「千年のたまゆら」

「千年のたまゆら~ソング&ダンス 装束新春コレクション~」 スーパーバイザー:尾上菊之丞 脚本・演出:大野裕之 ​​構成:高橋かづゆき 音楽・演奏:大貫祐一郎 ダンス振付・ステージング:広崎うらん 装束・衣裳:井筒企画 新春らしい公演だなぁ~と、ポスターを見て、チケットを取った。東京国際フォーラムは、ホールAかホールCしか行ったことがなかったが、ホールB7は、展示会場にもなる感じで、イスは可動式だった。日本の装束を、色々な歴史とともに紹介していく贅沢なステージで、男役出身の真琴つばさは、男性装束、女性装束の両方を着こなしていた。相変わらず、かっこいい 額田女王に扮した愛加あゆは、「あかねさす紫の花」から“紫に匂う花”を歌ってくれた。これは、予想していなかったので、とても嬉しかった。今井翼が大海人皇子を演じた。今井は、別格扱いというか、ソロの場面を持たされるなど、貫禄を示していた。 十二単の着付けを紹介し、そこから、「源氏物語」の世界も紹介。女性キャストが(ダンサーも含め)、源氏の女人に扮して、晴れの日の装束を見せる場面は、とても豪華だった。 新納慎也は、客席を盛り上げるパフォーマンス場面で大活躍。LE VELVETSといえば、シュガー(佐藤隆紀)はしょっちゅう観ているし、宮原浩暢も観たことがあるが、日野真一郎を観るのは、今回が初めて。私の周囲の席は、LE VELVETSファンの方が多かったように思う。高貴な衣装がとても似合っていた。 正月から心洗われる素敵な舞台だった。

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