「法廷の王様」配信
コロナ禍で、演劇公演は50%までしか客を入れることができない状態。そのため、配信やアーカイブを取り入れている公演も多い。そうすると、行ってみたいけどハードルが高い公演も見ることができたりして~
今回、ご紹介する「法廷の王様」は、まさしくそんな作品で、こんな状況でなければ、興味はあってもスルーしていたと思う。昨年の「シンケンジャー」マイブーム以来、気になってしょうがない鈴木勝吾くんが、本作とミュージカル「憂国のモリアーティ」と、ふたつの配信作品に出ていて、どっちを見ようか…と考えるまでもなく、両方購入していた。ちょろいというのも、本作は、荒牧慶彦、植田圭輔も出演していて、ちょっと見逃すテはないかな…と思ったのだ。主演は荒牧慶彦。自宅待機をしていた頃、舞台「刀剣乱舞」の一週間連続配信を見たばっかりに、今や、刀剣沼にずぶずぶの私、近侍をまんばちゃん(山姥切国広)にしていることもあり、興味津々である。
リーディングステージ「法廷の王様」
原作:間宮夏生(『法廷の王様 弁護士・霧島連次郎』メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)脚本・演出:西田大輔企画・製作・主催:リーディングステージ「法廷の王様」製作委員会
さて、リーディングステージと書かれているが、どんなものかというと、一応、台本を持っている。しかし、そこには、法廷をかたどったセットがあり、出演者は、ほぼ、いわゆる“演劇”をしているように見える。台本を持ち、読むことで進んでいく以外は、演劇となんら変わらない。朗読劇も様々なパターンがあるが、こ…