芹香斗亜・ロングアンドワインディングロード

あらためて、芹香斗亜クロニクルです。

2007年　3月、星組大劇場公演『さくら／シークレット・ハンター』で初舞台。5月、星組に配属。星組東京公演『さくら／シークレット・ハンター』に出演。9月、日生劇場公演『Kean』出演。11月、大劇場公演『エル・アルコン／レビュー・オルキス』出演。新人公演で副官役（本役・美弥るりか）。
2008年　1月、『エル・アルコン／レビュー・オルキス』東京公演出演。4月、バウホール公演『ANNA KARENINA』出演。この作品は、主演者を変更して2パターン上演されたが、芹香は両方に出演している。6月、大劇場公演『THE SCARLET PIMPERNEL』出演。新人公演でファーレイ役（本役・麻尋しゅん）。8月、同東京公演。
2009年　2月、『My Dear New Orleans／ア ビヤント』出演。新人公演でピート役（本役・美弥るりか）。3月、同東京公演。6月、大劇場公演『太王四神記Ver.II』出演。新人公演で、サリャン役（本役・夢乃聖夏）。8月、同東京公演。10月全国ツアー公演『再会／ソウル・オブ・シバ!!』出演。
2010年　1月、大劇場公演『ハプスブルクの宝剣／BOLERO』出演。新人公演でカール・アレクサンダー・フォン・ロートリンゲン役（本役・真風涼帆）。2月、同東京公演。5月、バウホール＆日本青年館公演『リラの壁の囚人たち』出演。ジョゼ役。7月、梅田芸術劇場メインホール公演『ロミオとジュリエット』出演。8月、同博多座公演出演。10月、大劇場公演『宝塚花の踊り絵巻／愛と青春の旅だち』出演。新人公演ではザッカリー・メイヨー役（本役・柚希礼音）で、初めての新公主演ここまで、本公演で名前のある役を演じたことがなく、どちらかというと1期下の麻央侑希の方が上位の役を演じている印象だったが、ここにきて突然の新公主演で、かなり驚いた記憶がある。11月、同東京公演。
2011年　1月、バウホール公演『メイちゃんの執事』出演。青山役。2月、同東上公演（日本青年館大ホール）。4月、大劇場公演『ノバ・ボサ・ノバ／めぐり会いは再び』出演。ケテル役。新人公演は『ノバ・ボサ・ノバ』で行われ、マール役（本役・紅ゆずる／真風涼帆／夢乃聖夏）。6月、同東京公演。8月、バウホール公演『ランスロット』出演。モルドレッド役。11月、大劇場公演『オーシャンズ11』出演。ボブ役。新人公演ではラスティー・ライアン役（本役・涼紫央）。
2012年　1月、『オーシャンズ11』東京公演出演。3月、シアター・ドラマシティ＆日本青年館公演『REON!!』出演。この公演を最後に、花組へ組替え7月、大劇場公演『サン＝テグジュペリ／CONGA!!』出演。アルベール役。新人公演では、サン＝テックス役（本役・蘭寿とむ）で、2度目の新公主演9月、同東京公演。11月、日本青年館大ホール公演『蘭寿とむコンサート Streak of Light』出演。12 月、同シアター・ドラマシティ公演。
2013年　2月、大劇場公演『オーシャンズ11』出演。ライナス・コールドウェル役。新人公演では、ダニー・オーシャン役（本役・蘭寿とむ）で、3度めの新公主演同期の桜咲彩花との夫婦役がとてもお似合いだった。3月、同東京公演。6月、バウホール公演『フォーエバー・ガーシュイン』出演。ジョージ・ガーシュイン役で、バウホール初主演8月、大劇場公演『愛と革命の詩／Mr.Swing！』出演。シャルル＝ルイ・トリュデーヌ・ド・モンティニー役。新人公演ではアンドレア・シェニエ役（本役・蘭寿とむ）で、4度めの新公主演10月、同東京公演。12月、バウホール公演『New Wave！ー花ー』出演。各組の将来を担う若手によるショー作品、という設定だったが、10年経ってみると皮肉な結果が見えて恐ろしい。花組公演は、メイン出演者が、望海風斗・瀬戸かずや・芹香斗亜。誰一人花組トップになっていないちなみに下級生枠で、柚香光が入っている…こういうの、花組だけじゃないんですよね…
2014年　2月、大劇場公演『ラスト・タイクーン／TAKARAZUKA∞夢眩』出演。ワイリー・ホワイト役。新人公演ではブロンソン・スミス役（本役・望海風斗）。4月、同東京公演。6月、中日劇場公演『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編ー』出演。オスカル役。8月、大劇場公演『エリザベート』出演。柚香光と役替わりで、ルドルフ役とジュラ役。10月、同東京公演。
2015年　1月、東京国際フォーラム公演、『Ernest in Love』出演。アルジャノン役。3月、大劇場公演『カリスタの海に抱かれて／宝塚幻想曲』出演。ロベルト・ゴルジ役。5月、同東京公演。7月、梅田芸術劇場メインホール公演『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編ー』出演。アンドレ・グランディエ役。8月、同台北国家戯劇院公演（海外公演）。9月、宝塚舞踊会出演。10月、大劇場公演『新源氏物語／Melodia』出演。11月、同東京公演。
2016年　2月、梅田芸術劇場メインホール＆中日劇場公演『Ernest in Love』出演。鳳月杏と役替わりで、アルジャノン役とレイン役。4月、大劇場公演『ME AND MY GIRL』出演。役替わりで、ジョン卿（瀬戸かずやと）とジェラルド（水美舞斗と）役。6月、同東京公演。9月、全国ツアー公演『仮面のロマネスク／Melodia』出演。ダンスニー役。11月、大劇場公演『雪華抄／金色の砂漠』出演。ジャー役。最後に銀橋を渡る姿が忘れられない。この作品、ほんとに適材適所だったなぁ～12月、『タカラヅカスペシャル2016』出演。
2017年　1月、『雪華抄／金色の砂漠』東京公演出演。3月、TBS赤坂ACTシアター公演『MY HERO』出演。二度目の別箱主演にして、初の東上公演ノア・テイラー役。4月、同シアター・ドラマシティ公演出演。6月、大劇場公演『邪馬台国の風／Sante!!』出演。クコチヒコ役。7月、同東京公演。10月、TBS赤坂ACTシアター公演『ハンナのお花屋さん』出演。アベル・ヨハンソン役。この公演を最後に、宙組に組替え。12月、『タカラヅカスペシャル2017』出演。
2018年　1月、東京国際フォーラム公演『WEST SIDE STORY』出演。ベルナルド役。2月、宙組誕生20周年記念イベント（宝塚大劇場）出演。3月、大劇場公演『天は赤い河のほとり／シトラスの風ーSunrisseー』出演。ウセル・ラムセス役。5月、同東京公演。7月、『宝塚巴里祭2018』出演。10月、大劇場公演『白鷺の城／異人たちのルネサンス』出演。ロレンツォ・デ・メディチ役。11月、同東京公演。
2019年　2月、シアター・ドラマシティ＆日本青年館ホール公演『群盗』出演。カール役。主演群像劇として楽しく観劇できた作品。アマーリアを殺すシーンには納得できなかったけど、原作がそうだし…ね4月、大劇場公演『オーシャンズ11』出演。ラスティー・ライアン役。『オーシャンズ11』すべて出演してるのね6月、同東京公演。8月、全国ツアー公演『追憶のバルセロナ／NICE GUY!!』出演。アントニオ・ヒメネス役。鳥取まで観に行ったの、懐かしいなぁ～暑かった＆熱かった10月、宝塚舞踊会出演。11月、大劇場公演『イスパニアのサムライ／アクアヴィーテ!!』出演。アレハンドロ役。12月、『タカラヅカスペシャル2019』出演。
2020年　1月、『イスパニアのサムライ／アクアヴィーテ!!』東京公演出演。公演は無事終了したが、以降コロナ禍に巻き込まれた宝塚は公演中止・延期が相次ぐ。宙組の公演機会は、かなり遅く…9月、日生劇場公演『FLYING SAPA』出演。ノア役。11月、大劇場公演『アナスタシア』出演。
2021年　1月、『アナスタシア』東京公演出演。4月、東京建物BrilliaHALL公演『ホテル スヴィッツラ ハウス』出演。ヘルマン・クラウスナー役。しかし、5月に予定されていた同梅田芸術劇場メインホール公演は中止に…6月、大劇場公演『シャーロック・ホームズ／Delicieux！』出演。ジェームズ・モリアーティ役。我が愛する「憂国のモリアーティ」との差別化を図るためか、単なる悪の権化で残念いつか、キキちゃんで「憂国のモリアーティ」やってほしかったです8月、同東京公演。11月、東京建物BrilliaHALL公演『プロミセス、プロミセス』出演。チャック・バクスター役で主演宝塚ファンはほとんど誰も気に留めていなかったけど、この年辺りから、例の問題が文春に載り始める。
2022年　2月、大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』出演。ヴィセント・ロメロ役。再び猛威を振るったコロナ禍により、2月の公演はほとんど中止になってしまう。4月、同東京公演。6月、東京ガーデンシアター公演『FLY WITH ME』出演。8月、大劇場公演『HiGH＆LOW／Capricciosa!!』出演。ROCKY役。9月28日、宙組トップコンビ退団発表10月、同東京公演。
2023年　1月、芹香斗亜ディナーショー『KISS』実施。このDSに春乃さくらが出演し、二人の雰囲気がよかったという噂があり…2月7日、宙組新トップコンビ発表足掛け9年の2番手生活からのトップということで、これからのトップ生活が待っててよかったものでありますように、と私も書いていた。この時点でもう切なくなってくる…3月、大劇場公演『カジノ・ロワイヤル』出演。ル・シッフル役。色々デジャヴな公演だった。熱心なシャーロキアンによると、007ってシャーロック・ホームズと繋がってるそうで…熱心じゃなくても「憂国のモリアーティ」を挟むと繋がってるし、そもそも生田先生が小池先生リスペクトな方だったりするので、もう、なんでこれなんという典型的なイミフ悪役なキキちゃん。ほんとに2番手生活お疲れさまでした5月、同東京公演。7月、東京建物Brillia公演『エクスカリバー』出演。プレお披露目公演アーサー役。9月、大劇場公演『PAGAD／Sky Fantasy』出演。ジョゼフ・バルサモ役。しかし、この公演は2日目で中止になってしまう。11月の東京公演も中止。
2024年　110周年ということで早めに発表されていた前半公演『FINAL FANTASY』も中止になってしまった。6月、大劇場公演『Le Grand Escalier』出演。9ヶ月も舞台がなかった宙組のリハビリのためか、ショーだけの特別公演。しかも大劇場では11日間という短期間だった。7月、同東京公演。宙組のパワー溢れる素晴らしいショーでしたキキちゃんのトップ姿も堂々としていて素晴らしかったです。

そんな中での退団発表…ご本人、そしてファンの方々はそれぞれの思いがあると思いますが、私は、ちょっとやりきれないな～と感じています。

今後の出演スケジュールは、以下の通り。
（1）2024年10月22日（火）～11月4日（月）＜全国ツアー＞ ミュージカル・ロマン『大海賊ー復讐のカリブ海ー』作・演出／中村暁 ファンタスティック・ショー『Heat on Beat！ーEvolutionー』作・演出／三木章雄
（2）2025年1月1日（水）～2月2日（日）＜宝塚大劇場＞宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』作・演出／大野拓史 ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle』作・演出／田渕大輔
（3）2024年3月15日（土）～4月27日（日）＜東京宝塚劇場＞ 演目は（2）に同じ

就任時点で3作と決めていたと、キキちゃんは会見で語っていたが、中止・ショーのみを含めて3作で約束通り退団してくれ、とは劇団も言わないだろう。それを貫くキキちゃんの背負った責任感に心が重くなる。
どうか、最後の日に、それでも幸せな宝塚人生だったと思えるような作品をキキちゃんに作ってあげてください