2021年の大空ゆうひ

2020年は、公演中止という悲劇に見舞われた一年だったが、2021年は、コロナ禍を縫うように、ゆうひさんは、全国の劇場を駆け抜けた。 1月、舞台『キオスク』に出演。この公演は、兵庫から始まり、東京、そして全国各地を回り、広島で千秋楽。ゆうひさんは、全部で8役以上を演じ、どれもが印象的だった。石丸さち子さんのパワフルな演出を受けて、単役だったら決して回ってこないような色々なキャラクターを演じてくれて、とても楽しかった。 4月、宝塚の「エリザベート」25周年を記念して、ガラコンサートが開催され、ゆうひさんも、アニバーサリーVer.と、月組Ver.に出演。月組Ver.は、瀬奈じゅん様主演だったので、本来ならゆうひさんは呼ばれないパターンなのだが、なぜかルドルフ役で出演。“パリ空”ネタで、あさこさん、きりやんと盛り上がったらしい。仲良きことは…ですね。 7月、「羽世保スウィングボーイズ」で2年ぶりに博多座出演。8月には、新歌舞伎座でも上演。前回(めんたいぴりり)同様、博多華丸さん主演の舞台。ゆうひさんは、華丸さんの別れた奥さんで、現在の羽世保市長。しかし、実は、ナイトクラブの歌手もやっている…というぶっ飛んだ役。楽しそうに演じていて、なによりでした。 また、7月末に「巴里の音楽」というシャンソンなどを歌う舞台に参加。ゆうひさん以外の出演者も多彩で、楽しい時間を過ごした。久々に壮一帆さんと共演できたのも嬉しかった。 9月、日本舞踊と朗読劇のコラボ…という面白い企画舞台「お七」に、八百屋お七の役で出…

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