スーパー歌舞伎「オグリ」観劇
スーパー歌舞伎II「新版オグリ」
原作:梅原猛脚本:横内謙介演出:市川猿之助、杉原邦生スーパーバイザー:市川猿翁
市川猿翁丈が、まだ猿之助でいらした頃、この演目は一度観ていて、観てみたいな…でも、ま、再演だしね…と思っていたら、お誘いをいただき、一大決心(だってチケット高いから…)して行ってきました。全然違ってた…たしか、前作では、オグリ党のメンバーが、自分達はいいから、オグリを地獄から娑婆に出してほしいと閻魔様にお願いして、オグリだけが戻されるのですが、今回は、みんな帰って来たよ~てか、この展開だと、帰ってくるよねというこちら側のちっさい期待に応えて、最後の最後に勢ぞろいで帰って来る…という展開にしびれた。
あと、照手姫(坂東新悟)が、自分の意志をしっかりと伝えるキャラで、これが、令和の照手姫なんだな~なんて感じたけど、この辺は、あまり前回を覚えていないので、どうかな…
前作で麗しい照手姫を演じた笑也さまは、小栗党の一人、小栗三郎役。この役も、LGBTQ的なキャラクターで、令和だわ~と思った。
小栗判官役はWキャストだったが、猿之助さん版を観劇。貫録ありました~スーパー歌舞伎なので、歌舞伎界以外のキャストも。翁役の石橋正次さん、閻魔役の浅野和之さん、印象に残った。閻魔夫人は、笑三郎さん。美しかったです