長篠城
3年ぶりに2月の名古屋遠征。そのついでに、長篠城に行ってきました。
長篠…というと、歴史の教科書にも登場する「長篠の戦い」(織田信長鉄砲隊三段撃ち)を思い出してしまうが、ここ、長篠城に来て、いわゆる「長篠の戦い」が決した場所は、ここから少し離れた場所にある「設楽原(したらがはら)」なのだそうだ。長篠城の攻防は、その前哨戦となる。武田勝頼率いる1万5千の大軍が、500人の守備隊しか擁していない長篠城を取り囲んだ。籠城数日、城内にいた鳥居強右衛門(すねえもん)という武士が、決死の覚悟で城を脱出、岡崎城の家康に援軍を要請した。その時には、既に織田・徳川連合軍が出陣の準備をしており、3万を超える織田軍が出陣するとあって、安心した鳥居は、朗報を伝えようと、再び長篠城に取って返すが、武田軍に捕らえられてしまう。援軍は来ないから、籠城をやめて降伏するように、城内に向かって叫ぶように言われた強右衛門だったが、援軍が来るから持ちこたえるように叫んで、処刑される。(磔の刑)こちらのロッカーに描かれているのが、その、鳥居強右衛門。各所の剛毛がすごい…でも胸毛はないんだなぁ…
こちらは、長篠城の堀。堀の土をかき上げて、「土居(どい)」を作ったとのこと。堀にはかつては水が引き入れられていたようです。
長篠城址・史跡保存館では、百名城のスタンプのほか、上記鳥居強右衛門にまつわる物語や、武具、出土品などがコンパクトに展示されている。ちなみに、決戦の場、設楽原にも資料館があって、少しお得なセット券も販売されている。車で訪れ…