劇場でクラスターか?

「演劇の劇場でクラスターとかありえないでしょ」と思ってきたが、どうやら、そんなことはなかったらしい。 これまで、私が「ありえない」と思ってきた理由は、演劇公演とは、舞台から相当離れた距離にいる観客が、無言で舞台を楽しんでいるから、飛沫など飛んでこないというもの。 出待ち対応をした俳優がいたかもしれない…という可能性は、一応、ここでは排除して書きます。あんまり、信じたくないので。 飛沫が飛ばないのに客席に感染が広がったのだとしたら、エアロゾル感染=空気感染があり得るということだ。こうなると、劇場という空間は、今演劇を行うのにふさわしい場所ではない、ということになってしまう。ニュースを聞いた時、私のスケジュール表は、演劇の予定で埋まり始めていた。週に2‐3本…という、以前と同じようなスケジュールで埋まっていくスケジュール帳…これ、やばくない もし、劇場で感染してしまったら…無症状のうちに、次の劇場に行ったりしないそこで、誰かに感染してしまったら…それも怖いが、自分の中にわいてくる変な思いが、自分でとてもイヤ。もし、観劇が理由で感染し、重症化して死んでしまったら、それが私の生涯最後の観劇になる。予約しちゃった、この芝居でいいのかな、それ…なんて、思ってしまったのだ。そんなこと思ったら、絶対に感動できる大芝居とか、再演ものとか、安パイばっか狙って観るようになる気がする。演劇の楽しみって、ソコジャナイのに… それだけじゃなくて、出演者の一人が感染したら、出演者はほとんど感染するんだな…と知ってしま…

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