宝塚雪組東京公演「蒼穹の昴」観劇

グランド・ミュージカル「蒼穹の昴」~浅田次郎作「蒼穹の昴」(講談社文庫)より~ 原作:浅田次郎脚本・演出:原田諒作曲・編曲:玉麻尚一音楽指揮:御崎惠振付:羽山紀代美、麻咲梨乃、AYAKO、百花沙里京劇指導:張春祥装置:松井るみ衣装:有村淳照明:勝柴次朗音響:大坪正仁映像:石田肇小道具:増田恭兵効果:本田征也所作指導:袁英明歌唱指導:西野誠演出助手:谷貴矢、指田珠子衣装補:加藤真美舞台進行:出合史奈 舞台美術製作:株式会社宝塚舞台演奏コーディネート:ダット・ミュージック制作:山中一平制作補:齋藤智子制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社 浅田次郎先生の大長編「蒼穹の昴」は未読。あまりの長編に腰が引けたのだが、わからないことがあった時には、浅田次郎ファンで雪組ファンの友人に聞いて理解を深めることができた。この協力がなかったら、なかなか理解できなかったかも…と思う。まあ、たいがい、わからない部分は、原田先生が原作を自己都合で改変していた部分だったので、浅田先生には、何の罪もありません。(あと、私自身の歴史への認識不足でもないことがわかって、ホッとした。) 時は19世紀末、中国は清の時代。主人公の梁文秀(彩風咲奈)が、居酒屋で騒いでいると、家令(奏乃はると)が合格通知を持って駆け込んできた。これでいよいよ科挙最終試験に進むことになる。この場面で一緒に飲んでいるメンバーが、真那春人、久城あす、諏訪さきで、店主が汝鳥伶。冒頭から、間違いないキャストで掴んでくる。が、ひとつ気になることが…。清時代…

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