ミュージカル「EDGES」(BLUE)観劇
MUSICAL「EDGES-エッジズー」by Beni Pasek & Justin Paul
TEAM BLUE
演出:元吉庸泰音楽監督:園田涼
CAST:太田基裕、矢田悠祐、増田有華、菜々花
演奏:松井トモコ(ピアノ)、桑原まこ(シンセサイザー)、野崎めぐみ(パーカッション)、大月文太(ギター)
「ラ・ラ・ランド」や「グレイテスト・ショーマン」の音楽を手掛けたベンジ・パセックとジャスティン・ポールコンビのデビュー作である、このミュージカルは、曲順の入れ替え、オーケストレーションのアレンジが、“推奨”されている。この題材をもとに、三人の演出家と三人の音楽監督がタッグを組み、三組の舞台を上演するはずだったが、残念ながら、コロナの影響で、上演は中止された。本作は、そのリベンジ公演となる。リベンジ公演は、残念ながら二組の舞台となったが、やっぱ、行かなきゃね…と、気合を入れて行ってきた。
なにか大きな物語があるわけではない。曲は互いに独立していて、4人の登場人物は、歌のたびに様々な人物になって歌わなければならない。こういうミュージカルを、“ソングサイクル・ミュージカル”と呼ぶらしい。ソングサイクル・ミュージカルは、テーマがひとつあれば、それでいいらしく、本作で、それは「大人になるとは…」。出演者は、十分に大人みたいだけど、そんな彼らが、瑞々しい若者の感性を引っ張り出してきて、時にソロで、時にハモりつつ、歌の世界を紡いでいく。曲ごとに、キャラが変わることには、舞台上に、衣装を散らばらせ…