「サンセット大通り」観劇

ミュージカル「サンセット大通り」 作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー脚本・作詞:ドン・ブラック、クリストファー・ハンプトン音楽構成:デヴィッド・カレン、アンドリュー・ロイド=ウェバー演出:鈴木裕美修辞・訳詞:中島淳彦音楽監督・指揮:塩田明弘美術:二村周作照明:原田保音響:山本浩一衣裳:有村淳ヘアメイク:宮内宏明歌唱指導:高野絹也振付:前田清実、桜木涼介演出助手:山田美紀舞台監督:二瓶剛雄 最初に取っていた公演は中止になってしまい、ちょうど、別件で入手したチケットの日が、繰り上げ千秋楽の公演になってしまった。雪組公演といい、奇跡の観劇と言える。私、演劇の神様に愛されてるかしらね(たしかに、お布施はハンパない。もちろんお金がすべてではないけれど。あ…それとも、ほかの運を使ってしまってる) 何度も上演されている作品だが、私は初見。なんで初見なんだろう…と不思議でしょうがない。 往年のハリウッドスターの住む豪邸で、若い男が殺されたという衝撃的な場面から物語は始まる。そして、殺された男ことジョー・ギリス(平方元基)が浮かんでいたプール(本当にプールに浮いていたわけではないが、そういうイメージで舞台に上がってくる)からよみがえって、物語を始める。 ジョーは売れない脚本家。借金取りに追われて逃げ込んだ豪邸。そこでジョーは、一夜の宿を借りることになる。それがすべての悪夢の始まりー豪邸の主はノーマ・デズモンド(濱田めぐみ)、サイレント時代の伝説的な女優だった。ノーマは、ジョーが脚本家と知ると、長年書き続…

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