「振り返る人たち」観劇

二兎社特別企画ドラマリーディング3「振り返る人たち」 構成・演出:永井愛 照明:鳥海咲(Lighting Lab Ltd.)音響:市来邦比古衣裳:竹原典子演出助手:池内風音響オペレーター:堤裕吏衣舞台監督:岩谷ちなつ コロナ以降、多田直人を観る機会が減ってしまい、なんだかよくわからないけど、出るらしいから行ってみよう…という安易な気持ちで、チケットを取った。プログラム代わりの無料パンフを眺めながら、この場面に出るのか!などと予習しているうちに、開演時間。オープニング、通行する人々が、一人ずつ自己紹介をしていく場面は、興味深く眺めていたが、始まってしばらくして、ようやくタイトルの意味に思い至った。 こ…これは、永井愛さんの脚本の抜粋作品なのだ 大変申し訳ないことに、私は、永井愛さんが脚本を書いた芝居をひとつも観ていない。 観たこともないものは、振り返れないよ とはいえ、面白くない…というわけではなく、ああ、このお芝居、観てみたいな~と思うピックアップだった。 【私たちは何も知らない】平塚明(湯川玲菜)、尾竹紅吉(石川瑠華)、保持研(松本祐華)…この名前だけで、なんの話か理解できている人はすごい。役名だけを見ると男性の名前のように感じられるが、青鞜社の社員たちは、このように、一見男性に見える筆名を時に使っていたようだ。 【兄帰る】父帰るではなく、兄帰る。まあ、誰が帰ってきても、長い不在の後の「帰る」には騒動がつきものらしい。 【時の物置】なんか…大学の自治会長を決める…みたいな話か…

続きを読む

ブロードウェイ・ミュージカル「THE PROM」観劇

ブロードウェイ・ミュージカル「The PROM」Produced by 地球ゴージャス 日本版脚本・訳詞・演出:岸谷五朗 演出補:寺脇康文、寺﨑秀臣 音楽監督:福井小百合 訳詞:長島 祥 美術:石原 敬(BLANk R&D)音響:武田安記(エス・シー・アライアンス)照明:日下靖順 映像:石田 肇 電飾:小田桐秀一(イルミカ東京) 衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:宮内宏明 振付:藤林美沙、三井 聡 音楽制作:カンパニーAZA 演出助手:森田香菜子 舞台監督:藤井伸彦 宣伝美術:中野淳仁 宣伝写真:角田修一 宣伝映像:石田 肇 宣伝:柴崎公毅、蛭子野裕也、村田健太朗、株式会社ディップス・プラネット 票券:インタースペース 営業:木田波子 マーチャンダイジング:中川美紀、船曵真奈 監修:森永貴彦(LGBT総合研究所) 制作:伊藤宏実、山浦依里子、福島美咲、齊藤有佳、秋葉真央 アシスタントプロデューサー:松本有希子 プロデューサー:多田里奈 エグゼクティブプロデューサー:小見太佳子 後援:WOWOW 特別協賛:大和ハウス工業株式会社 企画・製作:株式会社アミューズ インディアナ州の高校に通うエマ(葵わかな)は、レズビアンであることをカミングアウトしている。校内に彼女がいるのだが、相手は、エマとの交際を周囲に隠している。エマは、ハイスクールの卒業前のパーティー、“PROM”に彼女と一緒に参加して、二人の交際をオープンにしたい。でも、おかたいPTAのせいでPROMが中止になってしまって悲しい…そんな…

続きを読む

「桜嵐記」配役決定!

(公式HP情報) 珠城りょう&美園さくらコンビさよなら公演「桜嵐記」の配役が発表された。 楠木正行… 珠城 りょう 弁内侍… 美園 さくら 楠木正儀… 月城 かなと ~*~*~*~後醍醐天皇… 一樹 千尋 楠木正儀【老年】… 光月 るう 弁内侍【老年】… 夏月 都 高師直… 紫門 ゆりや 仲子/四条隆資… 白雪 さち花 ジンベエ… 千海 華蘭 楠木正時… 鳳月 杏 楠木久子… 香咲 蘭 楠木正成… 輝月 ゆうま 阿野廉子… 楓 ゆき 名子/二条師基 …晴音 アキ 大田佑則… 春海 ゆう 北畠顕家… 夢奈 瑠音 勝子… 桜奈 あい 一平太【楠木の郎党】… 颯希 有翔 高師泰… 蓮 つかさ 百合… 海乃 美月 北畠親房… 佳城 葵 日野俊基… 朝霧 真 洞院実世… 姫咲 美礼 後村上天皇… 暁 千星 南朝の女房… 麗 泉里 二条教基… 清華 蘭 二之輔【楠木の郎党】… 蒼真 せれん 大田百佑… 英 かおと 義三【楠木の郎党】… 朝陽 つばさ 伊四之介【楠木の郎党】… 蘭 尚樹 足利尊氏… 風間 柚乃 南朝の女房… 桃歌 雪 南朝の女房/郎党の子… 夏風 季々 金五【楠木の郎党】… 空城 ゆう 南朝の公卿/郎党の子… 妃純 凛 中宮顕子… 天紫 珠李 兵六【楠木の郎党】… 彩音 星凪 権七【楠木の郎党】… 礼華 はる 饗庭氏直… 結愛 かれん 南朝の女房… 佳乃 百合香 南朝の公卿/百姓の女… 花時 舞香 喜八【楠木の郎党】… 甲海 夏帆 南朝の女房/百姓の女… 天愛 るりあ 祝子/花一揆… 蘭世 …

続きを読む

月組集合日…

(公式HP情報) 月組 退団者のお知らせ 2021/03/27 下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。    月組 珠城 りょう -すでに発表済- 香咲 蘭 楓 ゆき 桜奈 あい 颯希 有翔 蒼真 せれん 美園 さくら -すでに発表済- 夏風 季々 摩耶 裕 2021年8月15日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 なんと、9名の退団者となりました。そして、同時に組替えの発表も… 組替え(異動)について 2021/03/27 このたび、下記の通り、組替え(異動)を決定しましたのでお知らせいたします。    月組 紫門 ゆりや・・・2021年8月16日付で専科へ異動 ※異動後に最初に出演する公演は未定です。 輝月 ゆうま・・・2021年8月16日付で専科へ異動 ※異動後に最初に出演する公演は未定です。 月組が大きく変わりますね…ゆりやんとまゆぽんは、研9でトップに就任した珠城りょうを大切に守り続けてくれた、ナイトのような存在。珠城の退団と同時に、新しい任に就くということなのかな。そして、次の時代を見ることなく、珠城りょうとともに、宝塚を去る8名のメンバー。これで94期もいなくなっちゃうのかぁ月組に配属された95期生、麗奈ゆう(現・美麗)退団後は、ずっとメンバーが変わらなくて、いつまでも大人数だなぁ~と思っていたら、ここにきて二人もいなくなるとは… 退団される皆様、残る皆様、千秋楽まで、幸せに過ごせますように。い…

続きを読む

サクラの日

3月27日は、サクラの日らしい。サクをサ(3)ク(9)と数字に置き換え、3×9が27だから…ということのようだ。まあ、そんな小難しい語呂合わせよりは、3(み)2(つ)7(な)…で三成の日という方が、素直かな。 そんなわけで、満開の桜をあちこちで見てきました。 26日に訪れた豊洲駅で見かけた「ウミネコ」という桜です。 豊洲の夜桜。 風が強い日だったので、花吹雪の中を歩きました。 夜桜の美しさには、怖さがありますね。 サクラの日に、近所の公園で。やはり青空と桜って合いますよね。 アップです。 ほぼ満開。 満開の日は、例年だとブルーシートだらけなのですが、このご時世なので。誰もいないと幽玄を感じます。 桜のアーチ。 全景。桜の園みたいですね。 まだ少しつぼみもあるので、あとしばらくはこの桜を楽しめそうです。 午後から、観劇のため上京。赤坂の桜は満開でした。 ACTシアターも桜がお出迎え。 終演後は、外階段から帰りました。公演感想は、また後日。 

続きを読む

2021年公演ラインアップ(花組)

(公式HP情報) 2021年 公演ラインアップ【全国ツアー公演】 2021/03/26 2021年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【全国ツアー公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。    花組公演 主演・・・柚香 光、星風 まどか 全国ツアー:2021年8月25日(水)~9月14日(火) ミュージカル・ロマン 『哀しみのコルドバ』 作/柴田 侑宏 演出/樫畑 亜依子 『哀しみのコルドバ』の初演は1986年。主演は峰さを理。順みつきさんが亡くなられた少し後にも、彼女が単独トップを務めた大劇場公演『霧深きエルベのほとり』が上演されたが、こういうのは偶然なのか、それとも、やはり、オマージュ的な意味が込められているのかな。今回は、演出を樫畑さんが担当する…というのが、楽しみ。中村A先生の演出で観た過去の公演は、かなり残念な印象があったので、その辺を一新してくれるのでは…と期待している。ロメロさんは、誰かしら パッショネイト・ファンタジー 『Cool Beast!!』 作・演出/藤井 大介 「この公演は、花組新トップコンビ・柚香光と星風まどかのお披露目公演となります」という記載があったが、コンビとしては、お披露目なんだなぁ~と不思議な気持ちになる。大劇場公演とは、ガラッと雰囲気も変わるんだろうな~と、こちらも楽しみにしている。

続きを読む

ショー「シルクロード」感想(「fff」出演者感想付)

ショー感想の前に、「fff」の主要4人(ベートーヴェン、謎の女、ナポレオン、ゲーテ)以外の、気になった出演者について記載したい。 一樹千尋(ケルブ)…「何が正しいかは私が決める」という誰も寄せつけないものがあって、文句は言っても抗うことができない…という音楽家たちの気持ちはよくわかる。でも、「歓喜の歌」を聴きながら、ちょっとウキウキしてる姿が可愛いのよね。 奏乃はると(ヨハン)…モーツァルトの父のように息子を引き回したかったけど、できなかった飲んだくれのダメ父の悲哀が出てました。本当にダメ父だけど。 沙月愛奈(ロッテ)…上演された舞台「若きウェルテルの悩み」でロッテ役を演じ、踊る。その後も、ロッテ的なものの象徴として、ベートーヴェンの世界に登場する。踊る沙月の説得力がうまく出た起用。美しかったです 千風カレン(オーストリア皇后)…音楽への造詣が深い皇后様でした。 透真かずき(皇帝フランツ一世)…鷹揚で、失礼なベートーヴェンに対しても決してカチンときた様子を見せないあたり、ホンモノの王族だな~と思いましたナポレオンのことは、本当に嫌いだったみたいね。でも、王女はナポレオンの皇妃になるのよね…心中、お察しします 真那春人(ヘンデル)…バッハは天国に行けたのに、天国に行けないヘンデル。何がいけなかったのか狂言回しとして、実力を発揮 笙乃茅桜(小さな炎/マリア)…ベートーヴェンの心に芽生えた小さな炎を、彼の人生の節々でダンスで表現。まさに、炎の妖精のような素晴らしいお姿でしたマリアは、力なき…

続きを読む

雪組の20年

写真で振り返る雪組の20年…東京宝塚劇場20周年企画も3組目ですね。 (上)猛き黄金の国/パッサージュ(下)愛 燃える/Rose Garden20年前は轟悠トップ時代でした「猛き黄金の国」は、今年の大河ドラマを見ながら、最近とみに思い出したりしてます。「愛 燃える」は、轟悠が専科に移籍する直前の舞台。相手役の月影瞳は、この公演で退団した。新専科制度真最中だったので、上の公演には、絵麻緒ゆうと湖月わたるが出演していた。下の公演では、絵麻緒は、次期トップとして、既に組子になってたみたいですね。 追憶のバルセロナ/ON THE 5th73期生2名の、いわゆる「ワン切り」は、今でも胸が痛む事件。絵麻緒のたった1本だけの大劇場公演は、その制作発表(この時はまだ退団発表前)の前日に、例の9.11事件があり、題材がNYを舞台にしたものだっただけに、かなり衝撃的な記者会見だった記憶がある。翌年の上演時には、9.11を思わせる場面もあり、サヨナラ公演でもあり、ずっとつらかった記憶が残っている。相手役の紺野まひるも1作だけで退団した。 (上)春麗の淡き光に/Joyful!!(下)Romance de Paris/レ・コラージュ絵麻緒らの後任は、朝海ひかる&舞風りらの踊れるコンビ。2番手には、貴城けいが就任。下の公演には、専科から樹里咲穂が出演している。 (上)青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム・キングダム(下)霧のミラノ/ワンダーランド上の公演は、専科・轟悠のいわゆる降臨公演。ショーは、石田…

続きを読む

星組振り分け&「マノン」メイン配役発表

轟悠サヨナラ公演も引き受け、3つに分かれる星組の振り分けが発表された。 まずは、トップコンビ率いる舞浜アンフィシアター公演「VERDAD」の出演者。 (星組)天寿 光希、礼 真琴、瀬央 ゆりあ、音咲 いつき、夕渚 りょう、湊 璃飛、天路 そら、蒼舞 咲歩、二條 華、希沙 薫、碧海 さりお、彩園 ひな、舞空 瞳、紅咲 梨乃、奏碧 タケル、都 優奈、鳳真 斗愛、侑蘭 粋、星咲 希、碧音 斗和、綾音 美蘭 続いて、轟悠サヨナラ公演「婆娑羅の玄孫」の出演者。 (専科)轟 悠、汝鳥 伶 (星組)美稀 千種、音波 みのり、夢妃 杏瑠、ひろ香 祐、紫 りら、天華 えま、澪乃 桜季、天希 ほまれ、小桜 ほのか、極美 慎、煌 えりせ、颯香 凜、咲城 けい、澄華 あまね、瑠璃 花夏、紘希 柚葉、羽玲 有華、御剣 海、世晴 あさ、稀惺 かずと、鳳花 るりな、彩紋 ねお、乙華 菜乃、愛花 いと、凰陽 さや華、咲園 りさ そして、愛月ひかる主演「マノン」の出演者。 (星組) 白妙 なつ、大輝 真琴、輝咲 玲央、紫月 音寧、愛月 ひかる、漣 レイラ、朝水 りょう、桃堂 純、綺城 ひか理、彩葉 玲央、有沙 瞳、華雪 りら、遥斗 勇帆、七星 美妃、朱紫 令真、夕陽 真輝、天飛 華音、水乃 ゆり、瑛美花 れな、麻丘 乃愛、凛央捺 はる、大希 颯、星影 なな、彩夏 こいき、瞳 きらり、青風 希央、飛翠 真凜、樹澄 せいや 「マノン」は、メイン配役も発表されました。 ロドリゴ… 愛月 ひかる マノン… 有沙 瞳 …

続きを読む

40年のクロニクル

轟悠退団発表を受けて、クロニクルを書きたいのだが、なにしろ40年である。私だって、ファン歴研32なので、手持ちのステージアルバムより前の入団者ということになるわけで…残念ながら、書けることに限りがあります、というところを先に書いておきます。私の見始める前については、主にウィキ様の情報であることをお断りしておきます。  1985年 3月、花組大劇場公演『愛あれば命は永遠に』で初舞台。5月、月組に配属。8月、『二都物語/ヒート・ウェーブ』東京公演出演。これは、大地真央・黒木瞳のサヨナラ公演ですねなんかもう、日本史状態。11月、大劇場公演『ときめきの花の伝説/ザ・スイング』出演。新人公演でレンツォ役(本役・麻路さき)。いきなり、役がついている…しかも、麻路さんの役そして、まりこさんだって、研3なのに、本役がついている1986年 3月、『ときめきの花の伝説/ザ・スイング』東京公演出演。5月、大劇場公演『百花扇/哀愁』出演。8月、同東京公演。9月、『ロータスの伝説』で、バウホール公演初出演。11月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』出演。新人公演でオリビエ・ラファルジェ役(本役・愛川麻貴)。1987年 3月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』東京公演出演。5月、大劇場公演『ME AND MY GIRL』出演。8月、同東京公演。9月、バウホール公演『青春の旋風(かぜ)』出演。ラッキー・マクドナルド(マック)役。11月、大劇場公演『ME AND MY GIRL』(再演)出演。新人公…

続きを読む