「最遊記歌劇伝ーSunriseー」
原作:峰倉かずや『最遊記』『最遊記RELOAD』(一迅社刊)
演出・脚本:三浦 香
音楽:浅井さやか
アクション監督:栗田政明(倉田プロモーション)
振付:森川次朗
舞台監督:ザ・サムシングエルス
美術:松生紘子
音響:門田圭介(K2sound)
照明:川口 丞(キングビスケット)
映像:横山 翼
衣裳:小泉美都
ヘアメイク:工藤聡美、太田夢子
演出助手:神野真理亜
京都弁指導:黒木敦史
プロデュースコーディネーター:今藤佳美
アシスタントプロデューサー:赤坂茉里奈(4cu)、池長彩也子(サンライズプロモーション大阪)、西上恵圭(サンライズプロモーション大阪)
プロデューサー:岩崎 卓(4cu)、山田泰彦(サンライズプロモーション大阪)
特別協力:峰倉かずや/一迅社
制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/S-SIZE
企画・プロデュース:4cu
主催:最遊記歌劇伝旅社(Frontier Works Inc・サンライズプロモーション大阪)
「最遊記歌劇伝」は、2019年に観劇しているので、 2.5作品の中では、唯一、「初心者じゃない」作品。そもそもは、三上俊が出演している…ということで観劇することにしたのだが、ちょうど、映画「刀剣乱舞ー継承ー」を見ていたこともあり、鈴木拡樹にどハマりしたのも懐かしい。
三上俊については、その後、結婚を発表したこともあり、より、彼の俳優人生を支えていかねば…と、(どこの保護者やねん)積極的に公演を追うことにしたのだが、昨年2月の「艶漢」を仕事の都合で観に行けず、まあ、そのうちリベンジするかと思っていたら、丸一年になってしまった
やはり、舞台は一期一会。仕事なんかほっぽって観なきゃダメですね
そして、前回は、ただ、ダークな魅力がかっこいいと思っていた烏哭三蔵役の唐橋さん、その後、遅ればせながらYouTubeで無料公開されていた「侍戦隊シンケンジャー」にハマったため、いまや、推しの一人になりつつある…2年前の外様が、今やずぶずぶの「最遊記歌劇伝」ファンのつもりで、ステラボールに向かった。
しかし…そこは、アウェイだった…
私は、後ろから2番目の席だったのだが、フェイスシールドが座席に置かれていたのだ
(ちなみに、帰りに公演HPを見たところ、2階席を含め全席に置いてあったらしい。)
私は、前回のステラボール(「幽遊白書」)、舞台が遥か彼方にある1列目でフェイスシールドをしぶしぶ装着したこともあり、フェイスシールドの装着に対して、スタッフさんがどんな対応をするかを知っていたのと、その場合の告知アナウンス内容も知っていたので、「スタッフさんに直接言われたら、あきらめて装着しよう」と、あえて装着しないまま、開演を待つことにした。
予想通り、スタッフさんからの注意はなく、私は最後まで、フェイスシールドを装着することなく、オペラグラスで舞台を堪能した。(フェイスシールドしたくない理由は、オペラグラス使えないからなんですよ)でも、私の見える範囲の方は、前も後ろも隣も、皆さんおとなしくフェイスシールドをされていた。
高いお金(13,500円)払って、オペラグラスも使えないとか、本当にそれでよく怒らないな~と思う。
そもそもフェイスシールドは、出演者から発せられる飛沫をブロックするために装着するものだ。では、舞台からどれくらいの距離まで飛沫が飛ぶか…というと、これはもう、様々な劇場でテストが行われていて、客席の最前列くらいまでしか飛ばない。つまり、最前列を使用しないか、フェイスシールドを装着させれば、事足りる。
劇場によっては、3列目、4列目まで装着させているところもあったが、全座席というのは、本当に意味不明。いったい何だったのだろう
そして、そんな後ろの席なのに、素直にフェイスシールドを装着する側も、なにか不思議な気がした。おとなしくて、争うことが嫌いな日本人あるある…ってことだろうか。
…と、観劇前に、かなり落ち込んだものの、幕が上がれば、そこは、「最遊記」の世界だった。
今回の「Sunrise」は、ヘイゼル(法月康平)の少年時代(夏目航太朗/土方柚希)からの物語が描かれる。
沙悟浄役が、前回観た鮎川太陽から、平井雄基になっていた。そもそも、このシリーズ、三蔵の鈴木拡樹と悟空の椎名鯛造が固定で、あとの二人は、何度か変更されている。そのわりに、唐橋充は、ずっと出てきているのだから、キャスティングにおいて、どこに重きが置かれているか、なかなか深いものを感じる。今回は、唐橋氏、バク転も見せてくれ、その身体能力にひぇっと軽く声が出た。
光明三蔵(三上俊)は、前回公演でも、もう死んでいたが、今回も普通に登場していた。この作品は、あまりメイクに色を使っていないので、(死んでるからかな…)ちょっとお疲れなようにも見えた。でも、素敵でしたが。
ガト役(成松慶彦)もかっこいい役だったが、今回、死んでしまったので、もう出てこない…んだろうな。まあ、光明のようなパターンもあるかもしれないが。
また今回も、どうしてミュージカルなんだろうなーとは思ったが、もう、だいぶ慣れたかもしれない。
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