10年前

あれから、10年ということで、10年前のブログを改めて読み返してみた。 3月11日、日本観測史上最大級の地震が発生。 地震と津波の被害を合わせると、大なり小なり日本中、みんな被災者なんじゃないか、と思うほどの規模に思える。人的被害こそ少ないものの、私の住む千葉県もかなりの被害を受けている。 私の場合、揺れはオフィスのボロさもあって、尋常じゃなかったが、先日、すべての家具に耐震器具を取り付けていたため、人によって可動式の引き出しが吹っ飛んだり(ストッパーを止めていなかったらしい)、机の上の書類が崩落したり…という程度。備えていてよかった!ただ、その時点で、どうにも危険と判断されていた自立式パーテーションが予想通り倒れて、すりガラスの部分がすべて割れてしまった。揺れが収まった後、すべての社員がビルの外に出て、安全が確認されるまで待機した。途中から、寒くてたまらなかった。 3時間ほど外で待機し、部長が外出中だったため、担当役員のいるオフィスに集合。その後、緊急部長会にて、帰宅可能者に対して、帰宅するように、とのお達し。歩くとなると、少々距離はあったが、家族との連絡で、我が家は、ガスと水道が止まっていると知り、食糧、水の調達をしつつ帰宅することにした。 外の歩道は液状化で、すっかりドロドロ。ところどころ、地割れしたり土地が隆起したり。 家の前の歩道橋を渡りきったら、80センチほど段差が!ブロックも割れているし。 マンションの入口付近もこんな状態。 水は、会社に残る友達か…

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宝塚歌劇雪組東京公演「fff」観劇

かんぽ生命ドリームシアターミュージカル・シンフォニア「fff(フォルティッシッシモ)ー歓喜に歌え!ー」 作・演出:上田久美子作曲・編曲・録音音楽指揮:甲斐正人振付:前田清実、AYAKO擬闘:栗原直樹装置:大橋泰弘衣装:有村淳照明:勝柴次朗音響:大坪正仁小道具:市川ふみ映像:上田大樹歌唱指導:ちあきしん演出助手:生駒怜子舞台進行:宮脇学 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。日本で、おそらく一番有名な、そして愛されているクラシックの作曲家ではないかと思う。かく言う私も、一番最初に買ってもらったクラシックのレコード(←世代感)が、「エリーゼのために」だったこともあり、幼い頃から親しんでいた。その後、ショパン、リスト、チャイコフスキー…と、好きな作曲家は変遷していくが、結局、やっぱり、ベートーヴェンよねと、最近は思う。特に、彼の作曲したピアノソナタは、発表会で演奏したこともあり、魂の中に刻み込まれていたりする。(あまりに昔過ぎて、作品番号とか覚えていないですが、同じ発表会で誰ともかぶっていなかったので、本当にマイナーな曲なんだと思います。でも、全音のソナタアルバムの1曲ではあります。)本作は、ベートーヴェン(望海風斗)、謎の女(真彩希帆)、ナポレオン(彩風咲奈)、ゲーテ(彩凪翔)をメインに、歴史的事実を解体してパズルのピースのように組み上げて、魂の物語として再構築した作品になっている。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンという偉人の人生をなぞるのではなく、ベートーヴェンの本質を探る旅に出るような、そ…

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「夢千鳥」配役決定!

和希そら主演のバウホール公演、「夢千鳥」の配役が発表された。 白澤 優二郎/竹久 夢二… 和希 そら 赤羽 礼奈/他万喜(夢二の最初の妻)… 天彩 峰里 ~*~*~*~笠井 定代… 美風 舞良 歌手… 花音 舞 藤岡 正/久本 信夫… 凛城 きら 竹久 菊蔵(夢二の父)… 星月 梨旺 夢二役… 秋音 光 ヘアメイク… 里咲 しぐれ プロデューサー… 水香 依千 紺野 陽平/恩地 孝四郎… 留依 蒔世 神崎社長… 穂稀 せり 笠井 宗重… 若翔 りつ おとら… 愛海 ひかる 婦人矯風会 会長… 湖々 さくら 助監督… 真名瀬 みら お葉(夢二の後妻)… 水音 志保 女中… 花城 さあや 菊子… 花宮 沙羅 本屋の店員… 凰海 るの 西条 湊/東郷 青児… 亜音 有星 竹久 松香(夢二の姉)… 有愛 きい 芸者… 彩妃 花 しずよ… 朝木 陽彩 教師… 嵐之 真 竹久 茂次郎(夢二の少年時代)… 真白 悠希 彦乃(夢二の恋人)… 山吹 ひばり 若い衆… 大路 りせ 竹久 不二彦(夢二の次男)… 美星 帆那 物語は、映画監督の白澤が竹久夢二の映画を撮る…という外枠と、そんな白澤の脳内にある竹久夢二の人生という内側の物語を見せていく内容になるのだろう。登場人物、〇〇/〇〇と書かれている人は、外側の物語/内側の物語の両方に出てくるのだろう。そして、夢二の年表に出てきた名前については、( )で記載してみた。それ以外の人々については、どちらの世界に出てくる人物か判別しがたい方も多い。まあ、基本、どちらにも生…

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舞台「結婚しないの!?小山内三兄弟」観劇

「結婚しないの!?小山内三兄弟」 総合演出:橋本和明(日本テレビ)脚本:じろう(シソンヌ)演出:大橋倫弘(ヨーロッパ企画) 美術:古謝里沙照明:加藤学(ブルーモーメント)音響:谷井貞仁(ステージオフィス)衣装:ホカリキュウヘアメイク:波多野早苗(KOOGEN)、元木美紗幕間映像ディレクター:米永圭佑(日本テレビ)OP・劇中映像制作:佐野公子、近藤知佳振付:山根和馬舞台監督:足立充章(スマイルステージ) 何度か、このブログで書いているような気がするが、昨年、コロナ禍が始まって、まだどんな形で感染するのかがハッキリしていなくて、劇場もお店も閉鎖されて、街がひっそりしていた時に、「舞台刀剣乱舞」の無料配信から、私にとっての2.5次元という沼が始まった。とはいえ、実際に、その時、舞台はやっていなかったので、YouTubeで、過去の舞台だったり、番組だったりをチェックすることになった。その時に、一番最初に目についたのが、「ぼくたちのあそびば」というバラエティ番組(現在も、YouTubeで毎週月・金に新作を配信中)で、そこから、芋づる式に繋がったのが、「寝ないの?小山内三兄弟」というYouTubeドラマだった。小山内唯一(ゆいち)(黒羽麻璃央)、天授(てんじゅ)(鳥越裕貴)、外(がい)(眞嶋秀斗)の三兄弟が、唯一の部屋で、パジャマでわちゃわちゃやっているだけの物語なのだが、これが、毎回めちゃくちゃ面白い。すっかり、ハマってしまって、まだ見ていない回を探して見るようになった。刷り込み現象なのか、どちらかと…

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緊急事態宣言延長で、「美園さくらMS」が食事なしに…

緊急事態宣言の延長が決まり、宝塚はどう対応するだろう、と思っていたら、東京宝塚劇場の公演時間変更は、3月7日までで終了するようだ。そこは安心したが、どうしても変更しなければならないものも出てきて… 美園 さくら ミュージック・サロン(追) 2021/03/06 ※第一ホテル東京の開催内容を変更いたしました。 ※ライブ配信が決定いたしました。 <タイトル> 『FROM SAKURA』 <構成・演出> 齋藤 吉正 <出演者> (月組)美園 さくら、暁 千星、瑠皇 りあ、毬矢 ソナタ    【第一ホテル東京】 ※政府より緊急事態宣言の延長が発出されたこと等に鑑み、第一ホテル東京における開催につきましては、形式を見直したうえで実施いたします。 <形式> 食事のご提供を取りやめ、スペシャルライブとして開催いたします。 <日時> 2021年3月15日(月) ショー 18:15~ ※ディナーの提供は中止となりました。      2021年3月16日(火) 昼の部:ショー 12:30~ 夜の部:ショー 18:15~ ※ランチ・ディナーの提供は中止となりました。 <場所> 5階「ラ・ローズ」 <料金> 28,000円→16,000円(税サ込) ※差額はご返金いたします。なお、ご来場を取りやめるお客様には料金全額を払戻しいたします。詳細は、第一ホテル東京ホームページにてご確認ください。 残念だけど、スペシャルライブとして、よきものになりますように…

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誹謗中傷?

SNSやインターネット上における誹謗中傷等への対応について 2021/03/01 いつも宝塚歌劇にご愛顧を賜り、ありがとうございます。 昨今、TwitterやInstagram等のSNSやインターネット上の掲示板等において、出演者やスタッフに対する誹謗中傷や、事実に基づかない悪意ある憶測を流布する行為などが多くみられており、例えば現在、以下のようなものを確認しております。 ・特定の出演者やスタッフを名指しのうえ、事実ではない情報をもとに、非難、攻撃をすること。 ・特定の出演者やスタッフの技量、成果物その他に対し、本人を傷付ける意図を持って、批評や個人的感想を超えた言葉で攻撃すること。 ・特定の出演者の人事情報について、あたかも事実であるかのような表現を使い、事実ではない情報を拡散すること。 宝塚歌劇団といたしましては、お客様よりいただく様々なご意見や叱咤激励を有難く拝見し、より良い舞台をお届けするための励みとさせていただいておりますが、上記のように、特定の個人を攻撃するような行為によって、出演者やスタッフが万全な状態で公演に邁進できない事態になりかねない状況は大変遺憾であり、非常に危惧すべき状況であると考えております。 なお、今後上記行為を確認しました場合には、弁護士等と協議のうえ、しかるべき法的措置を検討させていただくとともに、発信者情報開示請求を実施するなどインターネット上の誹謗中傷等にも対応してまいります。 何卒、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。 ※太字、カラー、文…

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「ホテル スヴィッツラ ハウス」配役決定!

宙組新トップコンビのプレお披露目公演、「ホテル スヴィッツラ ハウス」の配役が決定した。植田景子先生のオリジナル作品なので、役名だけ書かれてもわからない…ということか、先生の作品は、丁寧にキャラクターが配役表に書かれている。 ロベルト・フォン・アムスベルク [英国駐在、オランダの外交官] …真風 涼帆 ニーナ・デュボワ [踊る場所を求めてサン・モリッツへやって来るバレエダンサー] …潤 花 ヘルマン・クラウスナー [オーストリアの若手実業家、芸術家たちのパトロン的存在] …芹香 斗亜 アルマ・ミュラー [ポーランド出身の若く魅力的な未亡人] …遥羽 らら ~*~*~*~マーサ・ウェリントン子爵夫人 [サン・モリッツで療養中の英国のマダム] …万里 柚美 アレクサンドル・ド・ミハイロフ侯爵 [バレエ公演を主催するロシアからの亡命貴族] …寿 つかさ ソフィア [バレエダンサー] …綾瀬 あきな ペーター・シュミット [ホテルの支配人] …松風 輝 リチャード・ホールデン [切れ者の英国情報部高官] …美月 悠 ヴァルター・ケンベルク [オーストリアのナチス高官] …春瀬 央季 ユーリー・バシリエフ [振付家兼ダンサー] …桜木 みなと アンリ・ブーシェ [バレエ公演のピアニスト兼音楽担当] …七生 眞希 エルザ・ディンガー [ベルリンから逃れてきたジャズの歌手] /ラウラ・ノルドリンク [バレエ愛好家のスウェーデン貴族] …瀬戸花 まり ネイサン・ヒューズ [ロベルトのかつての上官] /ラディック…

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花組MS&DS出演者決定!

華 優希 ミュージック・サロン(追) 2021/03/01 ※出演者が決定いたしました。 <タイトル> 『華詩集』 <構成・演出> 小柳 奈穂子 <出演者> (花組)華 優希、峰果 とわ、帆純 まひろ、一之瀬 航季 華ちゃんのMSは、3人の男役さんに囲まれて…ということですね。ファンの方が、ちゃんと参加できますように。 瀬戸 かずや ディナーショー(追) 2021/03/01 ※出演者が決定いたしました。 <タイトル> 『Gracias!!』 <構成・演出> 藤井 大介 <出演者> (花組)瀬戸 かずや、冴月 瑠那、和海 しょう、優波 慧、飛龍 つかさ こちらも男祭りですね。昔、ゆうひさんが、男役ばかりのDSを開催した時、みんなでタクシーに乗ったら、ガラスが曇る…と語っていましたが、こちらも間違いなく、ガラスが曇りそうな面々…熱いステージになりそうですね。こちらも、ファンの方が、ちゃんと参加できますように。 

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2月の状況

2月、緊急事態宣言は延長された。 ここで、もう一度、イベント、映画、演劇への要請内容を確認しておきたい。 総入場者5000人以下、座席使用率50%以下のどちらか少ない方終演時刻が20時を超えないただし、その時点で既にチケットを発売している場合は、その分に関しては変更せずに実施OK感染拡大防止対策を徹底すること 1ヶ月前、上記の見解が出ているにもかかわらず、20時に終演させるため、上演開始時刻を変更した主催者は、2月も同じことをする羽目に陥った。そして、観客である私も、多大な影響を受けることになりました 観劇できなかった作品(一部未観劇を含む)…「アナスタシア」(東京宝塚劇場/開演時間変更のためキャンセル)、「キオスク」(東京芸術劇場/開演時間変更ができなかった1公演を中止)、「舞台刀剣乱舞天伝」(IHIステージアラウンド東京/昼に時間変更のなかった別の公演を観劇後に向かったため、公演時間を変更した当該公演に50分ほど遅刻)視聴した作品…「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」(宝塚)、「GHOST WRITER」(ディスグーニー)「Y’s LIVE」(山本芳樹)、「ある俳優の物語」(60-60)普通に観劇できた作品…「キオスク」(東京芸術劇場)、「Oslo」(新国立劇場中劇場)、「最遊記歌劇伝」(品川プリンスホテルステラボール)、「Vivid Contact」(ザ・ポケット)※太字の公演は、夜公演が時間通り開催されたもの開演時間が変更されたが、どうにか観劇できた作品…「ア…

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「60‐60の会」配信観劇

「或る俳優の物語~もう1つのクリスマスカロル~」 脚本:松田環(劇団しゅーくりー夢)演出:倉本徹 昨年、観劇するつもりだったが、行けなかった公演。出演は、「60‐60の会」こと、スタジオライフ代表の藤原啓児とシニアの倉本徹。耽美劇団である劇団スタジオライフでは、劇団員の年齢はタブーということになっているらしい。が、男優集団ということもあり、誰も話を聞いていない。一応、どこかでバラされそうになって汗かいた…とか言っているちゅーちゃん(仲原裕之)みたいなかわいい人もいるのだが、そうじゃないメンバーの方が多い。そもそも代表自身が、「還暦、還暦」と言って、同じく還暦の倉本さんと「60‐60の会」を結成してしまうのだから、もう、何をか言わんや、である。そんな緩い、還暦お二人の朗読劇ー すごく素敵だった。配信見られて、本当によかった個性派俳優と、同級生の物語。いわゆる幽霊ものだったりするのだが、そこに込められた思いは、若い人には出せない、コクと深みがあって、味わい深かった。お二人が出演する「言葉の奥ゆき」(配信)も、購入しちゃいますよ、そりゃぁ~ 再演されたら、今度こそ、絶対に行きます。再演じゃなくても、別の作品でも、朗読劇じゃなくてもいい。60‐60のお二人のファンです、私

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