「FORGOOD」(REAL⇔FAKE)

REAL⇔FAKE Final StageSPECIAL EVENT「FOR GOOD」 「REAL⇔FAKE」という映像作品を知ったのは、コロナ禍で「刀剣乱舞」にハマり、そこから2.5次元俳優を調べている時。2.5次元俳優を使った映像作品で、そこに声優でアーティストの蒼井翔太が加わり、男性ボーカルグループをめぐってのミステリーっぽいストーリーが展開する。6人組のグループ、Stellar CROWNS(ステラクラウンズ)がひとつの家で共同生活している日常と、そこに挿入される、ミステリー。Stellar CROWNSとのユニットに加わるはずの朱音(蒼井)が行方不明になったのだ。事件に巻き込まれる6人のメンバーも、意外とそれぞれ怪しい過去がありそうで、物語は混迷する。シーズン2では、朱音は、Stellar CROWNSの事務所の社長になっていて、新たなグループASTRA RING(アストラリング)のプロデュースに専念すると言う。ところがそのメンバーというのが、かつて、Stellar CROWNSの牧野凪沙(荒牧慶彦)、育田悠輔(植田圭輔)が所属していたグループFyrklover(フィルクローバー)の残りのメンバー、卯野紘希(猪野広樹)と稲森弥月(笹森裕貴)だった。体が弱くて脱退したはずの育田がちゃっかりデビューしていたことが許せない二人は、Stellar CROWNSへの敵意を隠さない。そんな時、牧野が行方不明になり…。シーズン3では、オフに山奥の洋館を訪れたStellar CROWNSと卯野が、バ…

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日比谷シャンテ衣装展「薔薇とサムライ2」

日比谷シャンテで、「薔薇とサムライ2」のゲキシネ(舞台作品を劇場映画用に撮影して公開するもの)公開記念として、衣装の展示会が開かれていた。天海祐希さんがステキすぎたので、衣装展もウキウキと行ってきました。ついでにグッズ買って、特典もいただいてきました これは、「トート閣下」と話題になった場面の衣装。絶妙なメロディーラインの別曲で、分かる人には分かる笑いを提供するのって、新感線さんとるひまとどっちが先なんだろう(私はるひまの方がなじみだったのですが。) 五右衛門さん(古田新太)と、アンヌ女王(天海祐希)の衣装。衣装もタカラヅカなみに凝ってますね。

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「転生したらスライムだった件」観劇

舞台「転生したらスライムだった件」 原作:川上泰樹・伏瀬・みっつばー『転生したらスライムだった件』(講談社「月刊少年シリウス」連載) 脚本・演出・作詞:伊勢直弘 舞台音楽:こおろぎ 殺陣指導:奥住英明 スライムギミック:風船太郎(映像出演) 振付:相原えみり 歌唱指導:水野里香 技術監督:寅川英司 舞台監督:佐光望 美術:竹邊奈津子 照明:田中徹 音響:高橋秀雄、石井雄太 映像:荒川ヒロキ、森すみれ 衣裳:加藤佑里恵 ヘアメイク:松前詠美子 小道具:羽鳥健一 演出助手:入江浩平 デザイナー:TRMN カメラマン:草場雄介 制作進行:杉田智彦 制作:DMM STAGE 主催:舞台『転生したらスライムだった件』製作委員会 いつものように、原作みりしら状態での参戦。開始5分で気づく。あ、これ、私無理なヤツだ。そうなのです。ファンタジー系作品が理解できない私には、この物語は難しい。 なので、理解できないながら、出演者たちの活躍と美しさを堪能する方向に転換。お目当ての七木奏音ちゃん演じるシズは、物語を理解できずに四苦八苦している間に死亡&主人公のリムル(尾木波奈)に捕食され(食べられ)てしまう。え、もう、こんなに早く離脱と青くなったが、ソーカという役でも活躍。むしろ、こちらの方が活躍していたかもしれない。 2.5次元作品あるあるで、「つづく」的な感じで終わったが、本役で亡くなってしまった場合、別役の方で活躍していても次はないのかなぁお友達の「推し」ランブロを手に入れたので、プレゼント私は、ランブロっ…

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「我ら宇宙の塵」観劇

EPOCH MAN「我ら宇宙の塵」 作・演出・美術:小沢道成映像:新保瑛加音楽:オレノグラフィティステージング:下司尚実舞台監督:藤田有紀彦照明:奥田賢太音響:鏑木知宏パペット製作:清水克晋衣裳:西川千明ヘアメイク:Kazuki Fujiwara演出助手:相田剛志舞台監督助手:磯田浩一 すごく面白い演劇を観た。事故で亡くなった少年のお父さん。お父さんは、どこへ行ってしまったんだろう少年は、どんなことも深く知りたがる性格で、母親(池谷のぶえ)はそれで困ってしまうことも多かったが、亡くなった父親が、少年に宇宙のことを教える。少年は夢中になって宇宙について学び、父と話し、日々を過ごした。その父親を失った少年は、母親とはほとんど言葉を話さず、ひたすら絵を描いていた。ある日、少年が姿を消しー 少年が姿を消したところから物語は始まる。母親は、出会った人々に息子を見ませんでしたか?と聞くが、鷲見昇彦(渡邊りょう)と早乙女真珠(異儀田夏葉)は、なぜか一緒に探すと言い出し、まるで桃太郎と犬猿雉のように、一人ずつ仲間が増えていく可笑しみがある。三人は、プラネタリウムに到着し、そこに少年(パペット)が来ていることがわかり一安心するのだが、鷲見(ペットロス)や早乙女(亡き母の呪縛)の問題や、「人が死んだらどうなるのか」という大人も本当のところは知らない命題を子供にどう説明するのか、という大命題が登場し、なかなかに哲学的。舞台の背景に登場する映像はとても印象的(線画アニメみたい?)だし、パペットを作・演出の俳優、小沢…

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ミュージカル「ムーラン・ルージュ」観劇

「ムーラン・ルージュ ザ・ミュージカル」 <ORIGINAL CREATIVE TEAM> BOOK:John Logan DIRECTOR:Alex Timbers CHOREOGRAPHER:Sonya Tayeh MUSIC SUPERVISOR, ORCHESTRATOR, ARRANGEMENTS & ADDITIONAL LYRICS:Justin Levine SCENIC DESIGNER:Derek McLane COSTUME DESIGNER:Catherine Zuber LIGHTING DESIGNER:Justin Townsend SOUND DESIGNER:Peter Hylenski HAIR DESIGNER:David Brian Brown MAKEUP DESIGNER:Sarah Cimino MUSIC PRODUCER:Matt Stine CO-ORCHESTRATORS:Katie Kresek, Charlie Rosen, Matt Stine DANCE ARRANGEMENTS:Justin Levine, Matt Stine PRODUCER:Carmen Pavlovic, Gerry Ryan PRODUCER:Bill Damaschke <JAPAN PRODUCTION TEAM> 演出補:ジャシンタ・ジョン 振付補:ダニエル・ビリオス 稽古場振付:トラビス・カーン 音楽監督補:スティーヴン・エイモス 装置…

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映画「カタオモイ」

「アキはハルとごはんを食べたい」の映画を観に行った時、予告編を見て、細田善彦が重要な役で出ているのを知り、鑑賞することにした。 主婦の杉下可南子(丸純子)は、夫の浮気を知り、家を飛び出し、早朝のバス停で一人の青年(細田善彦)に出会う。青年は、同棲していた恋人に出ていかれてから、浴びるように酒を飲んでは、戸外で夜を明かすような生活をしていた。見ず知らずだからこそ、身の上話をしたりした二人。その後、可南子は、人のよさそうな店主(片岡鶴太郎)のいる食堂に身を寄せ、アルバイト店員として働き始めた。ある日、ひどく泥酔した青年に再会した可南子は、彼を家まで送り届けたが、泥酔した青年は、恋人の名を呼びながら可南子にキスをしてきた。ポケットに青年のマンションのカギを入れたまま戻ってきてしまった可南子は、その日から、青年の家に行っては、掃除をし、料理を残してくるようになる。青年は、恋人が来てくれていると信じているが、当の恋人は、青年との生活に未練はないようだった。(一度、荷物を取りに来たところに出くわし、青年の母親と思われてしまう。←そこまで年は離れてないのに…)ある日、食堂を訪ねてきた青年を見て、店主の娘が彼の正体に気づく。青年は、人気絶頂で突然引退してしまった漫画家だった。その日から、生きがいをなくし、女優志望の自意識過剰の娘に恋をすることで自分を保ってきたのだった。一方、可南子の息子は、夫婦の仲を取り持とうと奮闘するが、可南子にその気はなく、夫も謝る気はない。(浮気ではなく、スナックのママに一方的に岡惚れし…

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ミュージカル「Trace U」観劇

Musical「TRACE U」 演出:加古臨王脚本・歌詞:月森葵音楽監督:オレノグラフィティ 「ドバイ」という名のクラブ。そこで演奏している、イ・ウビン(瀬戸かずや)とボーカルのク・ボナ(宇月颯)。ク・ボナは、演奏を途中ですっぽかすし、どうやら、ヤク中っぽい。ボナの様子がおかしいのは、一人の女性に逢ってから。彼女はその女性に恋をしていたー (ここから全公演終了後)ネタバレしないと感想が書けないので、ご容赦いただきたい。この公演は、瀬戸&宇月のほか、津田英佑&榊原徹士、風間由次郎&榊原徹士のトリプルキャストで上演された。瀬戸と宇月は、男役としてでなく、女性役として出演していた(ボーイッシュな女性たちだったが…)。とはいえ、「恋した相手が自分を産んだ母親だった」という設定は逆にできないため、結果としてク・ボナはレズビアンの設定になってしまった。この点については、ちょっと気になっている。同じ脚本で、登場人物が異性愛者と同性愛者というのは、ずいぶん大雑把な設定だな…と。相方が異性愛者か同性愛者かで、イ・ウビンの立ち位置も変わったりしないのか…と。 会場は、ステージで客席を取り囲むような設営で、観客の席は敢えての丸椅子。好きな方をくるくる回って観てほしいということらしい。なかなか真後ろを振り向くっていうのは難しくて、(後ろの席の方の顔をバッチリ見ちゃうことにもなるので)前方と横くらいまでしか観ることはできなかった。でも、周囲の方々が、トシちゃんとアキラ、どっちのファンなのかは、すごく伝わった。宝塚…

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「憂国のモリアーティ」リリイベ♪

「ミュージカル憂国のモリアーティ」」Op-4“犯人は二人”の発売記念イベントに参加してきました 円盤の予約の際、「8月5日に開催されるイベントに参加したいか」の質問があり、参加希望者から抽選で参加できるというもの。案内状が円盤に封入されていて、やったーと喜んだが、座席の抽選でさらに1列目が当たり、テンションマックス楽しくて幸せな時間でした 司会の高木俊さん(レストレード警部役)による、はちゃめちゃながらも最高の盛り上げのもと、Op.4の主な出演者たちが、ゲームを繰り広げてくれた。次回は出演しない(Op.4で死亡)ミルヴァートン役の藤田玲氏、一人、終わっちゃった人の気楽な雰囲気が漂ってきて、面白かった。(ほかのメンバーは、絶賛稽古中)ゲーム中もカメラを抱えてメンバーを激写している、カメラマン兼任井澤勇貴くん。なぜか、いつもオチになってしまう、鎌苅健太さん。すごく暑かったけど、このあと、北千住に行くというハードスケジュールだったけど、行けてよかったです。

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やすさだ…?(舞台刀剣乱舞七周年感謝祭)

「舞台刀剣乱舞 七周年感謝祭-夢語刀宴會」千秋楽に参戦してきました。 同じ「刀剣乱舞ONLINE」を原作とする二つのステージ、「ミュージカル刀剣乱舞」と「舞台刀剣乱舞」。「ミュージカル刀剣乱舞」には、「真剣乱舞祭」という年に一度のお祭りがあって、これがめちゃくちゃ盛り上がる。いつのまにか、「ミュージカル刀剣乱舞」の世界に魅せられていた。 一方、刀剣乱舞から派生する趣味として、刀を鑑賞するというのは、どうやら私には才能も嗜好も持ち合わせがなかったようだ。そうなると、刀剣男士は、私の中では、ゲームのキャラクターとして好きかどうかとイコールになる。刀ミュや刀ステに出演している俳優への「推し感情」を抜きにして、単純にキャラクターとして、どの刀剣男士が一番好みだろうか、と考えると、「大和守安定」じゃないかなーと思い始めていた。(もちろん、鳥ちゃんは大好きな俳優ですが。) で、そんな気持ちを確認するように、この団扇っぽい扇子を購入して、最近はずっと使っている。 「七周年感謝祭」はめちゃくちゃ面白くて、大満足だった。この本丸には、これまでのストーリーに登場したほかにも刀剣男士がたくさんいて、始まりの五振りも既に揃っているとして、蜂須賀虎徹(後藤大)が登場した時も、ざわめいた。まあ、ある程度プレイしたら、始まりの五振りは揃っちゃうよね。 慶応甲府匿名調査の舞台化も、まあ、想定の範囲内だったけど、おおーっという感じになった。しかし、そこに、いるとは思わないじゃん。これまで出てきたことのない、長曾祢虎徹(松…

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「リバー、流れないでよ」

鳥ちゃん(鳥越裕貴)ファンとして、そろそろ見に行っておかねば…くらいの気持ちで、見に行ったら、完全にハマってしまった。めちゃくちゃ面白いです。 「リバー、流れないでよ」は、京都を中心に活躍する、ヨーロッパ企画という劇団が制作した2本目の映画。1本目の「ドロステのはてで僕ら」は、コロナ禍にあってヒットはしなかったものの、海外の映画祭で絶賛されたらしい。今回の「リバー、流れないでよ」は、下北沢トリウッドと東宝という映画界かつてないタッグによって、めっちゃマイナーな内容ながら、東宝系シネコンでの拡大全国上映が可能になり、これこそ、デジタルとシネコンがよき方向に流れた例だなと思った。フィルム時代なら、いくら最高の配給網を持っていても、プリントしたフィルムの数だけしか同時上映ができないし、プリント自体が大きなリスクになる。(高額で、場所も取る)が、デジタルプリントは、フィルムより簡単かつ安価で配給ができるし、シネコンという、ひとつの作品を一日一回かけるだけでもいいシステムであれば、大博打の映画を配給網の片隅に放り込むことができる。 俳優陣は、基本的にヨーロッパ企画専属の俳優が中心となり、客演もネームバリュー先行の大スターを投入するわけではない。撮影場所は、京都・貴船にある割烹旅館と貴船神社周辺のみ。そんな映画が、死ぬほど面白い。ある瞬間から、2分間のループ地獄に陥ってしまった貴船周辺の人々。13時56分~58分の間をものすごい回数周回する。それを「ほんとに2分間の一発撮り」で撮影するという、たぶん誰も得…

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