ショー「アクアヴィーテ!!」感想

ショー・トゥー・クール「アクアヴィーテ!!-生命の水-」 作・演出:藤井大介作曲・編曲:青木朝子、手島恭子音楽指揮:佐々田愛一郎振付:羽山紀代美、御織ゆみ乃、若央りさ、ANJU、百花沙里、中塚皓平装置:新宮有紀衣装:有村淳照明:佐渡孝治音響:大坪正仁小道具:松木久尚歌唱指導:彩華千鶴演出助手:樫畑亜依子舞台進行:香取克英 アクアヴィーテは、生命の水という意味で、藤井先生は、ウィスキーのことだと言っている。でも、お酒って、どれも生命の水なのよねウオッカも生命の水という意味らしいし。 第1章 ザ・キング・オブ・リカーー酒の王者ー音楽:青木朝子振付:羽山紀代美 銀橋下から専科の英真なおきが登場して歌い出し、ショーが始まる。トップシーンで、誰かが銀橋下から登ってきたら、トップさん2番手さんとオペラグラスを上げますよね見事な、藤井先生のフェイントでした(1990年の芝居「アポロンの迷宮」(作・演出:小池修一郎)でも、こんな演出があって、銀橋下から英真さん@まだ下級生が登場したんですよね。オールドファンには、あれ以来のだまし絵でした) 第2章 ジェントルマン・クラブー紳士の社交場ー音楽:青木朝子振付:羽山紀代美 藤井先生のお酒シリーズ、本当に面白いのかな…と思っているクチですが、プロローグの衣装(光沢のある茶系の衣装って、なかなか珍しい)は、雰囲気があって、今回も素敵(Sante!!の衣装も好きだった)あと、舞台後方が巨大なバーカウンターになっていて、そこから生徒たちが次々に飛び降りてくるという演…

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初ヨガ

1月も末になって、ようやく新年初ヨガに行くことができた。 決算で忙しく、なかなか行けなくて… でも、やっぱり、行くと、スッキリする。 退勤時間ピッタリにオフィスを出ないと、間に合わないので、本当に行けるかどうか、毎回綱渡りなのだが、今年こそ、しっかり通いたいと、あらためて心に誓った。とりあえず、月に一度は必ず

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私の#KuToo

昨年、「#MeToo」運動(性暴力・セクハラ被害経験を受けた、と告発する人々を支援するために、「私も同じような被害を受けた」と語って援護射撃。ツイッター上で#MeTooのハッシュタグをつけて世界の女性が連帯した。)をもじった、「#KuToo」運動が話題になった。会社でパンプスなどを履く事を義務付けられる(一部の業種では、こういうことがあるらしい)ことに対して、「NO」という運動だ。これに対して、多くの女性が賛同したが、心無い意見を述べる男性陣や、「私がハイヒールを履くのは、私の勝手。その権利を奪わないで」という女性の意見などが入り乱れ、大騒ぎになった。その頃は、「選択制夫婦別姓」と同じく、やりたい人はやればいいし、「NO」な人のために、規則を変更してあげたらいいのに…と、私は思っていた。 しかーし ヒールは、本当にダメなんです。多くの女性は、加齢の後、足に負担を抱えることになります。 この見事な外反母趾をご覧ください。これが、20年以上ヒールを履き続けた私の足です。(あまりにリアルが醜いのでモノクロにさせていただきました。) 現在、外反母趾+巻き爪で、医者通いをしています。ずっと巻き爪に悩んでいたのですが、外反母趾を直さない限り、巻き爪も治らないそうです。もはや、指を折り曲げることもできないほど、足裏の筋肉が弱っていました。つまり、ヒールは現代の纏足なのです 私の場合、どんな靴でも足が馴染むので、靴を選ばない足だったことも、よくなかったのかな…と、今は思います。ヒール履いて走り回って…

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東宝のトイレは…

いつも、思っているのだが、東宝のロビー階(2F)のトイレ、分岐点のところに立ち止まるのではなく、あと一歩進んで、各トイレ列のところまで、各1名ずつは進んでよいと思う。そこなら、トイレが空いているか目視できるからだ。出た人の数だけ、進んでいく…というのは、数人単位で出入りした場合、すぐにズレが生じる。中には、あと〇人空いてるわよと教えて下さる方もいるが、たいがい、〇人の数字は間違っている。ドアを閉めていないだけで塞がっている個室もあるからだ。誰かが出たらそこへ進む、それを目視する、そこが重要。右に行っても左に行っても1分も変わるわけじゃない。どちらかに進んでお待ちください、って、壁にも貼り紙がしてあるし、ここを守ることで、全員がストレスなく利用できると思うのだ。 あと一歩、右か、左に

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テセウスの船

日曜の夜、「あなたの番です」で眠れない日々を過ごしていたあの頃から、早、数ヶ月。「いだてん」を楽しみ、「グランメゾン東京」でスッキリしていた前クールから一転、再び、眠れぬ夜がやってまいりました。 「テセウスの船」-予告見た時に、「これはやばいやつや」と思って見ていなかったのに…見逃し配信で第1話を見てしまい…嵌まってしまった…終わった…日曜の睡眠が奪われた…原作があるので、ネタバレ情報もありつつ、既に原作と違う部分も出てきているようなので、最後まで楽しみにハラハラしたいと思います。 今シーズンは、見たいドラマが多く、嬉しい悲鳴です。謎解き多いのよね… あ…あと、アニメも。(かいちゃんが出てるやつね)

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宝塚歌劇宙組東京公演「イスパニアのサムライ-El Japon-」

宝塚ミュージカル・ロマン「イスパニアのサムライーEl Japon-」 作・演出:大野拓史作曲・編曲:玉麻尚一、高橋恵音楽指揮:佐々田愛一郎振付:峰さを理、平澤智殺陣:清家三彦装置:新宮有紀衣装:河底美由紀照明:氷谷信雄音響:大坪正仁小道具:西川昌希歌唱指導:彩華千鶴映像:九頭竜ちあき演出助手:生駒怜子舞台進行:香取克英 大野先生のフィクションと史実が入り混じった作品を観るのは、「NOBUNAGA」以来かな舞台はスペインなのに、マカロニ・ウエスタン的風変わりな作品…というか。まあ、大野先生が楽しんで作ってるな~というのは感じたので、よかったねと、大きな愛で包んでおきたいと思います。 江戸時代の初め(慶長18=1613年)、仙台藩の伊達政宗は、藩で船を建造して、スペイン及びバチカンに使節を送った。教科書に出てくる支倉常長の慶長遣欧使節団である。その時、随行した日本人の一部が、長い滞在期間(4年弱)だったため、現地に家庭を持ち、帰国しなかった。その人々の子孫が、現在も、ハポン(日本)という姓を持って暮らしているのだとか。という、史実が下敷きになっているものの、本筋は、大野先生創作のラブストーリーとなっている。 主人公の蒲田治道(真風涼帆)は、仙台藩から和賀家に派遣され、岩崎一揆に参加した武士。史実では戦死したこのキャラクターを生かしてスペインに派遣するところから、大野先生のフィクションは始まる。登場人物も、日本人、スペイン人と多彩で面白い。ラブストーリーなのに、主人公が、無口な武士なため、一気に…

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舞台「RED&BEAR」観劇

「RED&BEAR~クイーンサンシャイン号殺人事件~」 原作:林 誠人 脚本:天真 みちる 演出:中島 庸介(オフィス上の空/キ上の空論) 音楽:遠藤 浩二 プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ(BS-TBS) 舞台監督:西川 也寸志(箱馬研究所) 美術:田中 敏恵 照明・映像:関口 裕二(balance,inc.DESIGN) 音響:百合山 真人(エスイーシステム) 衣装:鈴木 真育 ヘアメイク:工藤 聡美 主催・企画・制作: 2020年RED&BEAR製作委員会(BS-TBS・MIXER・キングレコード・明治座) 七海ひろき、宝塚退団後の初舞台…ということで、舞台「RED&BEAR」を観てきました(ちなみに、そんな七海さんのDSに行った私のポンコツな微かな感想はこちらです。) 豪華客船「クイーン・サンシャイン号」の船上では、人気バンド“ヒア・カム・ザ・サン”の特別公演が行われていた。が、その演奏中に、ドラムのショウヘイ(三原大樹)が背中を刺されて死亡。船にたまたま乗り合わせていた刑事の熊田(西岡徳馬)と、脅迫状を気にしたマネージャーの荻原(新田恵海)から依頼を受けた探偵のRED(七海ひろき)が、この事件を解決すべくタッグを組むことになる。しかし、続いて、ベースのタイセイ(遊馬晃祐)が毒殺され、自分が犯人だと名乗り出たリーダーのチヒロ(正木郁)は、拳銃で頭を撃ち抜かれて死んだ。犯人は、1年前に死んだ元メンバー一人残されたハルカ(近藤頌利)にも犯人の手が伸びる…パーサーの伊藤(佐奈宏紀…

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「DANCE OLYMPIA」感想 その2

柚香光のプレお披露目公演「DANCE OLYMPIA」、第1部の感想は、こちらです。 第2部は、ショー形式。ただし、大劇場公演のショーとはだいぶ趣が違う。たった2週間の公演ゆえに、稲葉先生は、とんでもないステージを創り出した。正直、初見の時(2日目)は、こんな公演、やってもいいんだろうかとまで思った。かれーくん、おめでとう的、のーてんきな気分で劇場に来て、第1部で、まんまと、にまにまへらへらした私は、第2部で、冷水をぶっかけられたような気持ちになった。こんなことやって、かれーくんが潰れたらどうしてくれるのーとも思った。座付演出家の、団員に対する、厚い信頼と、確かな判断あればこそ…だったのだろうか。2回目に観劇した時は、安心して観ることができたし、柚香光に対する尊敬の気持ちは、さらに強まった。まあ、でも、もし、1回しか観ることがなかったとしたら、稲葉先生に対して、「かれーくんを潰そうとした」という印象を拭えなかっただろうし、そう考えると、かなりデンジャーなことしてくれたなというのは、間違いないと思う。それと、もうひとつ気になったのは、会場での写真撮影。2日目の時は、「開演中でなくても場内での写真撮影は禁止」ということを、ものすごくアナウンスしていて、実際、注意されていた人もいた。それが、10日以上経過した2回目の公演では、特にアナウンスもなく、撮影している人をスタッフもスルーしていた。同じ公演中に、こういう変更はまずいんじゃないかな…と思う。(舞台に関するすべての権利は、宝塚歌劇団にあるので、貸ホ…

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宝塚花組東京特別公演「マスカレード・ホテル」観劇

ミステリアス・ロマン「マスカレード・ホテル」~原作 東野圭吾「マスカレード・ホテル」(集英社文庫刊)~ 原作:東野圭吾脚本・演出:谷正純音楽監督・作曲・編曲:吉崎憲治作曲・編曲:植田浩徳振付:尚すみれ、御織ゆみ乃装置:新宮有紀衣装監修:任田幾英衣装:加藤真美照明:勝柴次朗音響:切江勝小道具:下農直幸演出助手:熊倉飛鳥舞台進行:荒川陽平舞台美術製作:株式会社宝塚舞台録音演奏:宝塚ニューサウンズ制作:藤枝太一制作補:恵見和弘制作・著作:宝塚歌劇団主催:阪急電鉄株式会社 東野圭吾の人気小説で映画化もされた「マスカレード・ホテル」を宝塚で上演木村拓哉&長澤まさみ主演の映画を見たのは、もう1年前…になるのか。びっくりあ、ミニ感想はこちらです。 宝塚版の「マスカレード・ホテル」は、木村拓哉が演じた新田役を瀬戸かずや、長澤まさみが演じた山岸役を朝月希和が演じる。宝塚でも、原作のあるミステリ作品を上演したことは何度かあったが、そのまま現代日本人の役を日本人名で演じるのは珍しい。11年前の「逆転裁判」は、成歩堂龍一じゃなくて、フェニックス・ライトだったもんね。少しずつ、宝塚も変わってるんだな…と思う。 通常のミステリ作品だとネタバレ問題があるものだが、ここまで有名な作品だと、犯人も動機もちゃんと知られた上で、あの場面をどう表現するのか…みたいな方に興味が行くので、そういうミステリの上演というのも、面白いな…と思った。脚本・演出は、谷正純先生。昨年、引退すると噂になっていたが、どうやら撤回なさったらしい。デビ…

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メリゴ発声上映会「誘惑のクミンシード」

9月に上演された、劇団メリーゴーランド10周年記念公演「誘惑のクミンシード」。(その時の感想は、こちら。)その楽しかった公演の“発声上演会”が開催されるというので、行ってきました会場では、盛装したメリゴクルー(劇団員)の皆様がお出迎えくださり、普通の発声上映会だと、出演者の皆様も客席で一緒に観る「だけ」なのですが、今回は、主演コンビの羽良悠里さま、華波蒼さまのお二人が解説してくださるのを聴きながら、映像を観る…という、なんとも贅沢な時間でした。 裏話や失敗談、設定の秘密など、次々に飛び出してくる。解説の二人以外のクルーからも、続々と…皆さん、本当に仲が良くて、性格もステキな方々ばかりだから、こういう催しができるんだなぁ~ 次回公演は、神楽坂THE GLEEでの特別公演。「不埒な花は誘惑する」と「ハッピー・メリー・ファクトリー!」の連続上演。「不埒…」は、4月10日(金)18:30~、4月11日(土)11:00~、14:00~「ハッピー…」は、4月11日(土)17:00~、19:30~別々の公演なので、両方ご覧になりたい方は、それぞれチケット買って下さいね。お申し込み先:https://merrygo-tokyo.com/ticket/ (メリゴの手先か、と思った、そこのあなた、その通り勝手に応援団やってます)

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