宝塚宙組東京公演「PRINCE OF LEGEND」観劇

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TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE
「PRINCE OF LEGEND」

原作・著作・構想:HI-AX
脚本・演出:野口幸作
作曲・編曲:小澤時史、青木朝子
音楽指揮:佐々田愛一郎
振付:麻咲梨乃、桜木涼介、KAORIalive
擬闘:清家一斗
装置監修:大橋泰弘
装置:木戸真梨乃
衣装:加藤真美
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
映像:九頭竜ちあき
小道具:西川昌希
演技指導:篠崎はるく
歌唱指導:高津敦子
メイク監修:CHIHARU
企画コーディネーター:有村淳
演出助手:平松結有
音楽助手:白石和也
振付助手:大畑浩恵、鈴懸三由岐、福島直美
衣装補:薄井香菜
衣装助手:浦本菜々子
照明助手:平居優美
音響助手:廣木翼
舞台進行:庄司哲久
稽古ピアノ:森口幸子

<CAST>
朱雀奏…桜木みなと
成瀬果音…春乃さくら
京極尊人…水美舞斗
綾小路葵…鷹翔千空
結城理一…風色日向
天堂光輝…亜音有星
嵯峨沢ハル…叶ゆうり
久遠誠一郎…大路りせ
鏑木元…奈央麗斗
京極竜…泉堂成
小日向理々花…天彩峰里
ガブリエル笹塚…若翔りつ
ミカエル初台…きよら羽龍
山野桜子…山吹ひばり
翔…真名瀬みら
TAICHI…雪輝れんや
実相寺光彦…愛すみれ
朱雀俊哉…松風輝
京極正義…秋奈るい
京極あかり…花菱りず

えーと、王子として育てられた御曹司が主人公の物語…である。
大財閥の朱雀(すざく)家の御曹司、奏(かなで・桜木)は、父の女癖に苦労した母から、清廉潔白な王子として教育されたリアルプリンス。母亡き今もその教えを守っている奏だが、「初恋の女性の一人娘を見守ってほしい」(いや、本当は彼女が背負っている借金を自然に朱雀家が肩代わりできるように、彼女と付き合ってほしい)という父の願いを、突然現れた腹違いの兄、京極尊人(きょうごくたかと・水美)とどちらかが叶えることになってしまう。
その「初恋の女性の一人娘」というのが、聖ブリリアント学園に通っている成瀬果音(なるせかのん・春乃)。父親の借金を返済する途中で亡くなった母の遺志を継ぎ、様々なアルバイトをしながらお金にがめつく生きている。しかし、朱雀家の援助はきっぱり断るようなそんな健気な高校生。
奏と尊人は、とりあえず聖ブリリアント学園に転校するが、折しも3年に一度開催される、聖ブリリアント学園王子選手権がそのタイミングで実施されることになり、果音は、「王子様に選ばれた人と付き合いたいかも…」キャンペーンに駆り出される。そういうわけで、王子選手権=果音争奪戦が繰り広げられる。(実は、先生やOBも参加可能という選手権である。)

ストーリーは、はっきり言って荒唐無稽。ツッコミどころがありすぎて、突っ込む気持ちにもならない。
が、新生宙組の出演者を把握するのには、とてもよいコンテンツだった。役の総数があって、適度にグループ分けされていると、役名と芸名が繋がって覚えやすい。そういう意味で、最近、とんと下級生がわからなくなってしまった私には、ありがたい公演だった。
娘役もキャラクター数はたくさんあって、そういう意味では良かったのだけど、添え物感は拭えない…💣
そんな中で、ヒロインの成瀬果音だけは、誰にも頼らずに生きていく、心根のしっかりしたキャラクターで(胸の奥に秘めた乙女心も含めて)、素敵だった。
本作品から宙組の2番手になった水美舞斗を含め、男役は、様々な王子の展覧会のようで、まさに、イケメンパラダイス❗パカッとした笑顔が眩しい新トップスター桜木みなと、10代目のPRINCE OF LEGENDがよく似合う、立派な、10代目トップスターさんでした💓

あ、そうそう、序盤で桜木が歌う「朱雀のように」という曲、原曲がパッヘルベルのカノンなんだけど、(たぶんヒロインの名前に因んで?)あり得ないほど爽やかな雰囲気の編曲で、桜木が本物の王子のように感じた。よい作・編曲(小澤時史)だったと思う。

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