浅利さん…

13日に浅利慶太さんが亡くなられていた、と本日、劇団四季のHPに発表があった。


私の人生初ミュージカル体験(テレビ)が、おそらく劇団四季の「ふたりのロッテ」。そう、エーリッヒ・ケストナー原作の「ふたりのロッテ」を原作にしたこどもミュージカル。宝塚の「愛のコンチェルト」とどっちが先かな…というあやふやな記憶なのだが、とにかく、今の私のミュージカル好き人生を形作ってくれたのが、この二作品であることは間違いない。


基本、経理畑の私が、どちらかというとエンタメ的な仕事に従事していた期間があって、その最後期に、劇団四季出身者の方々とお仕事をしていた。まあ、だいたい組織の代表者というのは、ネタをたくさん持っているものだし、彼らが語る浅利さんネタは、我々が語る会長ネタとどっこいどっこいの内容だったし、そもそも袂を分かって来た方たちなので、少々棘がある。
とはいえ、晩年の浅利さんは、やはり、色々大変な存在だったようだ。


それでも、浅利さんがいなければ、今、日本に、こんなに、ミュージカルは溢れていないだろう。
そもそも四季出身の俳優がいなかったら、日本国中どこでもミュージカルの上演が止まってしまう。


私たちにミュージカルという素晴らしいものを与えてくれてありがとうございます。
越路さん、岩谷さんにも再会されていますでしょうか。
どうぞ、今後も、日本の演劇界をお見守り下さい。

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