「Alma de Tango」

「Alma de Tango タンゴの魂2023」 【演奏】アンドレス・リネツキー(マエストロ・ピアノ)    ウンベルト・リドルフィ(ヴァイオリン)    ラミーロ・ボエロ(バンドネオン)    パブロ・リカルド・グスマン(コントラバス) エグゼクティブ・プロデューサー:的場博子プロデューサー・構成・演出:高橋正人ステージディレクター・通訳:齊藤憲三音楽監督・編曲:アンドレス・リネツキーアシスタント・プロデューサー:長谷川瑛未、石橋裕子アートディレクション・デザイン:近藤賢司協力:(株)MATOBA、イイノホール後援:在日アルゼンチン共和国大使館、SADAIC(アルゼンチン著作権協会日本代表)、日本アメリカーナ音楽出版株式会社主催:(株)オフィスE&N 昨年10月に続き、アルゼンチンから本場の楽団・ダンサー・歌手を招いたタンゴのコンサートが開催され、大空ゆうひさんがゲスト歌手に招かれたので、行ってきました。前回はピアソラ没後30年を記念したコンサートだったが、今回のコンサートは、作曲者縛りのないタンゴのコンサートで、より、演奏とダンスに寄せた構成になっていた。(歌手は日本側1人、アルゼンチン招聘1人のみ。ゆうひさんは、1月28日だけの出演で、27日と29日は、ミュージカル俳優の竹内將人さんが参加された。) なお、前回出演したピアソラ没後30年コンサートの感想はこちら、パルテノン多摩でTSUKEMENさんと出演したコンサートの感想はこちらです。どちらも、少し後にアップしたので記憶が…

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ちなつちゃんDS!

鳳月 杏 ディナーショー 2023.01.26 <タイトル> 『未定』 <構成・演出> 中村 一徳 <出演者> (月組)鳳月 杏 ほか    【宝塚ホテル】 <日時> 2023年6月7日(水)・8日(木) <場所> 1階「宝寿」 <料金> 28,000円(税サ込) ※その他詳細は、決定次第ご案内いたします。    【第一ホテル東京】 <日時> 2023年6月11日(日)・12日(月) <場所> 5階「ラ・ローズ」 <料金> 28,000円(税サ込) ※その他詳細は、決定次第ご案内いたします。 これまで宝塚ホテルや第一ホテルのDSは、一卓の席数、会場のテーブル数を減少し、隣の席との間にパーテーションがあったり、料理の配膳回数を減らしたり…とコロナ対策しまくりだったが、政府の方針変更を受けて、過去同様の開催になってくれるのでしょうか。そしたら、政府の無謀な方針転換に、少しは感謝することになるのかもしれない。と同時に…この時期のDSの意味に、色々考えちゃいますな、ファンとしては。

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すっしぃさん…

宙組 退団者のお知らせ 2023.01.26 下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。    宙組 寿 つかさ 真風 涼帆 -すでに発表済- 秋音 光 紫藤 りゅう 澄風 なぎ 潤 花 -すでに発表済- 湖風 珀 2023年6月11日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 明希翔 せい 2023年1月26日付で退団 すっしぃさん…76期生は、私が宝塚ファンに戻って来た年の初舞台性なので、ある意味同期みたいな感覚がある。そして、すっしぃさんは、ゆうひさんがトップを務めた宙組時代でも組長だったので、本当にお世話になりました…という気持ちが強い。(私自身がお世話になったことはないはずなのに、なんだろう、このめちゃくちゃお世話になった感は)あと、あきもは、ゆうひさんの口からお茶会などで、名前を聞いた最下級生だと思う。しどりゅーは個人的に好きなので、ある程度覚悟はしてたけど、寂しいです。 皆さんにとって最高の千秋楽になりますよう、もう、それだけ祈っています。

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2023 東宝の花

新年初観劇がなんと、新公になってしまいました…いつも月半ばまでに撤去されている東宝の正月花、コロナ禍で1月公演が一部中止になったためか、この日まで、ずっと置いていてくださってました。ありがたや… シンプルな松・竹・梅の門松風飾りと、洋花のコラボが大胆で、でもしっくりきてますね。和洋折衷なレビューを得意とする宝塚らしい正月花かも。竹は削ぎ切りになっていますが、節の部分で削ぎ切りされた「笑う門には福来る」版。笑顔のあふれる2023年になってほしいものです。 昨年は、1月に観劇できず、撮影できなかったのですが、どこかでいただいた写真があったので、ご参考までに小さく載せておきます。 豪華ですね~実物を見たかった こちらは、東京宝塚劇場リニューアルから20周年だった一昨年。というわけで、「うさぎさん」という言葉も面映ゆかった「誰がために鐘は鳴る」から一回り。今年は、「俺の白兎」がパワーワードになりそうな一年ですね。 早くコロナが収まって、来年も滞りなく正月花をご報告できたらいいなーと、早くも来年に思いを馳せちゃいました。

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花組振り分け発表

現在公演中の大劇場尾公演終了後の、花組振り分けが発表された。 まずは、トップコンビが出演する梅田芸術劇場メインホール&ブリリア公演「二人だけの戦場」の出演者。 (花組)航琉 ひびき、舞月 なぎさ、羽立 光来、柚香 光、永久輝 せあ、春妃 うらら、綺城 ひか理(※)、峰果 とわ、凛乃 しづか、高峰 潤、星風 まどか、和 礼彩、龍季 澪、涼香 希南、鈴美梛 なつ紀、三空 凜花、南音 あきら、朝葉 ことの、涼葉 まれ、希波 らいと、海叶 あさひ、颯美 汐紗、天城 れいん、珀斗 星来、愛蘭 みこ、青騎 司、湖華 詩、初音 夢、伶愛輝 みら、湖春 ひめ花、鏡 星珠、美遥 あゆ (専科)高翔 みず希、凛城 きら ※綺城ひか理は2023年2月13日付で花組へ組替え めっちゃ、男役の多い公演みたいですね。たしかに、軍隊の話ですからね。まあ、わかりきっていますが、配役はこちら。 ティエリー・シンクレア… 柚香 光 ライラ… 星風 まどか いまさらですが、梅芸のメインホール公演なんですね。正塚先生らしい、ぎゅっとした空間の芝居なんだけど、メインホールでいいのかなぁ 続いて、聖乃あすか主演のバウホール公演「舞姫」の出演者。 (花組)美風 舞良、和海 しょう、紅羽 真希、帆純 まひろ、聖乃 あすか、泉 まいら、咲乃 深音、愛乃 一真、侑輝 大弥、太凰 旬、詩希 すみれ、二葉 ゆゆ、琴美 くらら、美羽 愛、美里 玲菜、美空 真瑠、夏希 真斗、稀奈 ゆい、遼 美来、宇咲 瞬、真澄 ゆかり、七彩 はづき、静乃 め…

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宝塚宙組東京特別公演「MAKAZE IZM」

真風涼帆リサイタル「MAKAZE IZM」 構成・演出:石田昌也作曲・編曲:手島恭子、太田健、高橋恵、玉麻尚一振付:御織ゆみ乃、若央りさ、AYAKO、平澤智、百花沙里装置:稲生英介衣装:大津美希照明:安藤俊雄音響:大坪正仁小道具:加藤侑子歌唱指導:西野誠演出助手:雑賀ヒカル舞台進行:片桐喜芳舞台美術製作:株式会社宝塚舞台演奏コーディネート:新音楽協会制作:長妻慶樹制作補:小坂裕二制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社 奇跡が起きまして…観劇することができました 今回の構成・演出は石田先生。わりと、演出家メッセージ(公演プログラム)で言い訳書くタイプなんですが、前回のコンサート「FLY WITH ME」の構成・演出を担当した野口先生のような若い感性がないし、時代についていっていない不安があったそうで、それでも集大成的なリサイタルを!という劇団の言葉にやる気を出して、足りない感性は、若手・中堅演出家へのアンケートで補ったとか。若手・中堅の意見によるシーンは、ちゃんと取り入れられていたと思う。 まあ、だいたいコンサート形式の舞台の場合、一度観劇しただけでは、記憶に残っているシーンの方が少ない。とはいえ、幸運が2回続くはずもなく、ポンコツな脳みそが覚えている限りの内容の薄いレポートになる予定です。一応、セットリストは手に入れたものの、それを見てもどんなシーンだったか覚えていないのだから、残念な私の記憶力だったのでした。 プログラムに記載されている「MAKAZE IZM」という曲、とてもよい…

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「らふちゅーぶ」単独ライブ

テレビと舞台のコラボ作品、「あいつが上手で下手が僕で」の第2シーズン公演のひとつ、“らふちゅーぶ”の単独ライブに行ってきました 本作は、芸人たちが流れ流れて最後にたどり着く場所と言われている「湘南劇場」(芸人たちの間では“遭難劇場”と言われている…)で芸を披露している若手お笑い芸人たちのオンとオフを描いた、2.5次元俳優たちによる深夜枠のテレビドラマが最初に放映され、2021年の暮れに舞台版作品が上演され、2022年に各コンビの単独ライブと、続編舞台の上演が発表され、既にアマゲン、ロングリードの単独ライブと、第2弾舞台は上演が終了している。残すは、らふちゅーぶの単独ライブと、テレビドラマのみ。 というわけで、満を持して開催された「らふちゅーぶ」単独ライブ。でも、ほんの少し、心配ではあった。単独ライブは1月15日。でも、その半月前の年末年始、コンビの一人、蛇谷明日馬こと、俳優の鳥越裕貴さんが、蜂窩織炎で入院していたから。元気に退院したことは知っていたが、それから2週間もたたないうちに、お笑いのステージとかやっちゃうまだトークイベントならともかく、漫才をやるなら練習も必要だし…とか、まあ色々心配しちゃってる私は、もう、ただのファンかもしれないでも、杞憂でした 冒頭からエンジン全開の漫才を聴き、心底安心しました鳴宮良(崎山つばさ)が、なぜか録音されたセリフに合わせて口パクし、誰より相方の蛯谷を不審がらせる…というネタ。シュールな面白さがあった。真ん中は、MCを含めたゲームや質問コーナーがあり、ここ…

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「ニュー・イヤー・ミュージカル・コンサート2023」

「NEW YEARS MUSICAL CONCERT 2023」 【出演】ベン・フォスター、レイチェル・タッカー、アダム・ジェイコブス、真彩希帆MC:溝渕俊介CONDUCTOR:若林裕治OHCHESTRA REED:大下和人       TRUMPET:大野学       HORN:堀秀樹       DRUMS:佐々木章       PERCUSSION:稲野珠緒       BASS:内田善範       GUITAR:塚田剛       KEYBOARD:栗山梢、金子浩介、長谷部美紗       VOILIN:玉置夏織、山本真希子       CELLO:森谷佳奈       MANIPULATOR:古賀敬一郎 演出:金谷かほり音楽監督:八幡茂舞台監督:黒澤一臣(OSK)照明デザイン:磯川敬徳(東京舞台照明)音響デザイン:山本祐介(共立)劇場技術スタッフ:Bunkamura/渋谷ステージセンター主催・企画・招聘・制作:Bunkamura特別協賛:PGF生命 新春を祝うミュージカルの祭典として、2016年から行われているガラコンサート、「ニュー・イヤー・ミュージカル・コンサート2023」に行ってきました。年末の「ジャパン・ミュージカル・フェスティバル」は、真彩希帆ちゃん出演日に行くことができなかったので(モリミュを取ってしまった)、新年を祝うこのコンサートは、どうしても行きたかった。今回の公演は、イギリス出身のミュージカルスターであるベン・フォスターさん、ブロードウェイで初代アラジン役と…

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花組再開!

(追)<公演再開(1月19日~)>花組 宝塚大劇場公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT -華麗なる香水-』 2023.01.17 花組 宝塚大劇場公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』は、公演関係者から新型コロナウイルスの陽性が確認されたことを受け、1月10日(火)~1月17日(火)の公演を中止しておりますが、このほど、公演の準備が整いましたことから、1月19日(木)より公演を再開いたします。 ご観劇を心待ちにしておられたお客様には、大変ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。公演の実施にあたりましては、感染予防対策を徹底し、お客様により良い舞台をお届けできるよう、また 安心してご来場いただけますよう、出演者・スタッフをはじめ関係者一同、全力で努めてまいります。お客様には、引き続き、感染予防の取り組みに何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 【対象公演】 花組 宝塚大劇場公演 ミュージカル・ロマン『うたかたの恋』 タカラヅカ・スペクタキュラー『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』 1月19日(木)より、公演を再開いたします。 ※1月17日(火)までは、公演を中止させていただきます。 ※1月17日(火)の新人公演につきましても、中止いたします。 ※1月18日(水)は休演日 【チケットの払い戻しについて】 中止となりました公演を対象に、…

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「チェーザレ」観劇

明治座創業150周年記念ミュージカル「チェーザレー破壊の創造者ー」 原作:惣領冬美『チェーザレ 破壊の創造者』(講談社「モーニング」所載)原作監修:原基晶 脚本・作詞:荻田浩一演出:小山ゆうな作曲・音楽監督:島健 振付:新海絵理子歌唱指導・コーラスアレンジ・音楽監督助手:福井小百合美術:乘峯雅寛照明:日下靖順音響:山本浩一映像:栗山聡之衣裳:西原梨恵ヘアメイク:宮内宏明擬闘:渥美博演出助手:高野玲舞台監督:岩戸堅一 チェーザレ・ボルジアの若き日の姿を描いたミュージカルを観劇。なんと、あの明治座にオケボックスができるという話題もあり、ぜひ観てみたかった作品。脚本はオギーだし。出演者は、バリバリのミュージカルスターと2.5次元俳優が混ざったような感じで、両方好きな身としては、なんだかこそばゆい。若手陣はロッソとヴェルデのWキャストになっていて、私は“ヴェルデ”の方を観劇したので、話はヴェルデの方になってしまうことをお断りしておく。 チェーザレ・ボルジア(中川晃教)はピサの大学に入学し、そこでフィレンツェ出身のアンジェロ(山崎大輝)と出会う。このアンジェロとチェーザレの友情をひとつの軸に物語は展開する。一方で、チェーザレは、父・ロドリーゴ(別所哲也)の出世に人生が左右されている、という部分もある。というのは、父は聖職者で、カトリックの聖職者は妻帯が許されていない。つまり、父が権力を失ったら、チェーザレは、その存在そのものが「罪」となって二度と浮かび上がれない。さらに、同世代人ではないダンテ(藤…

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