「GHOST WRITER」配信観劇
DisGOONie Presents Vol.9 舞台「GHOST WRITER」を配信で観劇した。千秋楽公演を配信してくれるという情報を知り、出演者に興味があったので、ためしに配信を見てみた…という感じ。もし配信がなかったら、観劇という選択をしたかなたぶん、コロナ前だったら行っていたような気がする。コロナになって、配信という手段ができて、「配信」は、確実に選択肢のひとつになっている。この公演のように、行っていたはずの公演が「配信があるなら、まず配信を試してみよう」になることもあるし、「行かなくていいや」と思っていた公演が「配信なら、見てもいいかな」になることもある。そういう意味で、配信は諸刃の剣ではある。が、供給を受ける側としては、選択肢の増加は歓迎だ。今後は、配信を含めて収益構造を構築できるようになるといいな、と思う。
「GHOST WRITER」のベースは、「三銃士」シリーズの物語だ。その主人公であるダルタニアン(猪野広樹)と、神出鬼没の美女ミレディ(生駒里奈)のW主演という形なのかな。挨拶を見ていると、最終的には、猪野の方が主演かな…という気はする。彼らは、作家オーギュスト・マケ(一内侑)から、「奪われた本の片割れを探してほしい」と頼まれる。そこには、装丁が千切れた本の残骸がある。ダルタニアンは、三銃士のアトス(山本涼介)、ポルトス(定本楓馬)、アラミス(青木玄徳)と知り合い、ルイ14世(橋本祥平)の治める宮廷に足を踏み入れる。この時点で、「三銃士」シリーズの世界観とは、時系列的に狂って…