宝塚花組バウホール公演「PRINCE OF ROSES」観劇
バウ・ミュージカル「PRINCE OF ROSESー王冠に導かれし男ー」
作・演出:竹田悠一郎作曲・編曲:太田健、瓜生明希葉、多田里紗振付:御織ゆみ乃、平澤智殺陣:清家三彦装置:國包洋子衣装:加藤真美照明:佐渡孝治音響:秀島正一小道具:下農直幸歌唱指導:堂ノ脇恭子演出助手:平松結有舞台進行:押川麻衣舞台美術製作:株式会社宝塚舞台録音演奏:宝塚ニューサウンズ制作:藤枝太一制作補:恵見和弘制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社
タイトル、日本語だと「バラの国の王子」ですね。…すみません、トラウマが…
もちろん、「美女と野獣」のお話ではなく、バラ戦争を終わらせたイギリス国王、ヘンリー7世の物語です。この時代の物語は、あまり、宝塚では、やらないかな。大学(短大)時代、英文科だったので、一般教養として英米国史も勉強していたが、とにかく、この時代、エドワードとリチャードとヘンリーが何人も出てくる…いや、それしか出てこなかった記憶が…。この時代を戯曲化するのは、ものすごく大変だと思う。竹田先生…デビュー作なのに、あえてここを狙ってくるとは…
15世紀のイングランド。国王ヘンリー6世(冴月瑠那)に引き合わされた一人の少年。ヘンリー6世の異父弟を父に持つ、ヘンリー・テューダー(聖乃あすか)。その場にいる誰もが、彼こそが、王冠を継ぐべき男であると予感する。しかし、その後、王位は、エドワード4世(羽立光来)に奪還され、ヘンリー6世(ロンドン塔に幽閉され、亡くなる)の後継者と目されたヘンリー・テューダーは、…