「SHOW ル・リアン」感想 その2

その1は、こちらです。イフ・ゼイ・クッド・シー・ミー・ナウ(「スイート・チャリティ」より)「スターダスト」を歌い終わったDIVA(大空祐飛)は、MC(HIDEBOH/本間憲一)のエスコートでお立ち台を降り、後ろ向きになって、エンターテイナーたちに囲まれてガウンを脱ごうとする。お立ち台を降りる時に、ガウンの裾が開いて、中の青いロングスカートが覗いていたので、ロングドレスだろうと思って一瞬、気を抜いた。(その青いスカート部分は、ガウンと一緒に回収されていたので、見せスカートだった模様)なんと、真っ赤な丈の短いスリップドレス…の祐飛さんが登場うわ…やられたと思ったと同時に、えーと…目のやり場に困った…なんとご立派な肩と上腕…まさに逆三角形短いスカートから覗く、アミタイの細長いおみ足の上には、スカートと同じ赤い見せパン(太腿丈)。相変わらず腰は細いのに…いやはや…こんな逞しい祐飛さんと踊ってくれたのは、おヒゲを付けてダンディーな姿の青柳塁斗くん。最後には、お姫さまだっこまでしてくれました何度も出てくる歌詞が「いい女になった」いい顔して、そう宣言しているのだから、よしとしましょう歌とダンスは、とてもキュートでした途中から、ケーンとオペラハットを持って歌い踊るのだけど、これがまた男役とは違っていて、本間さんが、男役とは違う魅力みたいなものを引き出そうとしてくれているのを強く感じた。途中、オペラハット(トップ部分が折りたためるトップハット)の出っ張りを出したり引っ込めたりしながら、歌うところで、下腹部の前でぼこ…

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「SHOW ル・リアン」観劇

「SHOW Le Lien(ル・リアン)」構成・振付・演出:本間憲一構成・脚本:本間ひとし音楽監督:上柴はじめテーマ曲作曲:奥田弦タップ振付:HIDEBOH照明:吉田一統音響:新田寛衣裳:馬場友美ヘアメイク:田中エミ、白川生美(Beuty Salon nagomi)歌唱指導:西野誠幕が開くと、一人の少年タクミ(松本拓海)が、テレビゲームに興じている。出かける準備をしているのか、コート姿の母親(大空祐飛)が、声をかける。しかし、非難はするものの、最終的には「どうしたらいいか、自分で決めなさい」と言って去っていく。タクミはゲームを続けるが、テレビはザッピングしながら、往年のミュージカルの名曲を奏で始める。画面は、客席からは見えないが、タクミの様子から、画面の方もジャックされてしまったようである。そして、雷。パーカのフードをかぶるタクミ。いつの間にか、外開幕ベル。そこへ、青年(村井良大)がやってきて、「開幕なのになんでここにいるんだ」とタクミを無理やり袖に引き込む。オーバーチュア音楽監督、上柴はじめ編曲による、ショーナンバーのダイジェスト。音楽の編成は、ピアノ2台+エレピ1台(演奏者は2名)、ウッドベース、ドラム。ル・リアン14歳の天才少年、奥田弦によるオリジナルのテーマ曲を出演者全員で。タクミが迷い込んだ「ル・リアン」のショーステージ。そこには、6人の青年(エンターテイナー)、3人の娘(スリー・エンジェルス)、そしてタップダンサーの“MC”と、“DIVA”がいる。このDIVAを演じるのが、祐飛さん。雰…

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「ル・リアン」初日

初日観劇してきました。祐飛さん、可愛い。歌のセンスもますますアップして、今後が楽しみ♪白いワンピース、赤いスリップミニドレスなど、これまでにない衣装も見られて、ドキドキでした。大空先生にはツボります。懐かしい音楽もたくさん登場しますので、これからの皆さん、どうぞお楽しみに。“今日は何の日”【3月31日】教育基本法、学校教育法公布(1947=昭和22年)。これにより、各学校の卒業までの年数が、現在の6・3・3・4制に移行した。

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準備万端

祐飛さんが音声ガイドを担当するルノワール展、お得なペアチケット(一人で2回見るのも可)、ゲットしてきました。楽しみ“今日は何の日”【3月29日】1683=天和3年、八百屋お七が、放火未遂の罪により、鈴ヶ森刑場にて火刑に処された。(←旧暦。新暦では4月25日となる。)

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「表現者ノマド」-5

「表現者ノマド」5回目。前回同様、工学院大学での開催。祐飛さんは、髪をハーフアップにして、インディコブルーみたいな色のシャツワンピースに黒のレギンスを合わせていた。シャツの胸元には黒で鳥のデザイン。今回のゲストは指揮者の山田和樹さん。まず、最初に祐飛さんのみが登壇し、山田さんの指揮を映像で鑑賞。なんか、かなりフリーダムな指揮をする方とお見受けした。(しょっぱなから、指揮棒振ってないんだもん…)でもすごく演奏家の気持ちを引き出して、いい雰囲気を作られる方だな~という印象を持った。素晴らしい演奏に客席が、ホーッという雰囲気になったところで、ご本人が登場祐飛さんは、「表現者ノマド」で対談される候補の方の下調べには余念がない。そして、今回も、まだハッキリ決まっていない段階で、山田さんのライフワーク「マーラー・ツィクルス」を聴きに、コンサート会場に足を運んだそうだ。この「マーラー・ツィクルス」は、現在第2期の3カ月連続公演が行われており(1-3月)、第1期も含めて、武満徹+マーラーという組み合わせで演奏されているようだ。祐飛さんが聴きに行ったのは、どうやら、1月に演奏されたマーラーの交響曲4番の時のようで、この時、武満作品は、谷川俊太郎さんの詩集「はだか」から6編の詩が朗読される「系図―若い人たちのための音楽詩」が演奏された。(祐飛さん、次回作「ル・リアン」の取材記事でも、このコンサートへの感動を語っていた。なぜか「マーラー・ツィクルス」なのに、武満に感動したとしか思えないコメントだったけど…)今回の講座入…

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「新版 現代能 安倍晴明」観劇

祐飛さんの出演する、ただ一度きりのスペシャルなステージ、「安倍晴明」を観劇してきました「新版 現代能 安倍晴明」原作:吉田喜重脚本補綴:藤間勘十郎演出:梅若玄祥、藤間勘十郎、野村萬斎舞踊振付:藤間勘十郎舞台美術:前田剛装置:たつた舞台照明プラン:安藤俊雄音響:兵恵 貴光舞台技術:雨森晃志朗舞台監督:旅川雅治企画・制作プロデュース:西尾智子(ダンスウエスト)<配役>安倍晴明:野村萬斎(狂言方和泉流)榊の前・葛の葉:大空祐飛舎人:月崎晴夫(狂言方和泉流)   高野和憲(狂言方和泉流)晴明の式神:初姫さあや、琴音和葉、花柳まり草、吉野実紗(文学座)、伊藤安那(文学座)、西尾萌道満の式神:松山隆之(シテ方観世流)      川口晃平(シテ方観世流)花山帝・語り部:桂南光蘆屋道満:梅若玄祥日本手妻:藤山新太郎(東京イリュージョン)、藤山大樹(東京イリュージョン)、石井裕(東京イリュージョン)、キタノ大地(東京イリュージョン)能 囃子 笛:竹市学(笛方・藤田流)     小鼓:大倉源次郎(小鼓方・大倉流宗家)     大鼓:山本哲也(大鼓方・大倉流)     太鼓:林雄一郎(太鼓方・観世流)     鳴物:望月左太寿郎     筝曲:佐藤亜美     謡:山崎正道(シテ方観世流)後見:赤瀬雅則(シテ方観世流)   土田英貴(シテ方観世流)序幕  宮中術比べの場同二場 榊の前骨寄せの場同三場 都大路の場二幕目 安倍晴明館の場同二場 洛外一ツ家の場大詰  一条戻り橋の場上記6つの場面からなる物語…とはいえ、所要時…

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「誤断」終わりましたね!

WOWOWで放映されていた、連続ドラマW「誤断」全6回、終了しましたね第1回放映から、怒りに震えまくる「隠ぺいの恐ろしさ」を描くドラマでしたが、まあ、率直な感想を書くと、最終回だけは、肩透かしでしたご覧になっていない方のために簡単にドラマの内容を説明すると、大手製薬会社の長原製薬の広報部に勤務する槙田(玉山鉄二)は、通勤途中に人身事故を目撃する。列車に轢かれて亡くなった男は、長原製薬の薬を使用していた。実はこの薬、コーヒー等のカフェインと一緒に服用すると意識の混濁を起こす薬だったのだが、「使用上の注意」欄にその旨の記載が洩れていた。しかし副社長の安城(小林薫)は、この事実を闇に葬り、被害者の家族には、お見舞金を支払うことで、すべてを解決しようとし、槇田に特命を与えた。安城の指示に従いながらも、槙田は激しい違和感を感じる。やがて、槙田は安城自身が40年前の新入社員時代に、会社の隠ぺい工作に加担、それを足掛かりに創業者一族でもないのに、重役に出世したことを知る。その40年前の事件…台風が長原製薬の拠点を襲い、タンクが倒壊、廃液が海に流れ込んだことにより、死んだ魚を食べた住民が、次々に発病し、亡くなるという事件が起きた。安城は、死者が出たすべての家との間に示談を成立させ、事件は収束した。ところが、40年が経過した今頃になって、その時子供だった住民が、40年前の住民と同じように発病していることがわかってきた。40年前、土地は長原製薬の恩恵を受けていた。しかし、既に本社は東京に移転、もはや長原の恩恵を受けな…

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丸の内キャリア塾スペシャルセミナー

25ans 大空祐飛にきく、タカラヅカ流・自分磨きの視点~ビジュアルも、メンタルも、より美しく… 無事参加することができましたので、私の目線での感想をアップしてみたいと思います。第一部は、おなじみ竹下典子さんとのトーク。祐飛さんは、可愛いアレンジポニーテールの髪に、シャツワンピ、腿のところに穴のついたレギンスに厚底のブーツ(オープントー)。全身黒の上に、さらに黒のネックレス。雰囲気だけ、へたくそな絵でご紹介してます。 宝塚は昨年100周年を迎えた。そのイベントなどに参加し、自分が歴史の一人だったことが、あらためて不思議に感じられる。本当に自分だったのか、と。宝塚は人間としても、女性としても、自分のキャリアになっている。素晴らしい教育を受けたと思います。子供の頃は、自分としては、スチュワーデス(現キャビン・アテンダント)になりたかった。宝塚は、母が好きだったので、自分も観ていた。中学に入った頃、急に目が悪くなり、裸眼である程度の視力が必要なスチュワーデスが選択肢からなくなり、同じ頃、向いていると勧められたこともあり、宝塚が目標になった。中卒で最初の受験、合格。ただ、この時は、受かると思ってなかったので、15歳で人生が「決まっちゃった」という感じ。とはいえ、いきなり両親から離れての生活にも、ホームシックにかかったり…とかは、なかった。音楽学校生活に戸惑いもなかった。宝塚が好きで、同じ目標の友達がいる生活が幸せだった。むしろ、中学時代は、まだ目標のない人が多いので、話が合わないというか、馴染めなかった。…

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「表現者ノマド」-4

「表現者ノマド」4回目の今回は、会場が同じ新宿の工学院大学になり、人気教授の大会場での講義みたいな感じで、ちょっと面白かった。後方席は階段状になっていて見易かったし、席の前がテーブルになっていたので、メモも取りやすかったし。でも、わりと背筋を伸ばして拝聴している方が多かった印象。祐飛さんは、髪を纏めることもなく、眼鏡をかけることもなく、黒地に白い模様のシャツワンピースに黒のレギンスを合わせ、黒のミュール。ゲストは作家の平野啓一郎さん。お、初めての男性ゲスト!まず、現在、毎日新聞に連載中の小説「マチネの終わりに」の冒頭部分を、平野さんと祐飛さんが交互に朗読するところからスタートした。しかも、最初の仕切りは平野さん。いつもは、祐飛さんがスタートの挨拶をしてゲストを呼ぶ感じだったが、今回は二人が同時に登場。帰る時も、平野さんが先に出たのだが、なんか祐飛さんが一緒に来ないのを怪訝な感じで見ながらの退場だったので、同時スタート同時解散的に考えていらっしゃったのかも?(一応シリーズものなので、祐飛さんは、今日のまとめとか次も楽しみにしてくださいとか、言わなきゃなのですよ)あくまでも地の文を含めた朗読であるが、ヒロインの小峰洋子が話すシーン付近で交替し、そこは祐飛さんが担当する感じで進んでいく。わりと素で朗読する祐飛さんは、先日の「赤毛のアン」とは違って、祐飛さんのしゃべりのクセが出ていた気がする。だから、“…アン”に関しては、演劇の公演に出演すると同じように、口跡を矯正し、何度も練習を繰り返したんだろうな…と…

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「キミに贈る物語・赤毛のアン」

祐飛さん出演のリーディング名作劇場「キミに贈る物語」、急に決まった公演だったので、万障繰り合わせ、行ってまいりましたBunkamuraに向かう途中、こんなものを見つけました。あの頃エッフェル塔の下で、嵐が過ぎ去るのを待っていた若者は、こんなに立派な女優さんになったんだなぁ~と今回の公演は、紙芝居・朗読・よみ語り・歌語り…などなど、様々な「語る」パフォーマンスを、出演者一人一人が単独で見せる…「語り」のコンサートのような不思議な舞台でした。一人一人のパフォーマンスが完全に独立しているため、今回は、祐飛さんのパフォーマンスのみ、ご紹介したいと思います。舞台に登場した祐飛さんは、なんと、着物姿美しい…行った甲斐があった…その瞬間、そんな思いで胸がいっぱいになった。着物のことは恥ずかしい位、全くわからないのですが、斬新なコーディネート生成りに紫色のヒエログリフみたいにも見える幾何学的な柄の…紬なのか、小紋なのか、遠目だったので予測すらつかない私ですが、それに、黒地に赤や黄色や青など、ビビットな色を筆でシュッと掃いたような帯を合わせていて、よくわからないけど、素敵でした。半襟と足袋が色柄もの(半襟は紺地にドット柄だったかな)で、足元は塗下駄。何を着ても似合うけど、こういう挑戦も素敵だなー髪形も、ヘアピースを使って華やかに仕上がっていて美しかったですその姿で、語り始めたのは、「赤毛のアン」。まず、このギャップにやられる作者、モンゴメリがどのような女性であったか…という説明から始まり、朗読へ。アン・シャーリーこ…

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