「カケチガイ」観劇
Offbeat Studio 第一回公演「カケチガイ」
脚本:藤田委甫演出:前田倫良音楽:加羽沢美濃美術:浅井裕子照明:南香織音響:長谷川ふな蔵舞台監督:倉本徹WEB制作:中野了宣伝デザイン:高尾元樹企画・製作:OffbeatStudio
行ってきました~汐美さんが、12月に2本の芝居に出るという暴挙に出たため、相当スケジュールをやりくりして、どうにか、観劇にこぎつけた、まあ、スケジュールをやりくりしてしまえば、場所はウェストエンドなので、こっちのものなんだけれども。
社長の光男(前田倫良)は、妻・佐知子(汐美真帆)と冷えた夫婦関係。二人の会話は家政婦キク(羽鳥友子)によってかろうじてつながっている感じ。光男には、長年の愛人・ルリ(坂東七笑)がいるのだが、彼女が自宅に押し掛けて妊娠したと言い出し、大騒ぎに…。万年平社員の和男(緒方和也)は、妻・良美(俵野枝)といたわりあいながら暮らしているが、彼女が抱える赤ん坊には秘密がありそう…。ある日、上司(奥田務)に連れられて、取引先の会社を訪れた和夫は、そこで取引先社長である光男と初めて会ったがそこで事件が起き、二人の体は入れ替わってしまうー
芝居のシチュエーションとしては、よくある入れ違いものだが、それを機に、どうにも動かなかった、手詰まりの関係性がほぐれ、まさかのストーリーに展開していく。私は汐美さんのファンなので、妻を捨てて愛人を選ぶ光男に憎悪さえ感じたが、これまで、お金を使うことで空虚な心を紛らわせていた佐知子が、社長としてバリバリ、キラキ…