2日目は、多賀城から平泉へ。
こちらは、観自在王院跡。奥州藤原氏2代基衡の妻により建立された寺院。建物は16世紀に焼失したそうだが、隣の毛越寺と合わせて、浄土庭園の遺跡として整備され、世界遺産の一部になっている。
さて、毛越寺(もうつうじ)に行きます。
ここに、芭蕉の句碑があります。
「夏草や兵どもが夢の跡」
これが、毛越寺の浄土庭園の一部。12世紀、人々が夢見た浄土は、このようなものだったんですね。
21世紀の我々が見ても、心落ち着く風景でした。
遣水(やりみず)。
園内を流れる人口の小川。ここに杯を浮かべ、それが自分の前を通過する間に和歌を詠む…という「曲水(ごくすい)の宴」が行われていた。
現在も、毎年5月に行われているそうです。(令和3年は中止)
フォトスポット的なベンチから撮影。正面の建物が本堂ですね。
池の中に風情をもたらす、洲浜。つい、馬出と呼んでしまった、城ファン
毛越寺を存分に楽しんだあとは、平泉巡回バス「るんるん」に乗って、中尊寺へ。
こちら、武蔵坊弁慶の墓と書かれています。中尊寺の参道前にありました。
紅葉の中尊寺。とても風情がありました。
こちら、弁慶堂。中に義経と弁慶の木像が安置されていました。義経像は、この位置からでは撮れなかったので、今剣くんに登場していただきました。
ここが、有名な金色堂。建物を丸々覆う、その名も覆堂の中で、今も黄金の輝きを保っている。中の仏様もすべて金色。3つある須弥壇には、奥州藤原氏三代の遺体が安置されている。(四代泰衡は、討たれたため、首級だけが収められている。)
こちらにも芭蕉さん。
そういえば、こんな句もありましたね。
「五月雨の降り残してや光堂」
さらに、「るんるん」に乗り、義経終焉の地と伝わる高館へ。
残念ながら、拝観時間を過ぎていたため、お堂は閉まっていました…
こちらは、供養塔。
この美しい景色の中、自刃したのかな~と思うと、切ない。
眼下を流れるのは、北上川。合戦のあった衣川は、ここからは見えないんですね。
この日は、平泉の温泉に宿泊。その名もホテル武蔵坊。
前沢牛のすき焼きと、武蔵坊という日本酒をいただきました。
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