次回大劇場公演終了後の花組別箱公演が発表された。
まずは、トップコンビが参加するこちら。
2018年 公演ラインアップ【舞浜アンフィシアター】
2018/05/29
2018年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【舞浜アンフィシアター】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。
花組公演
主演・・・明日海 りお、仙名 彩世
舞浜アンフィシアター:2018年11月30日(金)~12月9日(日)
※当初発表の公演スケジュールから変更(公演を追加)して上演いたします。
スペシャルステージ 『Delight Holiday』
作・演出/稲葉 太地
前世紀からのファンの方しかご存じないと思うが、現在の東京宝塚劇場が2001年に建替えられる前、舞浜に移転するのではないか…という噂が宝塚ファンの間で飛び交っていた。噂というか、ある程度、根拠のある話だったとか。…なんて聞いた時は、とても残念だったわ。
(私個人としては、日比谷より近いのだ、舞浜の方が。)
あれから幾星霜、まさか、本当に舞浜に宝塚がやってくる日が来るとは…。
舞浜アンフィシアターは、2011年まで、シルク・ドゥ・ソレイユ公演『ZED』を上演していた劇場を多目的劇場にリニューアルしたもの。JR舞浜駅からは、東京ディズニーシー方向に外側の道路を歩くか、駅前の商業施設イクスピアリからアンバサダーホテルの2階通路を潜り抜けていくか、2つのルートがある。中を通っていくルートはちょっとわかりづらいかな。また、どちらにしても、歩くと意外と距離がある。10分くらいは余裕をもってほしい。
座席は、ステージを囲むようにすり鉢状に配置されている。2000席以上はあるので、日本青年館よりはチャンスがあるハズ。センターステージが丸馬出しのようにせり出しているので、銀橋とは違う新しい演出が期待できそう。
内容としては、クリスマスソングを中心としたショー作品…みたいな感じかな。せっかくだから、お近く…ということで、ディズニーソングなんかも入れてくれると嬉しいな…って、どこかにチケット落ちてない限り無理だろうな…
続いて全国ツアー。
2018年 公演ラインアップ【全国ツアー】
2018/05/29
2018年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【全国ツアー】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。
花組公演
主演・・・柚香 光
全国ツアー:2018年11月22日(木)~12月16日(日)
サスペンス・コメディ 『メランコリック・ジゴロ』-あぶない相続人-
作・演出/正塚 晴彦
スパークリング・ショー 『EXCITER!!2018』
作・演出/藤井 大介
全国ツアーは、トップスターが中心となって全国を回り、ここで宝塚を初めて観た観客を大劇場へ誘うという目的を持っている。
なので、トップスターが参加しない理由は、ほぼひとつ。すなわち、ここで宝塚を初めて観た観客が、それじゃ大劇場へ行ってみようかと思う頃に、そのトップスターが在団していない可能性が高い、ということだ。
そして、おおよその場合、トップスターに代わって全国ツアーを回ったスターが、次期のトップスターに就任する。
ここ最近の例外は、2014年秋の全国ツアーを回った紅ゆずる。トップスターの柚希礼音は、次の「黒豹の如く/Dear DIAMOND!!」で退団したが、後任は専科の北翔海莉だった。それ以外は、全ツを回った2番手スターが順当に就任している。
という、なんとなく落ち着かない話題はこの辺にして、「メランコリック・ジゴロ」も「EXCITER!!」も最近全国ツアーを回っている。「EXCITER!!」なんか昨年である。さすがに一年後というのは、いかがなものなのだろうか。
大劇場へ来てもらう前に、全ツ会場に来ていただけなかったら意味ないような…
そして、もう一本。
2018年 公演ラインアップ【シアター・ドラマシティ、KAAT神奈川芸術劇場】
2018/05/29
2018年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【シアター・ドラマシティ】【KAAT神奈川芸術劇場】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。
花組公演
主演・・・(専科)凪七 瑠海
シアター・ドラマシティ:2018年11月20日(火)~11月28日(水)
KAAT神奈川芸術劇場:2018年12月4日(火)~12月10日(月)
ロマンス 『蘭陵王(らんりょうおう)—美しすぎる武将—』
作・演出/木村 信司
「美しすぎる〇〇」って、一時はやりましたよね
雅楽「陵王」でもおなじみ、蘭陵王を主人公にした作品。木村先生の中国ものは、「鳳凰伝」とか「虞美人」とか三文字のタイトルなんだな…。耽美的な作品になったらいいな
ちょっと、全国ツアーの所で書いた人事の話を続けると、全ツで紅が主演した後、柚希の後任として星組のトップに就任したのは、その直後に花組のシアター・ドラマシティ公演で主演した専科の北翔海莉だった…と。
とはいえ、過去事例は、あくまでも過去事例。
そもそも、まだ、現トップさんが退団発表したわけでもないですしね。
余計なおしゃべり、失礼いたしました
この記事へのコメント
歴史好き
全ツは2回連続カメロマで回った時点で、3度目の構想はなかったかと。
ここ2年で、8人目の初単独東上ですね。
夜野愉美
コメントありがとうございます。
私もどこかで読んだ記憶があったのですが、前々理事長の本だったのかな…?
全ツについては、トップさんが回るべきものだと私は思っていましたが、もっと柔軟な考え方に変わったのでしょうか。1990年代に書かれた宝塚グラフィティ…でしたっけ?では、全ツを任されたということは、劇団の意思表示だというような記載があったと思いますが。
もし一人のトップさんにつき2回が上限だとしたら、「仮面のロマネスク」で連続回ったのは痛恨だなーと思います。
歴史好き
3回、4回の方もおられますが、同演目2回で打ち止めは、今回と
うた恋の真琴氏だけですね。(真琴氏は地方公演1回なので計3回)
2番手主演は2006年と2014年の一本物(ベルばら、風共)から、
2016年と今回のお芝居+ショーになり、ハードルが下がってきてる
のは事実かと。
再度のコメント、失礼致しました。
夜野愉美
記録のチェック、ありがとうございました。
私の方でも、過去のツアーについて少し見てみました。
私が連続して公演を観るようになって以降就任したトップさんの平均在団期間は、大劇場公演5.1作、2年11カ月でした。ということは、全国ツアーも2回というのが平均的と考えられます。
そして、在任期間が長ければ、全国ツアー経験も増えることになります。具体的には和央さんは4回です。
そして、そもそも同演目(芝居)でツアーを回ったスターさんは、マミさん(うたかた)とみりおさん(仮面)だけでした。
ただ、中日⇒全ツで同演目を回った方は二人いて、そのうち、あさこさん(あかねさす)に関しては、打ち止めではなく、その後もツアーに行かれています(ダル)。
2番手が頻繁にツアーに行くようになったのは、ここ数年ですね。