「#これで恋ができるなら」観劇

「#これで恋ができるなら」 作・演出:相馬あこ 舞台監督:今泉馨照明:奥村典洋(ALLEX)美術:多賀慧演出助手:藤田晋之介(100点un・チョイス!)演出部・主題歌:渡部真也(100点un・チョイス!)宣伝美術:大沢寿恵(citrolemon)スチール撮影:千賀健史記録撮影:TWO-FACE宣伝メイク:藤原萌パンフレットデザイン:太田明日香制作補佐:上畑みさと制作統括:松本匡平(100点un・チョイス!)企画・制作:#これで恋ができるなら製作委員会(演劇ユニット100点un・チョイス!/オフィスインベーダー) とある山のペンション。一人の老女(加倉恵子)が佇んでいると、彼女が気づかない間に、一人の青年(定本楓馬)が後ろを横切る。次の場面では、一人の若い女性(伊藤寧々)が、何かにとても悩んでいる。そこへ、先ほどの老女が登場する。女性は、屈託なく、自分の小説のネタ探しに付き合ってほしいと言い、老女にいろいろ尋ねる。老女は、自身の話ではなく、自分が見聞きした話…として、女性にひとつの物語を聞かせるー次の場面からが、本題と思われる。同じペンションに、「#恋をしたら100万円」というメールでおびき出された男女が集まり始めている。全員がメールで呼ばれたわけではなく、枝沼要(三浦海里)に呼ばれてやって来た友人が3人いる。しかし、その友人たちは、参加者の一人、万田剛(定本楓馬)の姿を見ると、全員が動揺する。剛を問い詰める伊藤海斗(小西成弥)、驚いて声も出ない岡宮由梨(瑞季)、そんな由梨を見て激昂する寺芝早…

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「La Musique De Paris 1930-1970」(1)

「La Musique De Paris 1930‐1970」 ゆうひさんが出演するイイノホールのシャンソンのショーを観てきました。7月30日から8月1日の3日間行われ、出演者は日替わり。ゆうひさんは、30日と31日の2日間出演なので、この両日のレポートをしたいと思います。 (1)7月30日公演幕が上がると、左からピアノ、ウッドベース、パーカッション、アコーディオン、サックスという編成のバンド。サックスを入れたアレンジというのが、ちょっと変わっていて面白い。今回の公演で取り上げる音楽についての簡単な解説がところどころ、真琴つばさの解説(声だけ)で挿入される。そして、まず、姿月あさとが登場し、「La Mer」を歌い、ステージは始まった。姿月は、続いて、「私は待つ」も。続いて、上野よう子が登場、「最後のワルツ」を。光沢のある白の清楚なドレス…と思いきや、スリットがかなり深かった…声が可愛らしいですね。続いて登場したのは、全身スパンコールのドレスを身にまとった、渡辺えり。こ、このイントロは…「群衆」(「群衆」はゆうひさんのレパートリーにもあるのだなので、あ、今日は、ゆうひさんの「群衆」はないんだ…と思ってしまうのは、ファンとして仕方のないところ…)やはり、女優さんは、こういうドラマチックな歌が似合うわね~踊りながら、熱く歌ってくれた。声量があって、プロのオペラ歌手のよう…次に夏樹陽子が登場、「サンジャンの私の恋人」を。アシンメトリーなドレスが、ハッとする美しさ。お変わりなく美しい…歌手活動をされてい…

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2022年公演ラインアップ(雪組)

早いもので、もう来年の別箱ラインアップが決定した。 まずは、トップコンビが出演する東京国際フォーラム公演から。 2022年 公演ラインアップ【東京国際フォーラム公演】 2021/07/29 2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【東京国際フォーラム公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。    雪組公演 主演・・・彩風 咲奈、朝月 希和 東京国際フォーラムホールC:2022年1月10日(月・祝)~1月22日(土) New Year's Spectacular 『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』 作・演出/野口 幸作 ACT1は「海風(Sea Breeze)」をテーマに構成した現代的なダンス・ショーケース、 ACT2は「彩風(Colors of the Wind)」をテーマに、古今東西の名曲で綴る、クラシカルで華やかな世界巡りのレヴューとのこと。ストーリーショーっていう感じですかね。今年の国際フォーラム公演は当たらなかったので、来年こそ、観劇したいな~ そして、バウホール公演は… 2022年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演】 2021/07/29 2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚バウホール公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。    雪組公演 主演・・・縣 千 宝塚バウホール:2022年1月14日(金)~1月25日(火) バウ・ミュージカル・プレイ …

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月組の20年(リベンジ)

年始に撮影した月組公演の20年、相当に偏ったものだったので、リベンジいたしました。前回は、こちらです。(本当に大空&霧矢しか撮ってない…) では、落ち着いて、リベンジ編です。 (上)いますみれ花咲く/愛のソナタ(下)大海賊/ジャズマニア月組の現在の東京宝塚劇場お目見えは、劇場のこけら落とし公演でした。こけら落とし公演&真琴つばさの東京サヨナラ公演。(変則公演で、この年、真琴と、星組の稔幸のサヨナラ公演は、東京⇒ムラの順となった。)専科から汐風幸が特別出演。真琴の退団と同時に、相手役の檀れいは専科に組替えとなり、次のトップコンビには、紫吹淳&映美くららが就任した。この公演には、専科から、初風緑、湖月わたる、伊織直加が特別出演。 ガイズ&ドールズ1本もののミュージカルで、専科からの特別出演もなく、月組生だけで主要な役を演じ切った、意欲作。 (上)長い春の果てに/With a Song in my Heart(下)花の宝塚風土記/シニョール ドンファン「長い春の果てに/With a Song in my Heart」中日劇場公演を最後に、当時の月組でアイドル的人気を誇っていたシューマッハが解散。長らく月組の御曹司と言われた大和悠河が、宙組に組替えとなった。この公演には、専科から汐風幸、湖月わたるが出演。「花の宝塚風土記/シニョール ドンファン」には、専科から汐風幸、彩輝直が出演。汐風は、この公演を最後に退団した。また、この東京公演の途中から、霧矢が病気のため、休演。 薔薇の封印…

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組替え!

(公式HPより) 組替えについて 2021/07/27 このたび、下記の通り、組替えを決定しましたのでお知らせいたします。      月組 詩 ちづる・・・2021年11月4日付で星組へ組替え ※異動後に最初に出演する公演は未定です。    雪組 彩 みちる・・・2021年11月15日付で月組へ組替え ※2022年1月からの月組宝塚大劇場公演『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』から月組生として出演いたします。    宙組 和希 そら・・・2021年12月10日付で雪組へ組替え ※異動後に最初に出演する公演は未定です。 和希そら雪組説は、もう何年も前から私の周囲で言われていたけれど、本当になっちゃった…(単に身長的にその方がいいのでは…みたいな話だったのに…) みちるちゃんは、月組で準ヒロイン的なとこに入れるのかなそうだったらいいなぁ…ちづるちゃんは、とても可愛くて、歌える娘役さんなので、ことちゃん率いる星組で、さらに歌唱力を磨いてほしいな、と思います。 みんな、がんばれっ 【ワクチン日記1‐1】本日、職域接種でモデルナワクチンを接種しました。15時頃接種したのですが、今のところ、左腕の接種した辺りが若干筋肉痛のような感じです。それ以外には、特に症状もなく…。1日早く接種した友人は、今、すごく左腕が痛いそうなので、本格的な痛みは明日かな。ドキドキ自分の備忘録として、これから3日くらいと、来月、記載しておきたいと思います。

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107期生組配属ほか

(宝塚HPより) 第107期初舞台生 組配属について 2021/07/20 2021年に初舞台を踏みました、第107期生の組配属(8月3日付)が決定しましたのでお知らせいたします。 花組 七彩 はづき、静乃 めぐみ、希蘭 るね、咲良 さき、瀬七波 いろ、常和 紅葉、華波 侑希月組 澪花 えりさ、一輝 翔琉、華羽 りみ、天つ風 朱李、美颯 りひと、愛梛 ちとせ、朝雪 薫、相星 旬雪組 白綺 華、瑞季 せれな、絢月 晴斗、風立 にき、瞳月 りく、妃奈 環、乙瀬 千晴、小乃美 ゆき星組 碧羽 陽、和波 煌、美玲 ひな、世奈 未蘭、桃李 拍、詩花 すず、藍羽 ひより宙組 風翔 夕、結沙 かのん、奈央 麗斗、華乃 みゆ、澄乃 紬、結花 のの、朱 涼、織史 青 配属後の公演予定 花組 宝塚大劇場(2021年11月6日~12月13日) 『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』 月組 宝塚大劇場(2022年1月~2月) 『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』 雪組 東京宝塚劇場(2021年10月2日~11月14日) 『CITY HUNTER』『Fire Fever!』 星組 宝塚大劇場(2021年9月18日~11月1日) 『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』 宙組 東京宝塚劇場(2021年8月21日~9月26日) 『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』   研究…

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劇場クラスターの顛末

1年ぶりに、劇場からクラスターが発生したことが話題になっている。そこで、ちょうど1年前、シアターモリエールで起きたクラスター事件の記事をもう一度、掘り返してみたいと思う。こちらが、その時の記事です。 一方、今回のクラスター、出演した女優さん(PCR陰性)のNOTEが唯一の情報なので、偏りがあるかもしれないが、驚くほど、昨年の問題点を踏襲していた。体調の悪い出演者、感染が確認された出演者がいたにもかかわらず、全員の検査、対象者の休演など、適切な処置を取らなかったアルコール消毒、舞台と客席の距離など、公演中の感染予防対策が不十分だった出演者・観客の安全より、集金を優先していたキャストと観客の交流(終演後面会・2ショットチェキ撮影)を無理やり実施したことから、観客にも感染が確認された主催が、あらゆる意味で、責任を放棄している 今、劇場でクラスターが発生するとしたら、これ以外の原因は考えられない。 その理由はハッキリしていて、主催(プロデューサー/演出家)が、その公演を「金づる」としか考えていなかったからだ。この公演を、安全に多くの観客に届けたい、という演劇関係者としての当然の思いが、そこにはなかった。劇場との当初の約束通りの配席ではなく、少しでも客を多く入れようとしたり、舞台から近い1列目の観客にフェイスシールドを渡すこともしないで、トイレ等の石鹸液・消毒液の補充も怠り、そのくせ、キャストから不安の声が上がっているのに、チェキ撮影を実施し、その上がりを主催が総取りとか…もうどこから突っ込んでいいか…

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ACTORS☆LEAGUE!

昨年、一緒に2.5次元沼にハマった友人に誘われ、“ACTORS☆LEAGUE”という野球の試合を見てきました この“ACTORS☆LEAGUE”は、別にリーグ戦ではなく、たった1回きりの試合。大の野球好き俳優、黒羽麻璃央が企画した俳優チームの野球大会。そこに、何キッカケか、IMYの3人(城田優・山崎育三郎・尾上松也)が乗ってくれて、話が大きくなり、東京ドームで野球をするというオオゴトになった。出演俳優は、総勢37名。こんな布陣になっている。 コミッショナー:城田優 解説者:荒牧慶彦、佐藤流司 【BLACK WINGS】監督:山崎育三郎(19)キャプテン:黒羽麻璃央(968)選手:阿部顕嵐(51)、有澤樟太郎(10)、井阪郁巳(193)、岡宮来夢(966)、小西詠斗(88)、近藤頌利(1)、笹森裕貴(33)、章平(55)、田中涼星(24)、西川俊介(11)、橋本祥平(7)、平野宏周(0)、廣野凌大(777)、松田凌(9)、八木将康(16) 【DIAMOND BEARS】監督:尾上松也(8)キャプテン:和田琢磨(2)選手会長:和田雅成(6)選手:石橋弘毅(845)、岩瀬恒輝(999)、上田堪大(1)、上田悠介(27)、大見拓土(03)、北川尚弥(708)、北園涼(22)、小南光司(570)、椎名鯛造(4)、高野洸(722)、鳥越裕貴(331)、松井勇歩(55)、結城伽寿也(18)、横山真史(25)※( )内は背番号。工夫を凝らした背番号で、クスッとしてしまうものも多かったです。 試合は、1…

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2022年ラインアップ発表 その2

(公式HPより) 2022年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】 2021/07/19 2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。    宙組公演 主演・・・真風 涼帆、潤 花 宝塚大劇場:2022年2月~3月(予定)東京宝塚劇場:2022年4月~5月(予定) ミュージカル 『NEVER SAY GOODBYE』-ある愛の軌跡- 作・演出/小池 修一郎 作曲/フランク・ワイルドホーン 2006年、伝説のトップコンビ、和央ようか&花總まりの退団公演として上演された「NEVER SAY GOODBYE」は、92期生の初舞台公演でもあった。ここで初舞台を踏んだ真風涼帆が、今の宙組トップスター。その真風を主演として、本作を再演するというのは、企画として面白い。少し考えてしまうのは、こういう鳴り物入りの再演企画の場合、初演コンビを招いた前夜祭とか、稽古場に初演コンビがご訪問とか、があったりするのだが、実現するだろうか、ということ。特に、ワイルドホーン氏も来日するであろう機会だけに…難しいだろうなぁまた、タイトルがタイトルだけに、通常公演ではなさそう…というのも、気になるところだ。 続報が待たれる。

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小倉城

最終日は、遠出しようかとも思ったが、お昼くらいまで福岡にいたので、その後、新幹線で小倉に行き、小倉城へ。 あら、こんなところにも、ふくやさんが。前日まで、「羽世保スウィングボーイズ」で博多華丸さんが、ふくやさんの明太子を持って登場するのを観ていたので、(というか、2年前には、ふくやさんをモデルにした「めんたいぴりり」を観まくっていたし) 小倉城は、JR小倉駅から徒歩10分くらい。平城なので、さくさく街中を歩いている間に到着。 小倉城…なんでこんなに、でかい石があるん石垣フェチとしては、いきなり、テンションが上がる光景。江戸城レベルの巨石が、次々に現れて、はくはくしちゃいました巨石、ばんざい 小倉城は、そもそもは、中国の毛利家によって築城されたのが始まり。でも、本格的に城下町も含めて大規模に築城されたのは、関ヶ原後、細川忠興によって。ただ、九州各地の街道の起点であり、関門海峡の先に中国を睨む要所、ということもあり、細川家は熊本に転封、譜代の小笠原家が入封することになる。小笠原家は、礼法の基礎を築いた家柄。そういうことからか、城には、茶筌塚、筆塚、花塚が。 茶道では、小笠原古流・千家表・裏流をはじめとする小倉市茶道協会有志による、茶筌塚。 筆塚については、昭和40年に文化の振興を祈念して建立されたみたい。筆塚の文字は、小笠原藩の名書家、下村薫村の筆跡だそうです。 花塚は、北九州いけばな協会の前身団体によって建立されたそう。 競い合うように、隣り合って塚が立っていて面白い さて、天…

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