「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」観劇
文豪ストレイドッグス「DEAD APPLE」
原作:映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)」脚本:朝霧カフカ脚本協力:内田裕基演出:中屋敷法仁協力:春河35
音楽:岩崎琢振付:スズキ拓朗美術:中西紀恵照明:古枝康幸音響:山本能久映像:荒川ヒロキ衣裳:前岡直子ヘアメイク:古橋香奈子殺陣:六本木康弘演出助手:入倉麻美舞台監督:川除学音楽制作:ランティス制作:バンダイナムコライブクリエイティブ、ゴーチ・ブラザーズ主催:舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」製作委員会(東京)
中学・高校時代の国語の授業って、すごく贅沢だったんだな~と思うことがある。日本を代表する作家たちの代表作を、さわり、あるいは全文、「ただで」読むことができる。半強制的に。その中で、私は、この作家の作風が好きらしい…とか、あたりをつけて、読書人生に踏み出すことができる。高校生の時なんか、「昨日のテレビドラマ」と同列に「今日の夏目漱石」を熱く語ったもんなぁ~「ください、ください、ぜひください」「よござんす、差し上げましょう」(「こころ」で「先生」が「お嬢さん」と結婚したいのだと、その母親に申し込む場面)を日常会話に持ち込んだり、森鷗外のゲスっぷりに、昼休みじゅう口角泡を飛ばしたり。(先生が、「舞姫」エピソードとして、留学先のドイツから金髪美人が鷗外を追って来日した時に、家族全員結託して追い返した話=妹の回想=をプリントして配ってくれた。)中島敦の「山月記」は、そんな中で、クラスをしーんとさせ…