黒崎真音さん…
昔は相当アニメ好きだったのですが、21世紀になって以降はほとんどご無沙汰で、さらに、音楽をほとんど聴かないため、ずっと黒崎真音さんのことは、知りませんでした。それが、昨年11月に「ジェイド・バイン」という元宝塚の花奈澪さんが、脚本・出演した舞台を観に行き、そこで、原案・出演の黒崎さんを知りました。「人の死と思い出」をテーマにしたこの舞台は、黒崎さんの体験から生まれたものであるというパンフレットのメッセージを読み、そして、舞台での愛らしい居ずまいや、美しい音楽に、とても興味を持って、色々とプロフィールを調べました。神田沙也加さんとユニットを組んだりもされてたんですね。そして、今年1月、「李香蘭」という舞台で、ヒロインの命を救うために、自らの命を懸けて奔走する、リューバという女性を演じた真音さんの姿に、胸を熱くしました。(本当は、飛龍つかさくんを観に行こうとチケットを取ったのに、つかさくんが出ない版のチケットを取ってしまったことに現地で気づいたのですが、すぐに、でも真音ちゃんを見られるなら…と思うくらいにはファンになっていたことに気づいたりして。)
そんな真音さんが、今月16日に持病の悪化で亡くなられました。「李香蘭」の千秋楽からわずか半月なのに…。仕事の後に食事をして、帰りの電車の中で訃報に気づき、食べたものが消化できず、眠れない時間となりました。ただもう悲しくて。
でも、その存在を知ることができて、幸せでした。ありがとう。