「検察庁法改正案に抗議します」事件

ツイッター上で、「検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグが話題になっている。 私も自分の意見をツイートしてみようと思ったが、このハッシュタグ、やたら長くて間違いそうだな~と二の足を踏む。なぜなら、こういうハッシュタグのついたツイートは、一言一句同じ文じゃないと、効力を発揮しない。(トレンドに載らない)しばらく、ハッシュタグの部分に触れているうちに、「#××をツイート」「#××を検索」「#××をミュート」というものが出てくる。ああ、これを使えば、間違わずにツイートできるんだな…と学んだ。この法案のおかげで、ツイッターに詳しくなったぞ。ありがたい。(皮肉です)そもそもこれまで、ハッシュタグをつけてツイートする意味がよくわかっていなかったが、(たとえば舞台を観て感想をツイートした場合、ハッシュタグが付いていても付いていなくても、公演タイトルや俳優名さえ書いてあれば、エゴサする出演者やスタッフには読まれている。だからハッシュタグってなんなんと、思っていた)ツイッター始めて10年目にして、こういう使い方があるんだな…と知った。(実はスマホより前にツイッターを始めていたのだった…) で、今回の「検察庁法改正案に抗議します」については、拡散することに意味があって、だから、同じタイトルを使い、ハッシュタグを付けることがとても重要。またひとつ賢くなって喜ばしいが、この問題、二重三重に、重苦しい話題となっている。「検察庁法改正」については、実際のところ、与党である自民党・公明党がこの法案の問題点を顧みてく…

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韓国は、元の生活に戻ったのですね!

日本の緊急事態宣言は延長が決定したが、お隣、韓国では、感染の蔓延が止まったということで、経済活動が復活したらしい。テレビのニュース番組で、現地特派員がさっそく街中を案内していた。すごい活気があって、いいなぁ~と思いつつ…この先、日本に同じような日が訪れた時、同じような光景が見られるだろうか…と、考えてしまった。 テレビ画面に映った韓国の商店街、1軒残らず開いていたのだ。コロナ禍の間、ずっと営業自粛していたのに、閉店してしまった店はなかったらしい。今、日本では、コロナで閉店というニュースが毎日聞こえる。たとえば、1ヶ月後に復活して、東京の〇〇町に来ましたという映像を撮ったら、通りの3軒に1軒はシャッターが下りているかもしれない。 そう考えると、韓国は本当に勝ったんだな…と、羨ましく感じる。相手は、コロナだけじゃないんだよね

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そろそろ心が折れるよ…

4月も今日で終わり。4月は政府による緊急事態宣言が発令され、会社では我々事務部門に対しても、基本、自宅待機…という指示が下りた。経理業務をしているため、決算関係の仕事は通常通りという指示の下、15日までは通常出勤をしたが、その後は、必要に応じて数日出勤しただけで、あとは自宅待機となった。 そもそも4月は決算業務があるため、観劇予定は入れていても、ほとんどが15日以降。さらに、演劇界は2月末から自粛要請に翻弄されているため、そもそもチケット販売自体がだいぶ減っていた。それでも先行販売等で取っていたチケットもあり、観るハズだった公演は、すべて流れてしまった。 この緊急事態宣言は、どうやら延長されるっぽいムードが広がっている。あと一ヶ月とか。自らの仕事を振り返ってみると、この時点で、STAY HOMEは、まだ半月。世の企業も似たり寄ったりではないだろうか。なかなかリモートワークが浸透しなかったりして。しかし、演劇界隈は、既に2ヶ月自粛しているんである。 そろそろ、心が折れるよー

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オニは外

ツイッターを眺めていたら、とある劇団の公演中止までのあれやこれやを、主催者が時系列で書いていた記事にぶち当たった。その少し前に、ゆうひさんが出演するはずだった「お勢、断行」公演中止までのあれやこれやを、作・演出の倉持裕さんが書いたものを読んでいたので、なるほど、どこの舞台も同じような経緯で公演中止に至るのだな…と思ったものの…とはいえ、どこか、引っかかるところがあった。 「お勢…」の初日は2月28日。大阪のライブハウスでクラスタ感染が発生したため、密閉された空間に多数の人が集まる状況を避けるように…という要請に従い、東宝や宝塚などが週末からの公演中止を発表した頃のこと。大劇場以外のホールとしては、比較的早い決断だった気がする。おそらく、世田谷パブリックシアターという、公共施設での上演だったことが大きいと思う。それからの1ヶ月、上演したい公演者とやめさせたい(かもしれない)会場側の綱引きが続く中、たくさんの公演が上演され、あるいは中止されていった。今回の記事は、「お勢…」から1ヶ月後に上演開始されるはずだった公演についてのものだ。 3密を避けるために、座席をどうするか、マスクを持っていない客対策をどうするか、消毒をどうするか…そんな対策が、稽古と並行して進む中、結局、公演は中止に追い込まれる。これだけの対策したのに…と、納得できない中で、お客さんの安全を守るために、苦渋の決断をしたのだ。 最後まで読み終わり、引っ掛かりの正体が分かった。この記事の書き手は、「感染している人」も「感染させられるか…

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財務省の答え

財務省のHPに、イベント自粛要請に関連した税務上の特例等が発表されていた。 〇イベントの自粛要請や入国制限措置など、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための措置に起因して多くの事業者の収入が急減しているという現下の状況を踏まえ、無担保かつ延滞税なしで1年間、納税を猶予する特例を設ける。 ※ 基本的に全ての税目が対象(印紙で納付する印紙税等は除く)。社会保険料についても、基本的に「国税の徴収の 例による」こととされているため同様の扱いが可能となる。 ※ 本特例は、令和2年2月1日から令和3年1月31日までに納期限が到来する国税について適用する。その際、施行 日前に納期限が到来している国税についても遡及して適用することができることとする。 <特例>(案)〇 令和2年2月1日以後における一定の期間 (1か月以上)において、収入が大幅に減少※した場合について1年間納税を猶予。 ※ 前年同期比概ね20%以上の減 〇 一時の納税が困難と認められる場合に適用。 ・ 少なくとも向こう半年間の事業資金を考慮するなど 納税者の置かれた状況に配慮し適切に対応。 ・ 収支や財産状況を示す書類の提出が必要だが、提出が困難な場合は口頭説明も可(現行の柔軟な運用)を継続。〇 担保は不要。(現行は担保が必要)〇 延滞税は免除。(現行は延滞税を軽減) 中止等されたイベントに係る入場料等の払戻請求権を放棄した者への寄附金控除の適用(案) 政府の自粛要請を踏まえて文化芸術・スポーツイベントを中止等した結果、主催者に大きな損失…

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マスク2枚と、政府の助成

なんか、布マスク2枚が送られてくるんだそうで。各世帯に2枚…って、いくらなんでも、それは少ないんじゃないというか、不織布のマスクは、どうして配れないのガーゼのマスクなんて、今売っていないんだから、新たに作らせたわけでしょうそれなら、不織布のマスクを作らせたらいいのに…不織布がないのか、使い捨てのものを配っても焼け石に水だから、なのか…でも、ガーゼのマスクをお湯につけて押し洗いするんだったら、不織布のマスクを洗濯機で洗って使う方が現実的だと思うんだけどな。(菌の残り具合もどっこいどっこいでしょ…) ついでに、政府からの助成金も発表されたけど、住民税非課税世帯とか、収入半減かつ住民税非課税枠の倍が上限とか…ほとんど助成金払う気ないよね…さらに、風俗店で働いている人はダメとかさ、マジ、納税者をなめてんの みんな、ギリギリのところで生きてるのに、コロナを生き抜いても、国に殺されちゃうよ… でも、ツイッターとかの意見や、官邸HPへのご意見投稿などで、日々、対応が変わっている気はするので、こういう声をあげていくことは大事なんだと思う。あきらめずに、こつこつやっていきましょう。今は、それしかないから。

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世の中のいろんなことがつながる…

「フェミニスト」というと、女性が通る時にドアを開けてくれたりする男性のこと…だと、ずっと思ってきた。ここ十年くらいで、あ…そういう意味じゃないのね…と理解するようになったのだけど、そもそも差別を受けた歴史が長すぎるせいか、いろんなことに、(当たり前すぎて)無関心すぎたかも…と、この一年すごく反省している。結局、我々の世代は、つまり男女雇用機会均等法という先人たちの努力によって生まれた法律が傍らにありながら、その運用について強く要請してこなかったり、セクハラやパワハラについて真摯に取り組んでこなかったり…言い出しづらいとか、周囲の雰囲気が悪くなるかもと考えたりとか、やっぱり、色々ぼーっと生きていたと思う。そういう積み重ねが、ここに来て、#MeToo や、#KuToo の運動を起こさせているのかな…と思うと、私たちの世代、平成の30年を無駄に生きちゃったよね…と、感じる。 #MeToo を知って以来、女性を取り巻く問題について、しっかり見聞きするようになった。すると、以前、こてんぱんに否定したこの芝居が、変なリアリティをもって、よみがえるようになった。(もちろん、あの演出はダメだと今でも思っているけど。)この芝居は、「いかなる理由があっても堕胎が禁止されたディストピア」が舞台になっている。しかも、「堕胎が禁止されている」以外は、今の日本となにひとつ変わっていない。許可されている避妊方法も同じだし、妊娠がわかると男が逃げ、すべての責任を女が背負うという構図も同じ。だからディストピアだと感じたのだが、も…

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私の#KuToo

昨年、「#MeToo」運動(性暴力・セクハラ被害経験を受けた、と告発する人々を支援するために、「私も同じような被害を受けた」と語って援護射撃。ツイッター上で#MeTooのハッシュタグをつけて世界の女性が連帯した。)をもじった、「#KuToo」運動が話題になった。会社でパンプスなどを履く事を義務付けられる(一部の業種では、こういうことがあるらしい)ことに対して、「NO」という運動だ。これに対して、多くの女性が賛同したが、心無い意見を述べる男性陣や、「私がハイヒールを履くのは、私の勝手。その権利を奪わないで」という女性の意見などが入り乱れ、大騒ぎになった。その頃は、「選択制夫婦別姓」と同じく、やりたい人はやればいいし、「NO」な人のために、規則を変更してあげたらいいのに…と、私は思っていた。 しかーし ヒールは、本当にダメなんです。多くの女性は、加齢の後、足に負担を抱えることになります。 この見事な外反母趾をご覧ください。これが、20年以上ヒールを履き続けた私の足です。(あまりにリアルが醜いのでモノクロにさせていただきました。) 現在、外反母趾+巻き爪で、医者通いをしています。ずっと巻き爪に悩んでいたのですが、外反母趾を直さない限り、巻き爪も治らないそうです。もはや、指を折り曲げることもできないほど、足裏の筋肉が弱っていました。つまり、ヒールは現代の纏足なのです 私の場合、どんな靴でも足が馴染むので、靴を選ばない足だったことも、よくなかったのかな…と、今は思います。ヒール履いて走り回って…

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詩織さん勝訴

元TBSの記者山口敬之氏にレイプされたとして実名で告発した伊藤詩織さんが、民事裁判で勝訴した。まだ一審だが、彼女の「正義」が日本の法廷に認められたことは大きい。この事件、刑事事件としては、起訴されなかった。事件ではないという扱い。逮捕すらされなかった。逮捕状(これは裁判所が発行する)は出ていたのに、所轄が空港で待ち構えていたのに、「警視庁」(所轄を舞台にした刑事ドラマで、本庁と呼ばれるところですね)からストップがかかったのだ。そこに、山口氏が「総理」という本を上梓していた…という忖度ははかったのか。それはわからない。でも、どんなに偉い人だって、犯罪があれば、逮捕され、起訴され、裁判を受けるべきだし、それは権利でもある。(裁判を経なければ罰をうけない)上級国民跋扈、みたいな世の中は、いやだな。

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