隊のハヤタ隊員と接触しハヤタを死なせてしまう。そこで、ウルトラマンはハヤタ隊員の体に寄生して彼を生かしつつ、よきところでウルトラマンに変身していた。シン・ウルトラマンも、同じような経緯で神永(斎藤工)に寄生する。元祖ウルトラマンの時は、ゼットンに敗れたウルトラマンのもとにやってきたゾフィーが、「命を二つ持っている」という謎の設定で、ハヤタ隊員も生かし、ウルトラマンも故郷に帰れることになったのだ…