三日月宗近

友人に誘ってもらい、東京国立博物館(トーハク)に行ってきました。 今回のお目当ては、天下五剣のひとつ、「三日月宗近」。刀剣乱舞にハマった挙句、とうとう、刀を見に行く…さすが、別分野でもオタクやってると、こうなるのも早いですね… なんか、よくわからないが、神々しい… この「三日月宗近」は、10~12世紀頃に製作された太刀。三日月とは、刃文に三日月の形が見えるために、そのように呼ばれているとのこと。 アップの画像を見ていただくと、三日月部分がわかるでしょうか こちらの刀は、石田正宗。石田三成が使っていた刀とのこと。関ヶ原の前年に結城秀康に贈られたそうなので、最期まで持っていたわけではないようです。 三日月宗近も、千年を生きてきた古い太刀ですが、もっと古い太刀がトーハクにはありました。 こちらは、なんと、1世紀頃の太刀なんだとか。二千年か…

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ミュージカル座、集団感染!

台風は、関東を大きく逸れたものの、低気圧にはなっていたようで、せっかく、出社の予定がお休みになったというのに、一日、寝ていた…もったいない… そんな中、とんでもないニュースが 集団感染かと心配されていたミュージカル座で、陽性者が62人という結果が出た。 稽古場を締め切っていた(1時間に一度の換気)等が感染の原因かもしれない…とか。 演劇が再開して嬉しいけど、一方的に、演者の方にリスクを負わせているよなぁ~と、ずっと気になっている。俳優のように、ソーシャルディスタンスを保てない職業の方たちが、週に一回とかのレベルで、簡単にPCR検査を受けられるようになれば、もっと、こちらも、心おきなく舞台を楽しめるのになぁ…

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休めそうです&9月の状況

四半期決算の仕事をやり終え、友人と焼肉で乾杯した。 外は雨で、すごく寒かったので、だいぶ温まった。お店は、飛沫予防完璧で、安心設計な店舗に変身していた。今まで通りのお店も多いので、これからは、二極分化していくのかな~ 土日は出社しなくても大丈夫な感じ。台風なので、よかった… 備忘録として、そんな私の9月の観劇事情を振り返りたいと思う。 チケットを取っていたのに、中止により、観劇が叶わなかった公演等は、ゼロになった。この頃になると、何もなかった頃に企画された公演はなくなり、さまざまな配慮をしたうえで再開された公演ばかりになっている。 視聴した作品…「La Voile(真彩希帆MS)」「NOW!ZOOM ME!!(B)&(C)」「ひとよ」観劇できた作品…「FLYING SAPA」(日生劇場)、「眩耀の谷/Ray 千秋楽ライブビューイング」(東宝シネマズ六本木ヒルズ)、「フラッシュダンス」(日本青年館)、「バタフライはフリー」(ウエストエンドスタジオ)、「背信」(赤坂RED THEATER)、「日の名残り」(あうるすぽっと) 宝塚は配信を丁寧にやってくれて、それがとても助かった。普通なら観られないような公演も、配信のおかげで観ることができたり。MSとか。「ひとよ」は、普通だったら本多劇場まで行っていたと思う。観劇作品を絞っていた時期にチケット発売があり、ちょっと、どうしようかな…と思いながら時間が流れていった。配信があると聞き、それなら観てみようと思って申し込んだ。観られてよかった~ 9月…

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宝塚・飛沫検証

お客様に安心してご観劇いただくための取り組みについて 2020/10/08 宝塚歌劇では、このたび宝塚大劇場と東京宝塚劇場におきまして、出演者が銀橋にて、実際に発声と歌唱を行い、その飛沫の飛散状況について測定を行いました。    <実験1> 銀橋にて出演者が発声を行い、その様子をハイスピードカメラと高感度カメラで撮影しました。 <実験2> 銀橋にて出演者が歌唱し、それによって発生した飛沫の飛散状況を、客席内に設置した感水紙を使って確認しました。 <実験結果> 現在、宝塚大劇場・東京宝塚劇場では、9月18日に改定された業種別ガイドライン※にのっとり、前方席は最前列ならびに花道沿いの座席販売を見合わせるなど、舞台端から2メートルの間隔を確保した座席配置を行っております。また、劇場施設は各種法令に基づいた空調設備の整備が義務付けられており、劇場内の空気が十分に外気と入れ替わる空調システムを使用しておりますが、通常よりも外気取込を多くすることで最大限換気を強化しております。 今回の実験により、政府より発表されたシミュレーション結果と同様に、大きな飛沫は出演者の足元を中心に落下し、舞台端から2メートルを超える範囲には飛散していないことが確認されました。 (※緊急事態舞台芸術ネットワーク「舞台芸術公演における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」)    宝塚歌劇では、引き続き、政府や自治体等による各種ガイドラインにのっとった劇場運営を行うことで、安心してご観劇いただけるよう努めてまい…

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星蘭ちゃん、おつかれ~

専科の星蘭ひとみが出演していた「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)が終了した。 W主演の一人、三浦春馬さんの急逝を受け、急遽4回に編集し直したとのこと。おそらく本来の第4話はほとんど撮影されていなかったのでしょうね…そんな中、伏線を回収しつつも、悲しい終わり方にならないように、作品を仕上げてくれたスタッフや出演者の皆さんの力に圧倒された最終回。 星蘭ちゃんも、可愛くキュートな姿を見せてくれた。デビュー作とは思えない、よい役で、舞台より映像の方が合うのかなぁ~と感じたが、最終回、三浦さんの不在を出演者みんなで、「ちょっとした気まぐれで、すぐ帰ってくる」ものにして、でも、三浦さん演じる猿渡慶太を、みんながとても大好きだということが伝わってくる作りの中で、その部分はとても伝わってきたものの、演技自体は、舞台でよく見た拙さが出てしまったかな~と思った。3話までの良さは、三浦さんがカバーしてくれたものだったのかもしれない。 (三浦春馬さんについては、これまでタイミングが悪く、ドラマでも舞台でも映画でも、ほとんど彼の出演作に出合っていない。唯一、見ていたのが「おんな城主直虎」かな。なので、私ごときが、彼の訃報について言及できることは何もないと思い、これまで、記事にしていなかった。今回、「カネ恋」を見て、なんてすばらしい俳優さんなんだろう…と改めて感じ、心よりご冥福をお祈りします…) 何はともあれ、映像デビュー、すごく頑張っていたと思う。おつかれさまでした

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高田賢三さん…

ファッションデザイナーの高田賢三さんが、新型コロナウィルス感染症のため、フランスで亡くなった。 高田賢三さんといえば、1993年、現在の宝塚大劇場お披露目公演のひとつ「PARFUM DE PARIS」の衣装監修をされた。単に衣装を提供するだけでなく、既存の衣装の色味の合わせ方のチェックだったり、出演者の髪色のチェックだったり、すごい拘りで、ホンモノのパリの香りを宝塚の舞台に届けてくれた。 実は、私の部屋には、今でも、その時のポスターが貼ってあります。これは東京公演のポスターです。当時の営団地下鉄では、剥がしたポスターをお願いすると分けていただけたりしていたようで、マンションの隣の部屋の子が、1枚どうぞ…と分けてくれたのです。 まりこさん(右側)の靴、普通だったらブーツのはずなのに、短靴なのも、全身KENZO監修ならではの拘りなのかな…という気がします。 そういえば、今年は、同じく世界的なデザイナーの山本寛斎さんも亡くなられましたね。寂しい限りです。

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その他の公演スケジュール決定!

公演期間が未定だった諸公演も、ようやく全部決まったみたいです。 花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』 2021年1月9日(土)~1月19日(火) 東京国際フォーラムホールC 2021年2月2日(火)~2月9日(火) 梅田芸術劇場メインホール かれーくん、2年連続でフォーラムCからの年明けですねぇ~ 花組『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』 2021年1月28日(木)~2月7日(日)宝塚バウホール ※『タカラヅカスペシャル 2020』は、実施を見合わせることといたします。   なにげに、最後に爆弾が投下されてましたね。まあ、仕方ないかな…  

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「時子さんのトキ」配信観劇

鈴木拡樹が出演する、ということで興味を持っていた「時子さんのトキ」。今年は、彼が出る舞台を2本も見損ねていた(コロナめ~)ので、どうしても観たかったし、実際チケットも少し出ていたのだが、開演時間に間に合うように行って、感染予防のためのあれやこれやをやってチケットを引き換えて…という状況がちょっと無理そうだったので、悩んだあげく、配信での観劇を選んだ。物語は、離婚してスナックで働いている時子(高橋由美子)を中心に進んでいく。時子は、数年前に仕事の帰り道に、弾き語りをしている青年、翔真(鈴木拡樹)に出会った。あまりに歌が下手すぎて、逆に印象に残り、(ちなみに、歌声は披露されなかった…)ライブのチラシを受け取った。それを機に、時子は、翔真を応援するようになる。その応援は、だんだん金銭を伴うものになり…とうとう、あなたは騙されている…と、相談員がやってくる始末離婚して、一人息子とも会えない日々が続き、寂しさを埋めるようにのめり込んだ、翔真を支える生活…それは、相互依存のラビリンスと化していたが、相談員や他にもお金を貸しているというファンの女子、別れた夫、スナックのママなど関係者を巻き込むことによって、時子の望まぬ形で、絶ち切られる。歌を諦め、田舎に帰った翔真から手紙が届き、借金は少しずつ返済されることになる。そして、時子は、10年ぶりくらいに息子の登喜(トキ・鈴木拡樹=二役)と再会する。時子は、ずっと、離婚する時に、息子が父親を選んだことをトラウマに感じていた。が、それは、息子なりの深慮遠謀だったことを知…

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宝塚雪組東京特別公演「NOW!ZOOM ME!!」観劇

望海風斗MEGA LIVE TOUR「NOW!ZOOM ME!!」 作・演出:齋藤吉正作曲・編曲:手島恭子、長谷川雅大振付:若央りさ、AYAKO、港ゆりか、百花沙里装置:國包洋子衣装:加藤真美照明:佐渡孝治音響:山本浩一小道具:今岡美也子映像監督:高橋栄樹イリュージョン:北見伸歌唱指導:HANNA BUNYA演出助手:平松結有映像企画プロデューサー:濱本有紀(凸版印刷)映像制作プロデューサー:後藤和弘映像アートディレクター:CONCENT LAN舞台進行:押川麻衣舞台美術製作:株式会社宝塚舞台演奏コーディネート:新音楽協会制作:谷口真也制作補:松倉靖恵制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社映像協力:Y&N Brothers、凸版印刷株式会社メイク協力:M・A・C 映像配信を見た、という記事で、第1幕のことを記載したので、ここでは主に、第2幕のことを(A)(B)(C)それぞれのバージョンを含めて記載していきたい。が、とりあえず、B席とはいえ、千秋楽を観劇できた奇跡チケットの神様、ありがとう 第I幕は、こちらでリポートしています。観劇したのは、千秋楽なので(A)パターンですが、配信で見た(B)(C)についても、本記事に記載します。入り乱れてしまいますが、時系列の方を重視しました 106年雪組アヤナギ先生というベタな場面から、第II幕は始まる。「3年B組金八先生」のパロディだが、えーと、これ、今の人に伝わってる(アヤナギ先生が演じていたのは、本当に初期の頃のかなり長髪だった金八先生…

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「日の名残り」観劇

朗読劇「日の名残り」 原作:カズオ・イシグロ訳:土屋政雄上演台本・演出:村井雄美術:竹邊奈津子照明:杉本公亮音響:清水麻理子(オフィス新音)衣裳:日下和則舞台監督:今野健一(キーストーンズ)照明操作:山口洸演出部:櫻岡史行、三枝理恵ヘアメイク:荻野明美、堀川貴世、高橋雅子大道具(レンタル幕):ファイバーワーク小道具:高津装飾美術小道具(燭台):シミズオクト衣裳協力:INGEBORG、世田谷パブリックシアター運搬:マイド制作助手:中村みなみチケット管理:菅谷舞プロデューサー:根本晴美、馬場順子企画協力:早川書房 朗読劇で複数キャストというのは、この時期、リスクを最大限回避し、短い稽古期間で上演でき、さらにリピートも期待できるため、急速にこの手の公演の上演が増えている。今年、2公演が中止となってしまったゆうひさんの復帰舞台は、そんな朗読劇となった。とはいえ、ゆうひさん、けっこう朗読劇をやっているし、私は、ゆうひさんの朗読がとても好き。 会場は、私はわりとおなじみの劇場だが、ゆうひさんご出演としては、初めての会場となる、池袋のあうるすぽっと。入場前にお手洗いに寄って手を洗ってから入場するように、というアナウンスがあり、お手洗い経由で入場。入口にサーモグラフィーが設置されていて、足元にも消毒のカーペットがあった…かなチラシと簡易プログラムは、初日は、受付テーブルの上にあったが、受け取れなかった人が多かったのか、次に行った2日には、座席に置いてあった。ロビー内まではチケットをもぎらない劇場なので、そこ…

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