蘭寿さんのブログを見たら、同期のえりたんのことだけじゃなく、まっつの卒業のことも書いてくれていた。
やーさーしーいー
ありがとうございます
8月31日の自分を忘れないように、記録しておこう。
2年前、私は、悔いのない時間を過ごそうとして頑張り過ぎ、千秋楽の頃には実は入院相当であったにもかかわらず、そのことに気づいてすらいなかったおかげで、治癒まで約2ヶ月を要してしまった
あれから、わずか2年なわけですよ。
同じことやりたくても、カラダが拒絶してます
それに、心も
贔屓が退団しても、自分の人生は続いていく。そして、気持ちも少しずつ変わっていく。
そのことを知ってしまったから、当然セーブするわけです。
なんたって、今回、宿泊しないことにした。
日比谷の劇場からドアツードアで1時間以内という距離感だから、普通、公演中に都内に宿泊することはない。しかし、退団公演の千秋楽の朝は早く、退団前夜は出が遅い。そのため、退団者のファンは、劇場周辺に宿泊することが多いのだが…
今回は…千秋楽のこと考えて、前楽の出に行ってないしあ、そもそも前楽観てないし
2年前、よくわからないまま、退団をフルコースで経験し、自分の中で、取捨選択ができたのも大きいと思う。
たとえば、トップ退団なら4回開催されるさよならショーのうち、東京の前楽だけは、観なくてもいいっか…とか(大劇の前楽は、さよならショーの初回なので、どういう構成か知りたいってのがあるし、大楽は挨拶があるけど、東京の前楽は、そういう意味での特異性がないから。)
たぶん、全部やりきらなくても大丈夫だと思っている自分がいた。
フルでやらなきゃ、後悔する!と思っていたけど、そうでもないと知っている自分がいた。
退団の祭りに乗りきれてない自分、という面もあるかもしれない。だって、2年しか応援してないもん。それも、かなりセーブしたカタチで。
ま、それでも、服装は白にしてみた。
服装の指示は特になくて、大劇場の千秋楽前に、「服装の色指定はありません」という連絡があったきり。
たぶん、それが生きているとは、思いつつ、自分のけじめとして、白を着た。
実際、日比谷公園に集まった人は、白い人もいたし、白くない人もいた。全体で見れば、白かな?という感じ。スタッフさんもいつもの蜘蛛柄の黒Tシャツの白バージョンだったし。
入りは、劇場側のとっても見晴らしのいい場所で、次々に入られる真っ白な退団者の方々の姿を間近で拝むことができた。まっつは、通常営業な姿だったけど、それは想定の範囲内で。ヒョウ柄のジャケットが、祐飛さんを思い出すが、あまりにまっつに近すぎて、私はネジが飛んでいた。(ご贔屓の千秋楽の朝に、「おはようございます」とごく普通の声掛けで終了したのは私です)←テンパりすぎ
あと、とても嬉しかったのは、えりたんが入る時、撤収する途中で帝国ホテル側で少し待機時間があり、他会の後ろでえりたんの入りを見ることができたこと!諦めていただけに、本当に嬉しかった。
そこから日比谷公園に戻って解散となり、公演までの間は、中継組の友人たちとランチをする時間があった。
そして、千秋楽公演。
夢のように公演、さよならショーが終わり、そのまま劇場外へ。
不思議なことに、待つ位置が2年前とほぼ同じ辺りで…いろいろな感情が去来しつつの出待ちだった。まっつが歩いている間、周囲から、たくさんの声が飛んでいたけど、言葉が出なかった。たぶん、ぼーぜんとしていたのだと思う。
そこから、まるで、デジャヴのように、歩いてフェアウェル会場へ。
そして、ビュッフェ。
2年分食べましたよ。2年前は倒れそうなくらい体調が悪くて、ほとんど食べなかったもん。
おいしかったー。食べ過ぎた。東京會舘特製のカレーまで食べた。
そして、まっつ登場。
持っていたバラが、サムライという名前だということ、バラをスワロフスキーで束にしたこと、えりたんを巡って、あゆっちとバトルになったけど、まあ譲ってやってもいいと思ったこと、えりあゆがいいコンビだったという話、出が早かったのは、劇場からの撤収タイムが決まっていて、押しちゃいかん、と思っていたから…などと淡々と話すまっつを、ただ見つめていた。
一度、まっつは退場し、着替えて戻ってきた。これも大劇場と同じ。
ということは、歌うんだな~と、わくわく。好きな曲を歌います、ということだったけど、特に練習をしてきた風でもなく…ま、それも、まっつらしいかもしれない。
今後についても少しだけ言及があった。
決して歌を封印するわけではないらしいので、気長に待っていようと思った。
もちろん、私も人間なので、思うことは、すごくいっぱいある。でも、
「La Esperanza―いつか叶う―」
まっつが主演し、最後に歌ってくれたこの作品を、私は信じたいと思う。
【今日の言葉】~宝塚日めくりカレンダーより~
「ジュディ…君は俺の失ってしまったものを思い出させてくれた……」byロナウド@『華やかなりし日々』
作・演出:原田諒
宙組 2012年
掲載されている写真は、大空祐飛さん、野々すみ花さんでした。
この記事へのコメント