11月の状況

11月、国内の感染者数は、再び増加に転じた。第8波は間違いなくやってきている。 観劇できなかった作品…「天使にラブソングを」(東急シアターオーブ)真彩希帆ちゃんのシスター・メアリー・ロバートを観られる最初で最後のチャンスが消えました 視聴した作品…なし 普通に観劇できた作品…「HiGH&LOW/Capricciosa!!」(東京宝塚劇場)、「世襲戦隊カゾクマン」(赤坂RED THEATER)、「青の炎」(スペース・ゼロ)、「THE FANTASTICS」(シアタークリエ)、「歌妖曲~中川大志之丞変化~」(明治座)、「THE PARTY in PARCO劇場」(PARCO劇場)、「薔薇とサムライ2」(新橋演舞場)、「大空ゆうひソロライブ」(COTTON CLUB)、「どうやらビターソウル」(ザ・スズナリ)、「ジェイド・バイン」(THEATER1010)、「温暖化の秋」(KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ)、「エリザベート」(帝国劇場)、「セーブ・ザ・ダディ」(恵比寿・エコー劇場)、「あいつが上手で下手が僕で」(日本青年館ホール)、「ELPIDIO」(KAAT神奈川芸術劇場ホール)、「ショウ・マスト・ゴー・オン」(世田谷パブリックシアター)※太字の公演は、夜公演が時間通り開催されたもの 東京都の一日の感染者が1万人を超え続けると、「中止」という文字が出始める。つらい、悔しい、、、いつまで続くのだろうか。

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歌舞伎で「刀剣乱舞」!

2023年7月、新作歌舞伎「刀剣乱舞」が新橋演舞場で上演されることが発表された。松岡亮脚本尾上菊之丞演出尾上松也演出出演が決まっているのは、尾上松也、尾上右近、中村鷹之資、中村莟玉、そして中村梅玉。そのうち、現在、ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」に出演中の尾上右近さんは、そこで共演中のspiさん(刀ミュの蜻蛉切役)、有澤樟太郎さん(刀ミュの和泉守兼定役)から心得を聞いているなーんてすてきなツイートしてくれちゃって、嬉しくなる。「ジャージー・ボーイズ」、図らずも刀剣男士の宝庫(別チームで出演中の東啓介さんは、刀ステの燭台切光忠役)になってるそれだけ、「刀剣乱舞」がエンタメ界のビッグコンテンツになっているということなんだろうな。私もはまりまくっているので、その気持ちはよくわかるけど。 そもそも、歌舞伎の演目にも「小鍛冶」という小狐丸鍛刀にまつわる演目(文楽由来の演目なので、もちろん文楽にも同演目が存在する)があったりして、親和性は高い。(歌舞伎用語案内というサイトによると、歌舞伎に登場する刀は、髭切(戻橋・茨木・寿曽我対面・助六)、膝丸(戻橋・土蜘蛛)、小烏丸(紅葉狩)など色々。歌舞伎という展開は自然なことだったんですね。)ちなみに、髭切が登場する「戻橋」「茨木」は、茨木童子が腕を切られた話なので、ゆうひさんのプレお披露目作品「大江山花伝」にも繋がりますね。 演出の一翼を担う尾上菊之丞さんは、親子二代にわたって宝塚の演出にも関わっていらっしゃる方。来年2月には、宝塚OGが刀剣男士となる刀ステ公…

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「はじまりのカーテンコール」観劇

「はじまりのカーテンコール~your Note~」 原案・演出:植田圭輔脚本:伊勢直弘音楽:稲垣大助美術:古謝里沙照明:仲光和樹(E-FLAT)音響:天野高志(RESON)衣裳:小林洋治郎(Yolken)ヘアメイク:小林純子、星野智子演出助手:河原田巧也舞台監督:石井研一郎 「植田圭輔初演出作品」という宣伝文句に誘われ、観に行きました。てか、それが宣伝文句になるっていう、植田圭輔がすごいというか。 ゆうき(高崎翔太)、つとむ(田村心)、りょう(安西慎太郎)は、高校の仲良しトリオ。そろそろ将来について考える時期、ゆうきは生家の酒屋を継ぐことが決まっていて、つとむは進学予定。できれば、県立大学を狙っている。そんな二人に、りょうは、俳優になりたいという夢を話す。驚く二人だったが、すぐにりょうの夢を応援するようになる。そして、東京でオーディションを受けたりょうは、その帰り、雨の中、スリップした車にはねられ、18歳で他界する。りょうの兄、るい(古谷大和)が、りょうの遺品の中から見つけた「演技ノート」を、ゆうきに渡したことで、ゆうきの人生が変わる。ゆうきは、りょうの夢を自分が叶えようと思うようになる。だが、東京で俳優になりたいというゆうきに対して、父親(和泉宗兵)は猛反対する。実は、父親は、俳優を目指していた過去があった。挫折したゆえに、息子に同じ思いをさせたくなかったのだ。父に逆らったまま、東京に出たゆうきは、居酒屋でバイトしながら俳優の道を目指していた。バイト先の先輩(河原田巧也)も俳優志望で、ゆう…

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セルフレジについて

最近、さまざまな場所で「セルフレジ」が増えている気がしませんか スーパーやコンビニをはじめ、ユニクロのような衣料品店でもセルフレジが導入されていて、驚いた。というか、ユニクロで驚いたのは、セルフレジの快適さだった。購入したいものを入れたかごを所定の場所に乗せると、それだけで、品物と金額が画面上に表示される。あとは会計するだけ。また、画面に表示される案内が的確で分かりやすい。初めて使った時に「完璧」と思い、次もセルフレジを使おうと思った。人のいるレジより絶対に早い。快適さも変わらない。 その翌日、スーパーのイオンに行き、セルフレジが増えていることに驚いた。人のいるレジが少なすぎて、いやだけどセルフレジを使用せざるを得ない。イオンでも、以前からセルフレジを使うことはあった。点数が少なく、生鮮食品が含まれていない時。どちらかを選べる状態なら、それも便利だと思う。が、セルフレジ一択となると、不便この上ない。10点くらい購入すると、たぶん、お店の人にレジ打ちしてもらう3倍程度の時間を要する。もちろん慣れの問題もあるが、そもそも、お店の人は、バーコードを読ませながら、商品をかごAからかごBに移している。それだけのスペースがそこには存在する。が、セルフレジには、かご1個分のスペースしか用意されていない。移す先は、レジ袋(または持参したマイバッグ)。不慣れな人が、バーコードを通していきなりバッグに品物を入れるなんて、どれほど至難の業か。特に長ネギみたいな「すでに入りきらないことが決定しているもの」は、入れたは…

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今年のクリスマスツリー

東京宝塚劇場のクリスマスツリー、毎年紹介しているが、今年は、こんな感じ。 今年は「TOKYO TAKARAZUKA THEATER」という黒い台座がないんですね。雪組公演らしく、緑っぽい色合いにしてるけど、ベース(ツリーの枝葉の部分)は白。ここしばらく緑の葉のツリーだなーと思っていたら、久しぶりにツリーそのものをリニューアルしたということかしら。 飾りも、去年までとは雰囲気が違う感じ。金の縄目みたいなのがゴージャスですね こちらが、昨年のもの。星組公演中だったので、星のモチーフが使われています。  こちらが一昨年のもの。月組公演中ということで、てっぺんもお星さまではなく、お月さまです そんなこんなで、毎年、色々なタイプのツリーを楽しませてもらっています。ブログでは、3年分を1セットにして掲載しているので、ここからさらに遡って、2019年のブログ(2017年~19年分)も紹介しておきます。こちらです。公演的には、2019年が「I AM FROM AUSTRIA」(オーストリア国旗が装飾に使われてますね)、2018年が「異人たちのルネサンス」(大きな羽のモチーフ)2017年が「ベルリン、わが愛」(星のオーナメント)でした。

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金山城

今年5月に四国を回った城友とは、毎年、年末頃に近隣の城を訪れている。もう近場の百名城には、だいぶ行ってしまったので、今年は、群馬県にある金山城に行くことにした。 東武伊勢崎線太田駅下車。途中単線になるので、どんなにさびれたとこに行くのと不安になったが、太田駅は、かなり立派なターミナル駅だった。マスコットキャラクターもいた。「おおたん」だそうです。 しかし、太田には、おおたんよりずっと先輩のキャラクターがいる。「新田義貞」さんです。駅前に銅像がありました。(右側で跪いているのは、弟の脇屋義助らしいです。)大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を楽しんでいる身としては、その鎌倉幕府にとどめを刺した新田義貞公のルーツの地にたどり着く年の瀬…ということに、なにか、しみじみしたものを感じます。てか、鎌倉行きたかったな、今年。 四国でもやったように、観光案内にまず行き、「ガイダンス施設」を紹介いただく。ガイダンス施設までは、タクシーで時間短縮。施設は、隈研吾氏設計の素敵なところで、ここで、金山城の歴史を勉強した。金山城は、15世紀に築城された山城。新田一族の岩松氏によって築城され、明応の乱、享禄の変を経て、横瀬氏(由良氏)が実権を握り、その後、上杉謙信・武田勝頼に攻められても守り切り、難攻不落と言われた。北条氏に城主の由良国繁、弟の長尾顕長(まんばちゃんの作刀を命じた人ですね!)が軟禁され、助命のため開城、やがて、小田原北条氏の支城のひとつへと変遷した。(開城されなかったら、まんばちゃんも生まれなかったのね…)北…

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Tri-anGle「ライム」観劇

ミュージカルコメディ「ライム」 脚本・演出:平野華子楽曲提供:梟(https://owlsnest8989.wixsite.com/owlsnest/home)振付:干泥遥音響・照明:長江篤弘(ステージオフィス)舞台設営:南雅之(セントラルサービス)中付:JUN宣伝写真・舞台写真:kikineko宣伝美術:さいとうまゆみ舞台映像撮影:井出直樹受付:長澤まりえ、紗蘭広夢、つばりん@、稲田聖子、今野櫻子制作:Tri-anGle(劇団メリーゴーランド) 今年の夏、ライブという形で復活した劇団メリーゴーランドの男子チームTri-anGleが、とうとうミュージカル作品で帰ってきた。澤田写真館というコンパクトな会場での復活だったが、作品は面白く、梟さんという新たな音楽協力を得て、また新しいメンバーの側面を見ることができる時間だった。 20世紀初頭のヨーロッパ。ルイス・ウィンクラ―(華波蒼)が開発した「TR0310(まるさんひとまる)通称ライム」は、有機物を石灰化させる化学兵器。遺体はただちに灰になり、生きているものは、吸い込んだ体内から石化が進み、やがて死に至る。自らが開発した「ライム」(本当は、ライムとだけ呼ぶことは厳禁らしいです。常に、「TR0310通称ライム」と言わなければならない)の威力におののいたルイスは、戦場で実験的に使われた直後に姿を消す。その3年後、さびれた港町に係留している船に、腰の曲がった神父が現れたー 研究所から逃げ出したルイスは、この船の持ち主であるデリック・クラウゼ(月夜見翔…

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