「ラヴ・レターズ」
7回目の「ラヴ・レターズ」。前回は、矢崎広×妃海風。感想は、こちらです。
「ラヴ・レターズ」は、アメリカに住む男女の約50年におよぶ手紙のやり取り、という設定の戯曲を、男女の朗読という形式で、ステージ化した作品。
今回の出演は、太田基裕×矢島舞美。
新しくなったPARCO劇場で「ラヴ・レターズ」を観るのは、初めてになる。前回は、草月ホールだったから。
今回、メリッサを演じる矢島は、℃-uteのメンバーだったとか。前職でちょっと関わったアイドルグループだけど、メンバーまではちょっと覚えてなかったでも、とってもキュートな女性でした1幕の終盤辺りの、畳みかけていくハイテンションなティーンエイジャー、メリッサの表現が、そうだよね、難しいよね…。あれは、年齢を経た女優の方が上手い気がする。この作品、朗読劇だけど、「自分の書いた手紙を読んでいる」設定で、読み進める部分がほとんどだ。手紙に書かれた内容は、その人の本心でもあり、飾った自分でもあり、強がった自分でもあり…。それを、どのテンションで読むのか、ということまでも含めた声の芝居になる。メリッサの手紙のテンションに引っ張られると、嘘くさい演技になるし、かといって素っ気なく読むと、演技が下手な人に見える。今回は、ちょっと手こずっているように感じられた。また、チャレンジしてね。
太田のアンディは、心優しい。男の子だなーと思える部分も随所にあるのだが、基本は、だれかを傷つけることが苦手で。それは、メリッサに対してだけでなく、両親に対しても…。だから、彼は…