昨年、「#MeToo」運動(性暴力・セクハラ被害経験を受けた、と告発する人々を支援するために、「私も同じような被害を受けた」と語って援護射撃。ツイッター上で#MeTooのハッシュタグをつけて世界の女性が連帯した。)をもじった、「#KuToo」運動が話題になった。
会社でパンプスなどを履く事を義務付けられる(一部の業種では、こういうことがあるらしい)ことに対して、「NO」という運動だ。これに対して、多くの女性が賛同したが、心無い意見を述べる男性陣や、「私がハイヒールを履くのは、私の勝手。その権利を奪わないで」という女性の意見などが入り乱れ、大騒ぎになった。
その頃は、「選択制夫婦別姓」と同じく、やりたい人はやればいいし、「NO」な人のために、規則を変更してあげたらいいのに…と、私は思っていた。
しかーし
ヒールは、本当にダメなんです。
多くの女性は、加齢の後、足に負担を抱えることになります。
この見事な外反母趾をご覧ください。これが、20年以上ヒールを履き続けた私の足です。
(あまりにリアルが醜いのでモノクロにさせていただきました。)
現在、外反母趾+巻き爪で、医者通いをしています。
ずっと巻き爪に悩んでいたのですが、外反母趾を直さない限り、巻き爪も治らないそうです。
もはや、指を折り曲げることもできないほど、足裏の筋肉が弱っていました。つまり、ヒールは現代の纏足なのです
私の場合、どんな靴でも足が馴染むので、靴を選ばない足だったことも、よくなかったのかな…と、今は思います。ヒール履いて走り回っていたあの時代の私に言ってやりたい。
「ヒール、やめなさい」
と。
今、楽しくヒールを履いている女子の皆様、外反母趾になっているようなら、早めに整形外科に行ってください。そして、医師の指導のもとに、靴を選んでくださいね。
加齢と共に、たいへんなことになりますよ…。
そして、パンプスを強制している企業は、女性の健康を奪っているということを自覚すべきです。今すぐ、#KuTooへの賛同をお願いします。
この記事へのコメント
k
ただ、ローファーでも似合って、お客さまから文句がでないような服装が確立されないと、
現場ではパンプスを履かざるをえない状況は続くでしょうね。
ファッション業界はそこをもっと真剣に考えてもらいたいなと思っています。
ちなみに、店頭スタッフへの整容クレームの大半は女性のお客さまからのものだそうです。(男性はその場で怒るらしい)
お客さまの意識が変わるのが先か、企業が変わるのが先か、、、
夜野愉美
コメントありがとうございます。
同調圧力や、忖度や、クレーム対応や…色々な思惑が、#KuToo に繋がっているんだと思います。
誰もがやりたくてやっているんじゃない…でも、確実に健康が損なわれていく…根っこにあるものは、コロナ対応と同じですね…