会社
出向生活も5年に近づいた。さすがに、風前の灯会社もこのままではいけない!ということになり、改革が始まった。新体制-それは、当然、会社にとっても、社員にとっても痛みを伴うものになる。これまで、放漫経営を許してきたのだから、それは、必要な痛みだ。が、それとは全然関係ないところで、親会社の管理体制が変わった。これまで、子会社の面倒を見てくれていた部署が変わってしまった。そして、ほとんど面倒を見てくれなくなった…どころか、明らかに子会社の邪魔をしているようにしか見えない。組織の改正そのものは、必要だと思う。しかし、組織の中の「ひと」が、その改革を「是」としていなければ、組織は機能しない。せっかくの管理体制なのに、担当者が前向きじゃないから、非常にやりにくい。はっきりいって、いやな業務は、たらいまわしにされている状態だ。うちの子会社は、このブログを始めた当初、ちょこちょこ愚痴っていたように、経営者の甘さや無知のせいで、大きなマイナスを背負ってしまった。しかし、親会社は順風満帆、組織も、中の人も、その恩恵を十二分に受けている…はず…なのに、どうやらそうではないらしい。こんな大きなマイナスを背負って、日々針のむしろに座っているような、私たちほどの生きがいも、そこにはないらしい。痛みとともに、再生の喜びを感じられるこの環境は、実は幸せなものなのかもしれない。