もやもや「死と乙女」~かんがえごとの束 その2~
何度も書いているので、もう読者の皆様はよーくご存じだと思うが、私は超方向音痴なのですなので、舞台上の位置関係だけでなく、口頭で説明されている「舞台に登場しないもの」の位置関係とかも、漠然と把握することができません。絵に描いたりして、自分を納得させないと、どうも座りが悪い…というか、気になっちゃったりしています。今回の「死と乙女」では、ミランダ氏が乗ってきた車のことが、とっても気になっていました。まず、そもそもの始まり。大統領に呼ばれたジェラルドーは、そこから、週末を過ごすコテージに向かう途中、車がパンクしてしまった。パンクした場所から、コテージまでは、とても歩けない距離…ということは、10キロくらいは離れているのだろう。そこで、ジェラルドーは、ミランダに拾われ、車を道路脇に放置したまま、帰宅する。その晩、ミランダが訪れる。彼は、家の前に車を横付けして、訪問している。深夜、ポーリナは、ミランダを縛り上げると、車からジャッキを下して、ミランダの車に乗って出発。たしか、家に電話はなく、電話を架けるためには、数キロ離れたガソリンスタンドまで行かなければならない…という設定だった。ポーリナは、数キロ先のガソリンスタンドに行き、修理工場に電話を架ける。朝、できるだけ早く来てほしい…と。そして、ミランダが訪問している…ということが、万一にも知られないように、家まで車に乗って戻らず、どこかに(たぶん茂みとかに)車を隠す。とはいえ、ポーリナは女なので、そんなに長距離を歩いて帰ってくるとは考えられない。おそらく家から…