東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

「出島小宇宙戦争」の東京公演は日数も少ないし、まあ観られないだろう…と思い、ドラマシティまで公演を観に行ったのだが、お願いしていたチケットがOKとなったため、噂の「東京建物  Brillia HALL」(以下、カタカナで“ブリリア”と書きますね)に初めて行ってきた。噂…というのは、「舞台が見えない」というもの。ツイッターでは、席に座って開演前の舞台を撮影した「見切れ」写真がかなりアップされていた。最近オープンした劇場では、日本青年館もこけら落としの時に、宝塚ファンがボロクソに言っていたが、その後、話題になっていた「転落防止柵」の開演時収納や、2階席の嵩上げなどを行って、だいぶ改善された感じだ。昨年12月に「ロックオペラ モーツァルト」が上演された時の宝塚ファンの阿鼻叫喚ぶりは、日本青年館を軽く上回っていた。「見切れる」じゃなくて「まったく見えない」という意見が、色々な座席について飛び交ったのだ。 そんなブリリアへ潜入…なにしろ3階席なので、まず、席に到着するまでが一苦労遠い…しかし、3階席の苦労は、開演前よりむしろ終演後の方。階段は途中から2階席のお客さんと合流するため、ものすごく混雑している。青年館は2階席までなので、この点が大きな差になっている。 全席一瞬で完売した公演ーでも、3階席のL列R列は、1列まるごとお客さんがいない席がある。これは、過去の「見えない」というご意見を反映し、販売しなかった席なのかな…と思った。私は、3階席の上手最後尾の席だったが、舞台が見づらいということはなかった。…

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