「カムフロムアウェイ」観劇

ブロードウェイ ミュージカル
「カム フロム アウェイ」


Book,Music,Lyrics:Irene Sankoff & David Hein
Dirctor:Christopher Ashley
Musical Staging:Kelly Devine
Musical Arrangements:Ian Eisendrath
Scenic Designer:Beowulf Boritt
Lighting Designer:Howell Binkley
Orchestrations:August Eriksmoen
Associate Director:Daniel Goldstein
Associate Musical Staging:Jane Bunting
Associate Lighting Designer:Ryan O'Gara
Keyboard Program:Strange Cranium


翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
音楽監督:甲斐正人
美術補:石原敬(BLANk R&D)
照明補:日下靖順
音響:山本浩一
衣裳:阿部朱美
ヘアメイク:鎌田直樹
演出補:田中麻衣子
振付補:青木美保
音楽監督助手/キーボード・コンダクター:竹内聡
歌唱指導:やまぐちあきこ


<キャスト>
安蘭けい(ダイアン・クリスタル・ブレンダ・管制官・パイロット・乗客・地元住民・町役場職員)
石川禅(ニック・ダグ・パイロット・乗客・地元住民・町役場職員・アップルトン住民・心臓専門医)
浦井健治(ケビンT・ガース・管制官・パイロット・乗客・地元住民・ブッシュ大統領・町役場職員・心臓専門医・CBCリポーター・動物たちの声)
加藤和樹(ボブ・ムフムザ・地元住民・管制官・パイロット・乗客・町役場職員・ブリストル機長・心臓専門医・ロビン)
咲妃みゆ(ジャニス・客室乗務員・ブリトニー(ウォルマート店員)・乗客(パーティーガール含む)・地元住民・ヒンドゥー教徒・動物たちの声)
シルビア・グラブ(ボニー・マーサ・管制官・パイロット・乗客・町役場職員・地元住民・ヒンドゥー教徒・Al Jazeeraリポーター)
田代万里生(ケビンJ・アリ・ドワイト・管制官・パイロット・乗客・地元住民・町役場職員・心臓専門医・BBCリポーター)
橋本さとし(クロード・エディ・テキサス人乗客・管制官・パイロット・乗客・地元住民・ブレンダの兄・ダーム(アップルトンの町長)・ガンボの町長・ルイスポートの町長・心臓専門医
濱田めぐみ(ビバリー・アネット・管制官・乗客・地元住民・町役場職員)
森公美子(ハンナ・マージー・ミッキー・管制官・パイロット・乗客(パーティーガール含む)・ムフムザの妻・地元住民・町役場職員・イスラム人乗客)
柚希礼音(ビューラ・ドローレス・管制官・パイロット・乗客・地元住民・町役場職員・税関職員)
吉原光夫(オズ・ジョーイ・マイケルズ先生・ラビ・テリー・マッティ・管制官・パイロット・乗客・地元住民・税関職員・心臓専門医のリーダー・CTVリポーター)
スタンバイ…上條駿、栗山絵美、湊陽奈、安福毅


あの9.11の時、非常時ということで、一時的に全米の空港が閉鎖された。その時、空を飛んでいたアメリカ上空の航空機は、アメリカ以外の空港に着陸することとなった。そして、カナダのニューファンドランド島にある小さな町ガンダーに、突然38機の飛行機が降り立ち、住民たちは突然の来訪者たちの応対に追われる…
飛行機のスタッフ、町の要人、一般の乗客、町の住人…様々な人物をたった12人の出演者が出ずっぱりで演じる。


貸し切り.jpg


というわけでイープラスの貸切公演を観てきました。


素晴らしい舞台でした[exclamation×2]
なにしろ、9.11という史上最悪のテロ事件の裏で実際に起きていた実話をもとにした演劇。そこには、事件現場に向かった消防士の息子を持つ母親だったり、イスラム教徒の青年だったり、色々な人物が登場する。女性のパイロットもいるし、ゲイのカップルもいる。
最近のミュージカル作品(特にブロードウェイ)は、多様性を描けていることが、最低条件になっているようだ。この点、本邦はだいぶ遅れを取っている気がする。


彼らのガンダーでの滞在は5日間だったそうだが、そこでは、実話とは思えないほどたくさんのドラマが生まれ、今でも、同窓会が行われているとか。悲しい事件の裏側の、心温まる物語。
色々なキャストで再演してほしいな、と思える公演だった。

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