「パセリがすねた」配信観劇
「劇メシ」というのがあるらしい。レストランを舞台にした演劇。食事を楽しみながら、その空間で行われる演劇を同じ目線の高さで楽しむ…という。さすがにこの時期なので、「食事を楽しみながら」は無理だったようだが、観客に配布されたマスクの色で、「かぼちゃ」を表現するなど、転んでもタダでは起きない姿勢を見せる作品だった。
というわけで、配信で観劇。ひさしぶりに、しずくこと中島亜梨沙の美しい姿を観ることができて、眼福。レストランが舞台ということで、今が旬の食材、新じゃが(濱田龍臣)メインのフルコース料理がふるまわれることになったが、なんと、常に残されることに絶望したパセリ(宇佐卓真)が、その大舞台を前に失踪してしまう…というストーリー。中島は、登場までの間に鮮度を保つため、顔にパックした状態で登場する人参役。せっかくの美人がもったいない…まあ、顔を見せた時に、アッと驚く美貌だから、それはそれでいいのかも。失踪したパセリは、「キミがいなければ食卓は成り立たない」と、みんなが探してくれることを望んでいたが、メンバーは、今夜のディナーのためにパセリの代役を探し始める。バジル(坂田隆一郎)やパクチー(國島直希)が呼ばれたということは、同僚の野菜たちにとってパセリの存在価値って、緑の香菜ならなんでもいいっていうレベルだったのね…さらに、女王然とした牛バラ(久保田磨希)まで登場、新じゃがの主役は、もはや風前の灯。なーんて物語が、ミュージカル形式、というか、ショーを挟んだ芝居形式で進んでいく。玉ねぎ(パパイヤ鈴木)や、トマ…