ミュージカル「Trace U」観劇

Musical「TRACE U」 演出:加古臨王脚本・歌詞:月森葵音楽監督:オレノグラフィティ 「ドバイ」という名のクラブ。そこで演奏している、イ・ウビン(瀬戸かずや)とボーカルのク・ボナ(宇月颯)。ク・ボナは、演奏を途中ですっぽかすし、どうやら、ヤク中っぽい。ボナの様子がおかしいのは、一人の女性に逢ってから。彼女はその女性に恋をしていたー (ここから全公演終了後)ネタバレしないと感想が書けないので、ご容赦いただきたい。この公演は、瀬戸&宇月のほか、津田英佑&榊原徹士、風間由次郎&榊原徹士のトリプルキャストで上演された。瀬戸と宇月は、男役としてでなく、女性役として出演していた(ボーイッシュな女性たちだったが…)。とはいえ、「恋した相手が自分を産んだ母親だった」という設定は逆にできないため、結果としてク・ボナはレズビアンの設定になってしまった。この点については、ちょっと気になっている。同じ脚本で、登場人物が異性愛者と同性愛者というのは、ずいぶん大雑把な設定だな…と。相方が異性愛者か同性愛者かで、イ・ウビンの立ち位置も変わったりしないのか…と。 会場は、ステージで客席を取り囲むような設営で、観客の席は敢えての丸椅子。好きな方をくるくる回って観てほしいということらしい。なかなか真後ろを振り向くっていうのは難しくて、(後ろの席の方の顔をバッチリ見ちゃうことにもなるので)前方と横くらいまでしか観ることはできなかった。でも、周囲の方々が、トシちゃんとアキラ、どっちのファンなのかは、すごく伝わった。宝塚…

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