バファローズ日本一!

オリックス・バファローズが日本一になった。 最近はあまり熱心に日本のプロ野球を見ていないが、前世紀は、よく球場に足を運んでいた。東京ドーム、神宮球場、マリンスタジアム…もっと昔は、もっぱらテレビ観戦だったが、忘れられない日本シリーズがある。1978年、いわゆる「江夏の21球」で有名な、近鉄×広島の大会だ。その時、近鉄の監督は西本幸雄さんで、彼は、以前、大毎や阪急の監督をしていて、その時V9中の巨人などに敗れること6回、7度目のチャレンジだった。当時、パ・リーグはシーズンを前期・後期に分け、それぞれの優勝者がプレーオフで戦って日本シリーズの挑戦権を決めていた。(クライマックス・シリーズは存在していない。)プレーオフを神がかり的に勝ち上がった近鉄だったが、プレーオフの守護神・山口哲治の不調もあって、3勝3敗で最終戦を迎える。4対3で広島が勝ち越している状態で、9回、江夏が登板。が、いろいろあってノーアウト満塁という、近鉄としては大チャンス。が、そこからの江夏がすごかった。特に石渡のスクイズを見破ったところは、もう…近鉄は、翌年もプレーオフを勝ち上がり、再び広島に挑戦するも、やはり3勝4敗で敗退。結局、西本さんは日本一になることなく、監督を辞めた。そして、10年後の1989年、加藤の失言事件で、巨人相手に3勝4敗で敗退。(←別に失言で負けたわけではない。3連勝した後に、ヒーローインタビューで、巨人打線を“たいしたことない”とか言っちゃったんですね。のちに「巨人は(パ・リーグ最下位の)ロッテより弱い」と…

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新宿御苑の秋ばら

今年は夏ばらを見に行けていなくて、久しぶりの新宿御苑になりました。今年、年間パスポートの元が取れないかも… 秋晴れのよい天気。芝生では、大勢の方々がほっこりされていました。プラタナスは、葉が生い茂ってましたね。 デンティーベス。一重のバラです。 こちらは、ピース。殿堂入りしている人気のバラです。   メルヘンケニギンと楽園。楽園は、京成バラ園芸で作られたバラ。どちらも形の綺麗なバラですね。 芳純。こちらも、京成バラ園芸生産のバラです。 エリナ。こちらも殿堂入りしています。 ダブルデライト。アメリカのバラで、こちらも殿堂入りしています。 プリンセス・ドゥ・モナコ。愛らしいバラですね。 フェローシップ。   イエローフロイレッテとクイーン・エリザベス。今年は、エリザベスII世死去というニュースもあったので、このバラが綺麗に咲いているのは、嬉しかったです。   私の大好きなブルー・ムーン。今年はたくさん咲いているところに間に合いました。 もう一枚、ブルー・ムーン。ブルー・ムーンという名前ですが、ドイツで作られたバラです。 ゾンマービント。愛らしいピンク色。   マージョリー・フェアーとアンブリッジ・ローズ。若干、小ぶりだけど、色も形も美しい。 桜園地の中に、十月桜が咲いていました。 来年の桜も楽しみです。

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雪組振り分け発表

現在、大劇場公演中の雪組が、東京公演終了後の来年出演する別箱公演の振り分けが発表された。 まず、新トップコンビが出演する、御園座公演の出演者は… (雪組)透真 かずき、彩風 咲奈、久城 あす、杏野 このみ、桜路 薫、天月 翼、和希 そら、沙羅 アンナ、野々花 ひまり、希良々 うみ、眞ノ宮 るい、星加 梨杏、琴羽 りり、麻斗 海伶、有栖 妃華、 咲城 けい、真友月 れあ、聖海 由侑、夢白 あや、愛羽 あやね、紗蘭 令愛、愛陽 みち、蒼波 黎也、絢斗 しおん、菜乃葉 みと、琴峰 紗あら、愛空 みなみ、海咲 圭、希翠 那音、華世 京、夢翔 みわ、天音 ことは、夢陽 まり、彩名 美希、絢月 晴斗、妃奈 環、瞳月 りく、小乃美 ゆき、紗香 にいな、琴華 ひまわり そして、あーさが主演するKAAT/DC公演の出演者は… (雪組)奏乃 はると、真那 春人、朝美 絢、愛 すみれ、白峰 ゆり、妃華 ゆきの、叶 ゆうり、諏訪 さき、縣 千、日和 春磨、一禾 あお、涼花 美雨、稀羽 りんと、壮海 はるま、莉奈 くるみ、天咲 礼愛、千早 真央、麻花 すわん、風雅 奏、音彩 唯、紀城 ゆりや、美影 くらら、月瀬 陽、霧乃 あさと、華純 沙那、白綺 華、瑞季 せれな、風立 にき、苑利 香輝、星沢 ありさ ちょっと、意外な分け方にも思いましたが、新生雪組の船出、どのようなスタートになるのか、楽しみに待ちたいと思います。

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「羽世保スウィングボーイズ」東京公演スタート!

2021年に博多座で上演された「羽世保スウィングボーイズ」の東上公演が、明治座で始まった。 明治座の宣伝タレ幕。ゆうひさんの名前も掲示されていて、ビックリ ゆうひさんの幟は、ベテラン俳優陣の間にありました羽世保造船の常務を演じる長谷川初範さん、羽世保造船タップダンス部の部長役・雨宮良さん、四国の海運会社のオーナー会長役。坂本あきらさん。 ここはまとめて撮影しちゃいました。坂本さんの隣は、ジャズバー・カメリアの従業員・花紅葉役の幸田尚子さん、主人公の後輩・丸本役の斉藤優さん、ジャズバー・カメリアのママ役の椿鬼奴さん、主人公の息子役・中村浩大くん。その向こうは次の写真で。 浩大くんのとなりは、ジャズバー・カメリアの従業員・夏矢崎役の財木琢磨さん、そして主人公の娘役の大場美奈さん。博多座の時は、チラシに(SKE48)って書いてあったけど、卒業されたんですね。 そして、(ちょっと風で良く見えませんが…)右が、座長!主人公・五代剛を演じる博多華丸さん。左が、羽世保造船所の食堂の調理師役・南沢奈央ちゃん。ゆうひさんとは、「お月さまへようこそ」に引き続いての共演ですね。

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「ジャージー・ボーイズ2022」

コロナ下で、すべての舞台が中止となった後、帝国劇場で、「ジャージー・ボーイズ」がコンサート形式ながら復活したのは、本当に嬉しかった。が、クリエから始まった「ジャージー・ボーイズ」が、とうとう帝国劇場でミュージカルとして上演されるという奇跡は、一旦お預けになったようだ。今回の会場は、日生劇場。チームは、コンサートの時と同じ「グリーン」と「ブラック」。ただ、初演以来ボブ・ゴーディオを演じ続けていた矢崎広は降板し、有澤樟太郎が新たなボブ・ゴーディオ役になった。2年前に太田基裕が降板して以来のショックだな…でも、今回から、フランキー・ヴァリ役が中川晃教のシングルから、花村想太とのWキャストになった。キャス変には寂しさもあるけれど、新しい出会いもある、ものね。 さて、前回のコンサート時、JBの暴れん坊、藤岡正明が、チームブラックなのに、ブラックのペンライトを振ってくれる人がいないという、意味不明な発言をしてくれたので、JBファンとして、ブラックのペンライトを作成してみました (ちなみに、ベースは、「ミュージカル刀剣乱舞」のペンライトを使っております。(パライソのやつです。) 家ではいい感じだったのですが、実際に会場に持っていくと、明るさが足りなくて、再考の必要があると思いました。 こういうのも作って、ペンライトに付けて応援するつもりだったのですが、剝がれやすくて、こちらも再考の必要がありそうです。お手製のものって、奥が深いですね。 あれこれ下準備をして、劇場へ。 まずは、チームB…

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「グレート・ギャツビー」感想 その2

飛蚊症になってしまい、慌てて眼科に駆け込むも、「加齢」と言われてしまいました。いいんです、病気の方がイヤですからね。 ということで、「加齢なるギャツビー」じゃなくて、「グレート・ギャツビー」感想、「その1」はこちらです。 第2部冒頭のシーンは、大劇場用の華やかな場面が新設されている。と同時に、2番手の役になったトムのキャラクターを見せる場面にもなっている。週末のジークフェルド・フォーリーズのステージを予約したので、一緒にいかないか、と、ニックを誘うトム。が、ゴルフ練習中のニックは、それどころではない、と断る。トムは、仲間を引き連れて、フォーリーズに向かう。華やかなステージは、アンナ(晴音アキ)とルディ(彩海せら)を中心に繰り広げられる。トムを招待したヴィッキー(結愛かれん)は、踊り子の一人。どうやら、大金持ちのトムに夢中なようで、ステージの最中、トムにアピール(しているっぽいポーズ)を繰り返している。銀橋に居残ってコケティッシュな笑顔を振りまくヴィッキー。それに気づいたルディが、迷惑そうにハケるように促す流れが面白い。東京に来て、少し強調されたかなこれを受けて、楽屋に花を持っていくトムを、仲間がからかう。「そんなんじゃないよ」とか言いながらも、まんざらでもないトム。楽屋に入り、花とゴージャスなアクセサリーをプレゼントすると、ヴィッキーはトムに抱きつく。と、そこへドアが開き、二人を撮影するミッチェル(佳城葵)と恫喝するスレイグル(蓮つかさ)。とっさにヴィッキーを見たトムの芽が、驚くほど冷たい。こ…

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エン*ゲキ#06「砂の城」観劇

エン*ゲキ#06即興音楽舞踏劇「砂の城」 作・演出:池田純矢 音楽:和田俊輔、ハラヨシヒロ音響:井上直裕照明:大波多秀起美術:根来美咲歌唱指導:新良エツ子振付:吉野菜々子演出助手:高橋将貴、櫻井裕代舞台監督:下柳田龍太郎メイク:古橋香奈子、成谷充未衣裳:村瀬夏夜衣裳進行:伊藤優理宣伝写真:京介宣伝美術:田中ユウコ、渡部亜利沙Web:蘭わかばライター:横川良明PRディレクター:森欣治キャスティング:梓菜穂子制作協力:設樂敬子共同プロデュース:山田泰彦、北村友香理プロデュース:森脇直人宣伝:ディップス・プラネット票券:サンライズプロモーション大阪主催:関西テレビ放送、サンライズプロモーション大阪、バール製作:バール 国土を砂地に覆われた大海の孤島、アミリア。王位継承者ゲルギオス(池田純矢)は、ひどい暴君。いずれ国王になるのだから…と怖いものなし状態。しかし、国王が崩御してみると、実は、王位継承権を持つ庶子がいることが明らかになる。ゲルギオスは、庶子抹殺の指令を下す。主人公テオ(中山優馬)は、領主アッタロス(野島健児)の娘、エウリデュケ(夏川アサ)と結婚、幸せの絶頂にいた。親友、アデル(鈴木勝吾)も二人の結婚を祝福していた。ある日、エウリデュケの奴隷のレオニダス(岐洲匠)が、王位継承権を持つことが判明、城に連れていかれる。奴隷だったレオニダスは、貴族のような暮らしを始める中、自らの命の危険を感じ始め、脱走する。そして、故郷に戻って逃げ込んだ家畜小屋で、テオに匿われる。元の主人であるエウリデュケに迷…

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「クランク・イン」観劇

M&Oplaysプロデュース「クランク・イン!」 作・演出:岩松了 照明:沢田祐二 美術:愛甲悦子 音響:高塩 顕 衣裳:伊賀大介 ヘアメイク:大和田一美(APREA) 演出助手:村田千尋 舞台監督:清水浩志 制作:近藤南美 制作助手:寺地友子 制作デスク:大島さつき 宣伝:ディップス・プラネット 宣伝美術:坂本志保 宣伝写真:渡部孝弘 宣伝衣裳:チヨ(コラソン) 宣伝ヘアメイク:APREA、RYO〔吉高由里子〕 宣伝動画:原口貴光 HPデザイン:斎藤 拓 プロデューサー:大矢亜由美主催・製作:(株)M&Oplays 吉高由里子の久々舞台作品であり、共演に眞島秀和、そして岩松了作品ということで、これは観なければ…と思った作品。一人の女優が撮影のためのロケ現場で溺死、一時撮影中止になった現場に再び撮影クルーが集結する。女優の死は、本当に事故死だったのか…みんなの心に疑念があった。そんな現場に、新たにキャスティングされた女優(吉高由里子)が現れ、人々の心の不安を煽っていく。海外の映画関係者だったらとっくに市民権を失っていそうなクソ監督役に眞島秀和。こんなゴミみたいな男をリアルに演じるとは映画でヒロインを演じることになっている大女優に、秋山菜津子。不安でイラチになっている女優のイタさがじんじん伝わってくる。ほかにも、長年、クソ監督の作品に出演している女優(伊勢志摩)だったり、監督の新たな愛人として映画に出演する新人(石橋穂乃香)だったり、大女優の付き人(富山えり子)だったりが、同じ…

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「エリザベート」2022ミニ感想(1)

帝劇「エリザベート」を観てきた。今回の配役はこんな感じ。 ちゃぴ(愛希れいか)のエリザベートは、少女時代の愛らしさ、頑ななつぼみのような新婚時代 …と、丁寧に人生を積み重ねていく姿に胸を打たれる。古川雄大のトートは、もう立派な黄泉の帝王涼風さんのゾフィーは、やっぱり、この人、小池修一郎との相性がいいな、と思った。ゾフィーという役は、「エリザベート」という作品の中でも、特にキャラクター化された役。それをキャラっぽく演じるテクニックがすごいというか、さすが、元祖人間アニメ演技(by小池修一郎)といった感じ。なにより、上山竜治のルキーニが印象に残った。狂言回しとしての軽さと、暗殺者の重みがベストな形でブレンドされている。次回もぜひ出演してほしい。

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「アルキメデスの大戦」観劇

「アルキメデスの大戦」 原作:三田紀房『アルキメデスの大戦』(講談社「ヤングマガジン」連載)舞台原案:映画「アルキメデスの大戦」(監督・脚本:山崎貴) 脚本:古川健演出:日澤雄介美術:土岐研一照明:松本大介音楽・音響:佐藤こうじ映像:浦島啓衣裳:藤田友ヘアメイク:宮内宏明軍事監修:後藤一信数学監修:根上生也 方言指導:岐部公好軍事所作指導:越康広、長谷部浩幸 演出助手:平戸麻衣舞台監督:荒智司 「アルキメデスの大戦」は、「ヤングマガジン」に連載中の漫画作品で、まだ完結していない。そこで、本作では、既に2019年に公開されている映画「アルキメデスの大戦」を原作とし、その範囲(海軍における巨大戦艦推進派<旧勢力と空母推しの山本五十六との攻防)を中心に舞台化する、という面白い二重構造の作品となっている。ちなみに原作映画は見ていて、その時のミニ感想はこちら。映画版にはすごく感動して、続編をいまだに待ち望んでいる。そのうえ、夏にハマりまくった劇団チョコレートケーキの脚本家と演出家が、2.5次元の帝王である鈴木拡樹を主演に据えてどう料理するのか、上演するはずだった2020年の数倍、期待値は上がった。 海軍少将山本五十六(神保悟志)は、「これからの戦争は航空機が主体になる」と確信しており、つまり、海軍的には、今後建造すべきなのは空母(航空母艦)だと提唱し続けていた。が、海軍の主力戦艦「金剛」の老朽化に伴う後継艦の建造にあたり、巨大戦艦を建造しようとする嶋田少将(小須田康人の一派と完全に対立していた。…

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