「不思議の国のひなまつり」

J-CULTURE FEST presents装束 meets ミュージカル「不思議の国のひなまつり」 作・演出・作詞:加納幸和音楽監督・作曲:大貫祐一郎ショー構成演出・振付:当銀大輔和楽器:吉井盛悟日舞振付・所作指導:花柳輔蔵 美術:古川雅之照明:吉川ひろ子音響:山本浩一、山下真以子衣裳:落里美音楽助手・稽古ピアノ:伊藤祥子演出助手:山下茜舞台監督:山本圭太 企画・制作:井筒企画、井筒東京制作協力:花組芝居、サンライズプロモーション東京、オズエンタテイメント主催:株式会社井筒、株式会社東京国際フォーラム 昨年お正月に観劇した「千年のたまゆら」がとても面白かったので、今年も観劇することにした。今回は、3月3日からの公演ということで、「お雛様」がテーマになっている。(今年のお正月にも公演はあったのだが、昨年の「…たまゆら」的な公演は、今回の「ひなまつり」の方だろうと思う。) 高校生の弥生節子(寺田光)は、2月のある日の下校途中、兄によく似た平安装束の男(鈴木福)に声をかけられる。やがて、節子は、三人官女(大井靖彦・押田健史・永澤洋)に追い掛け回され、左兵衛中将(原川浩明)と右兵衛少将(桂憲一)に右と左はどっちだとしつこく迫られ、とうとう、男雛(山本耕史)と女雛(姿月あさと)の前に引き出される。彼らは、ここ十年程放置され、飾られていなかった弥生家のお雛様たちだった。「今年は飾ります」と約束したところ、節子は、市松人形の花子(加納幸和)に誘拐される。実は、この花子を動かしていたのは、十年にわた…

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