シーラッハ原作「TABU」観劇
「TABU タブー―シーラッハ「禁忌」よりー」原作:フェルディナンド・フォン・シーラッハ原作翻訳:酒寄進一上演台本:木内宏昌演出:深作健太美術:土岐研一照明:倉本泰史音響:長野朋美映像:石田肇衣裳:西原梨恵ヘアメイク:中原雅子演出助手:須藤黄英舞台監督:林和宏美術助手:小野まりの3月に『死と乙女』を観劇し、心身ともに疲弊した状態だったので、その時点で次回作は主演ではないということに、単純にホッとした。毎回アレをやられたら、堪らん…という気分からだったが、初めての脇役で選んだ作品が、『禁忌』の初舞台化作品。で、事前に原作を読んで、げんなりした。そうだった!祐飛さんと私は趣味が合わない…お茶会とかでおススメされたものは、だいたいチェックしていたけど、コントレックス飲めなかった事件に始まり、好きな小説とかも、私には理解できず…祐飛さんの演じる舞台は文句なく大好きなのに、不思議なものだ…と思っていたのだった…!そういうわけで、原作のストーリー好きじゃないし、ソフィアさんも好きじゃないしなーという、わりと低めのテンションで劇場に向かったのでした。初日最大の不安は、「まさか、勢いよくヌードはないよね…?」原作では、ゼバスチャン・フォン・エッシュブルク(原作本では、ゼバスティアン表記になっているが、舞台では、ゼバスチャンと呼ばれていたので、この表記に統一させていただく)の半生が長々と描かれた上で、後半、突然事件が起き、検事のモニカ・ランダウが登場、そこで被告に対する拷問があったかのような描写があったところで、シ…