「新春浅草歌舞伎」
ご存じの方も多いと思うが、この「新春浅草歌舞伎」の公演中に、ポスターにも載っている主要な出演者である中村鶴松が、泥酔して飲食店のドアを壊すという失態により現行犯逮捕され、謹慎のため休演することとなった。
私は、結果的に、鶴松休演の前に第1部第2部を同日観劇、そして休演した舞台の第1部を観劇した。ご贔屓の莟玉さんは、休演に伴う配役変更で「形成反魂香」のおとくを演じることになったのだが、色々考えた末、追いチケはしなかった。
以下、各演目ごとに感想を記載していくが、第1部については、当初配役・変更後配役両方の感想を記載していこうと思う。
歌舞伎は私の守備範囲ではないので、失礼のないよう、出演者に敬称(さん)をつけて記載しているが、今回、敬称を付けることに違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれないと思い、かといって一文の中に敬称あるなしがあるのも、気持ちが悪いので、すべての出演者について敬称を付けずに記載することにした。これで、私自身が気持ち悪さを感じなければ、今後、歌舞伎についても、敬称略で記載していこうかなと思っております。
私は、結果的に、鶴松休演の前に第1部第2部を同日観劇、そして休演した舞台の第1部を観劇した。ご贔屓の莟玉さんは、休演に伴う配役変更で「形成反魂香」のおとくを演じることになったのだが、色々考えた末、追いチケはしなかった。
以下、各演目ごとに感想を記載していくが、第1部については、当初配役・変更後配役両方の感想を記載していこうと思う。
歌舞伎は私の守備範囲ではないので、失礼のないよう、出演者に敬称(さん)をつけて記載しているが、今回、敬称を付けることに違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれないと思い、かといって一文の中に敬称あるなしがあるのも、気持ちが悪いので、すべての出演者について敬称を付けずに記載することにした。これで、私自身が気持ち悪さを感じなければ、今後、歌舞伎についても、敬称略で記載していこうかなと思っております。
【第1部】
『梶原平三誉石切』(鶴ケ岡八幡社頭の場)
石橋山の戦いで敗れた源頼朝を見逃した…と、吾妻鏡に書かれている、当時は平家の武将だった梶原景時(市川染五郎)が、いよいよ源氏に寝返る直前の物語。ここでは、刀の目利き、二つ胴、石切、という見どころが目白押しで、1場だけだが、非常に面白い。
敵役の平家武将、大庭景親(中村橋之助)とその弟、俣野景久(市川男寅)が鶴ケ岡八幡宮に参詣している。そこへ梶原が行き合わせたところへ、六郎太夫(中村又五郎)という老人が、娘の梢(尾上左近)を伴って現れ、かねて大庭が所望していた刀を売りたいと言う。
大庭は、刀の目利きと言われている梶原に鑑定を依頼、梶原は、刀を見て思わず懐紙を口から取り落とすほどに感動し、名刀である旨を保証する。が、俣野が、試し斬りをしてから、と助言をしたため、困ったことになる。試し斬り=罪人二人の胴を重ねて真っ二つにする必要があるのだが、現在死刑が決まっている罪人が牢に一人しかいないというのだ。
どうしてもお金が欲しい六郎太夫は、梢に用を言いつけて家に帰し、自分を罪人と一緒に二つ胴にしてほしいと言い出す。試し斬りをしようとする俣野を制して、目利きをした自分がそれを行うと言って梶原は、罪人の胴+六郎太夫の縄を切って、六郎太夫を救う。二つ胴が完成しなかったので、大庭と俣野は刀の購入を断り、おりからの急使に対応して足早にその場を去る。
梶原は、六郎太夫に、自分が刀を買い取ると言う。刀は斬れなかったのではなく、梶原が六郎太夫を助けたのだった。そして、六郎太夫が源氏に縁の者ではないかと聞き、自分が頼朝を見逃したのだ、そして、自分も源氏に付くつもりだと語る。それでも刀が斬れなかったことに不安を感じている六郎太夫を見て、梶原は、石の手水鉢を真っ二つに斬って、名刀の力を見せつけるのだった。
『梶原平三誉石切』(鶴ケ岡八幡社頭の場)
石橋山の戦いで敗れた源頼朝を見逃した…と、吾妻鏡に書かれている、当時は平家の武将だった梶原景時(市川染五郎)が、いよいよ源氏に寝返る直前の物語。ここでは、刀の目利き、二つ胴、石切、という見どころが目白押しで、1場だけだが、非常に面白い。
敵役の平家武将、大庭景親(中村橋之助)とその弟、俣野景久(市川男寅)が鶴ケ岡八幡宮に参詣している。そこへ梶原が行き合わせたところへ、六郎太夫(中村又五郎)という老人が、娘の梢(尾上左近)を伴って現れ、かねて大庭が所望していた刀を売りたいと言う。
大庭は、刀の目利きと言われている梶原に鑑定を依頼、梶原は、刀を見て思わず懐紙を口から取り落とすほどに感動し、名刀である旨を保証する。が、俣野が、試し斬りをしてから、と助言をしたため、困ったことになる。試し斬り=罪人二人の胴を重ねて真っ二つにする必要があるのだが、現在死刑が決まっている罪人が牢に一人しかいないというのだ。
どうしてもお金が欲しい六郎太夫は、梢に用を言いつけて家に帰し、自分を罪人と一緒に二つ胴にしてほしいと言い出す。試し斬りをしようとする俣野を制して、目利きをした自分がそれを行うと言って梶原は、罪人の胴+六郎太夫の縄を切って、六郎太夫を救う。二つ胴が完成しなかったので、大庭と俣野は刀の購入を断り、おりからの急使に対応して足早にその場を去る。
梶原は、六郎太夫に、自分が刀を買い取ると言う。刀は斬れなかったのではなく、梶原が六郎太夫を助けたのだった。そして、六郎太夫が源氏に縁の者ではないかと聞き、自分が頼朝を見逃したのだ、そして、自分も源氏に付くつもりだと語る。それでも刀が斬れなかったことに不安を感じている六郎太夫を見て、梶原は、石の手水鉢を真っ二つに斬って、名刀の力を見せつけるのだった。
「鎌倉殿の13人」を観ていたので、色々思い出しながらの観劇となった。
そもそも大庭氏も梶原氏も源氏の家人ではあって、義朝の死後、平氏に忍従していた。なので、敗走する頼朝に天下人のオーラを感じた時に、梶原の心は決まっていたんだろうな、と思う。大庭兄弟とは不仲だし。ちなみに大庭景親は、この後も平氏として戦い、富士川の戦いの後、降伏して処刑されている。
市川染五郎は、天下の美青年なのだが、白塗りのお化粧が微妙に残念だったりする。スチールは素敵なのに、もしかして化粧が下手⁉
橋之助の大庭は言うことなし。役の幅が広い。一方で、男寅の俣野は、新人公演みたいな感じで、荒事は苦手なのかな、と思った。
左近が可愛すぎて、クギヅケ💓ストーリーも面白いし、短い場面にいろんな要素が含まれているよい演目だと思った。
そもそも大庭氏も梶原氏も源氏の家人ではあって、義朝の死後、平氏に忍従していた。なので、敗走する頼朝に天下人のオーラを感じた時に、梶原の心は決まっていたんだろうな、と思う。大庭兄弟とは不仲だし。ちなみに大庭景親は、この後も平氏として戦い、富士川の戦いの後、降伏して処刑されている。
市川染五郎は、天下の美青年なのだが、白塗りのお化粧が微妙に残念だったりする。スチールは素敵なのに、もしかして化粧が下手⁉
橋之助の大庭は言うことなし。役の幅が広い。一方で、男寅の俣野は、新人公演みたいな感じで、荒事は苦手なのかな、と思った。
左近が可愛すぎて、クギヅケ💓ストーリーも面白いし、短い場面にいろんな要素が含まれているよい演目だと思った。
『相生獅子』
いわゆる石橋もの(獅子が牡丹の咲く石橋で華やかに舞う)の舞踊。今回は、娘二人の舞から始まり、やがて手に持つ扇獅子が勝手に踊りだして、娘たちが獅子に変貌して勇壮な毛振りを見せる。
この舞を中村鶴松、尾上左近が魅せてくれた。ちなみに、鶴松休演後は、市川男寅が代役。
どちらも本当に素晴らしく美しく、華やかでお正月に相応しい、素晴らしい舞踊✨男寅の美しい娘姿を見られたのは嬉しかったものの、事件の結果の代役というのがね…つくづく残念だった。
いわゆる石橋もの(獅子が牡丹の咲く石橋で華やかに舞う)の舞踊。今回は、娘二人の舞から始まり、やがて手に持つ扇獅子が勝手に踊りだして、娘たちが獅子に変貌して勇壮な毛振りを見せる。
この舞を中村鶴松、尾上左近が魅せてくれた。ちなみに、鶴松休演後は、市川男寅が代役。
どちらも本当に素晴らしく美しく、華やかでお正月に相応しい、素晴らしい舞踊✨男寅の美しい娘姿を見られたのは嬉しかったものの、事件の結果の代役というのがね…つくづく残念だった。
『藤娘』
中村莟玉によるソロ舞踊。何度か衣裳替えをしながら舞う姿は、目の保養すぎた。映画「国宝」にも出てきた「藤娘」を莟玉さん(←ついつい敬称つき)がしっとり踊る姿に、何度も「これが観たかったのよ~💕」とうっとり。幸せな時間でした❗
途中、“潮来出島”というパターンで踊られるのは、珍しいとのこと。素朴でふわっとした雰囲気の莟玉さんにはお似合いだった気がする。いや~よいものを観ました‼
中村莟玉によるソロ舞踊。何度か衣裳替えをしながら舞う姿は、目の保養すぎた。映画「国宝」にも出てきた「藤娘」を莟玉さん(←ついつい敬称つき)がしっとり踊る姿に、何度も「これが観たかったのよ~💕」とうっとり。幸せな時間でした❗
途中、“潮来出島”というパターンで踊られるのは、珍しいとのこと。素朴でふわっとした雰囲気の莟玉さんにはお似合いだった気がする。いや~よいものを観ました‼
第2部は別記事で。
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