弘前から八戸に行き、百名城のひとつ、根城に向かいました。今回も強行軍でございます。
まず、スタンプをいただきに、八戸市博物館へ。
入口にこちらの銅像。
根城も、北東北の名士、南部一族の城です。銅像になった南部師行は、北畠顕家に従って奥州での南部氏の拠点を確立した人物のようです。
あの、公家将軍・北畠顕家(「桜嵐記」では、夢奈瑠音くんが演じていましたね)です
そして、最期は、北畠顕家と共に泉州石津(堺市)で討死したとのこと。ただ、根城は、その後も南部氏の居城であったそうです。
14世紀から17世紀まで300年間、一度も落城することなく、城としての役目を終えた名城だったとのこと。さあ、どんな城なのでしょうか。
こちらは、旧八戸城東門を移築したものだそうです。伝承によると、もとは根城の門だったものが、八戸城に移築され、安政6(1857)年に強風で倒れた後、家臣の門として建て替えられたものとのこと。
ずいぶん、長い旅をして戻って来たということでしょうか。
堀切のようになっていますが、地図には、記載がなく、現在、この辺りは、公園のような扱いになっている感じです。
(本丸だけ、再現されている。)
でも、もったいないくらい、広くて、気持ちいい場所でした。
この辺は「中館」と呼ばれていたようです。家臣たちが住んでいた場所のようですね。
この時期は「桜祭り」が開催されている時期だったようですが、ここでも桜は既に…果たして、私たちは、桜前線に追いつくことができるのでしょうか
こちらは、中館にあった「東屋」です。
時々、中で、イベントなどを開催しているようです。(八幡馬に絵付けをしたり…みたいな。)
こちらは、「身延の桜」。枝垂桜ですね。
山梨県にある身延山久遠寺の境内に樹齢400年を超える枝垂桜が2本咲いているとのことですが、そこから種子か枝をいただいたのでしょうか。根城の枝垂桜も大樹になるとよいですね。
本丸からは、有料(大人250円)必要になります。
その分、できる限り建物の復原を行っていて、見ごたえがありました。
こちらは、「納屋」。
半地下の竪穴式で、食糧庫になっていたようです。
復原は、とても丁寧に行われている印象です。
井戸の復原です。
こちらは、馬小屋の復原です。(馬の模型もいました
)
主殿など、復原できる建物はしっかり復原され、どのような建物だったか不明なものについては、柱位置に木を打ち込んでイメージが分かるようになっていました。
派手さはないけど、誠実で、気持ちの良い施設でした。
この記事へのコメント