「ボーイズ・イン・ザ・バンド」東京凱旋公演観劇
「ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~」
7月にシアターコクーンで上演された「ボーイズ・イン・ザ・バンド」が、全国各地を回って東京に凱旋した。その初日を観劇。コクーン上演時の感想はこちら。
結末を知ったうえで観た凱旋公演は、作品に深みが増したこともあって、観ていてえぐかった。同じ作品で、こんなに受ける印象違うのかな…と。さて、上演された、なかのZERO大ホール、演劇を観るために中野に通うこと、おそらく100回を超えている気がするが、お初の劇場でした南口に降りて左に向かったことなかったもんね(南口はポケットスクエアしか行ったことない…)感染症対策内容は、シアターコクーンと同じ。劇場が…というより、主催が対策の大枠を決めているのかな、と思った。ただ、この劇場は、舞台後方に搬出口がないのか、開演まで背景をオープンにしているということはなかった。
さて、このお芝居のタイトルの「ボーイズ・イン・ザ・バンド」、別に演奏するわけでもないのに、なんでバンドなんだろう…と、ずっと不思議だった。(“~真夜中のパーティー~”の方は、1970年に映画化された際の邦題。実際、真夜中にバースデー・パーティーが開催されているのだから、これ以上ない分かりやすい邦題だと思う。)このタイトルは、映画『スタア誕生』(1954)の中で、取り乱したエスター(ジュディ・ガーランド)に向けてノーマン・メイン(ジェームズ・メイソン)が、“You're singing for yourself and the boys in …